ISBN:4330856069 単行本 松本 英子 交通新聞社 2006/01 ¥1,260
表現者たちのすぴりちゅあるな夕べ、邪念だらけの写経、ネイルサロンで女デビュー…。できたら食べずにおきたい。怪しく濃ゆい人々との出会いをつづった『散歩の達人』人気イラストエッセイの単行本化!

大田垣晴子や かわかみじゅんこファンお勧めの体験コミックエッセイ。
雑誌「散歩の達人」に連載されていたものをひとつにまとめたもの。

いやぁ、コミックエッセイ界は今、戦国時代になっておりますがダークホース来ました。
最先端を走ってるのは大田垣さんや、「ダーリンは外国人」の小栗さんだと私は思っておりますが、同じクオリティかそれ以上に面白いエッセイコミック。なんだ!この実力、どこに隠れてましたか!?
ダヴィンチさん、ちょっと新人発掘より、彼女ゲットして次のダヴィンチ付録「別ダ」で書かせたほうがいいですよ!

素敵な東京魔窟といっておりますが、ネイルサロン初体験やエステ体験など、普通女子ならば通ったことのあるラインが未体験な彼女が、ちょっぴり毒のある目線で体験する。お洒落なものや高額なものに対して腰がひけてる様子と神社やスピリチュアルな高円寺喫茶など、普段他人にあまり共感してもらえない好奇心のベクトルが私とかっちりはまるのだ。

彼女の趣味は稲荷神社を見て回ること。神社には千社札といって舞妓さんや寄席芸人の持つシールのようなものを貼る。
しかし、東京〜船橋にかけて「小岩 武生」という木製の立派な千社札がどこにもくっつけられているようなのだ。
普通シールのようなものなのに「小岩武生」のものは表札のように木製で立派なものをボンドでくっつけているらしい。
http://www.withfox.jp/ こちらで実際の画像が。)
ライトミステリー!!
彼女はそれが気になり、小岩武生の足跡を辿り、札を見つけると編集者と挟み込むように自分の千社札を貼り付けてくる。
一体何者!?

いやぁ、フルカラーでこの値段というのも太っ腹。掘り出し物でした。ホクホク。

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