キル・ビル Vol.1

2004年11月23日 映画
結婚式の当日、元恋人ビルが率いる殺し屋集団の襲撃を受け、参列者を皆殺しにされ、自らも昏睡状態に陥ったヒロイン(名前は明かされない)。昏睡から目覚めた彼女は、殺し屋一味への復讐を誓って、病院を抜け出す…。


うぅう。勇気振り絞ったよなぁ・・・自分。
キルビルは公開前にトレイラーで見たときから、その世界観と映像に惹かれて絶対見にいこうと決めていた。

が!しかし 私の弱点は血!
血が大量に出るってだけで腰が引けて見れなくなる。
ホラーやスプラッタなんてもってのほか、最近のリアルな戦争映画さえ見れない。

いち早く見た友人に「血すげー出るよー多分 君には無理」といわれ、すっかり腰が引けたままここまで来てしまいました。
でもさーやはり見ないわけにもいかんでしょう・・・栗山千明大好きだし。

この映画は面白いという人と面白くない人が周囲では賛否両論だった。
世界にはまれてしまえば最高なのだろうが、細かいところは置いておいてただひたすらの復讐劇にうんざりという意見が多かった。私は後者なんじゃないかなぁと思っていたのですよ。うまくはまれなかったら悲しいなあと。

しかし見始めてしまえば細かい設定シカト上等!みたいなスピード感で最高に面白かった。
いくら平和ボケしてる日本だからといって日本刀持って飛行機とか乗れねーよっ!とか突っ込みつつ。(笑
出てくるキャラ全部、魅力的なのよー。
血!血!血!でクラクラきたけれどラストサムライが写実的に日本を描こうとしたのと正反対であえて「欧米人の考えてる日本」をデフォルメしたような世界。

いやはや面白かった。面白かった。
尻込みしていて損したよっ!

SHADOW

2004年11月24日 日常
ニュースの特集で「カンヌ国際広告祭」の特集をやっていた。
この世界中のCMを集めた広告祭の作品の幾つかを見たとき、「素敵っ!!!」って思える作品を見たんですよ!

アルゼンチン航空の「shadow」というこの作品は、まるでフランスの絵本から飛び出たような作品で、グランプリを取ったプレステのCMよりも何倍も素敵だった。

ある男の子が屋上で遊んでいるときに、上空を飛行機が飛んでくる。
飛行機の影がみるみる近づき、自分の横を通り過ぎていった。
男の子は一生懸命影を追いかけるが、影は屋上から飛び出し消えていってしまった。

後日、男の子は時計を眺めて飛行機の影を待つことにする。
飛行機が来た!
飛行機の影はみるみる近づく。
男の子は大きな缶を屋上の端っこに広げ、飛行機の影がそこに来た瞬間にカパッと蓋を閉めた。

男の子は大喜び。
缶をヒモでぐるぐるに結んで、友達にもママにも自慢した。
「この飛行機で僕はいつか世界中を旅するんだ!」
お風呂にも食事にもその箱は一緒に持っていく。
勿論学校にも箱は大切に持っていく。

ある時、男の子は先生に職員室にいきなり呼び出されてしまう。
そこには航空会社とパイロットの数々。
パイロットは男の子にいった。
「君の飛行機は明日までにローマに着かなければいけないので返してもらえないだろうか?」

男の子は大きな広場でパイロットや先生の見守るなかおそるおそる箱を開けると飛行機の影が飛び出して、大空にも飛行機が飛び立っていった・・・



説明が下手なんだけどこんなお話。
すごいすごい映像も美しくてロマンチックで夢があるお話だ(感涙
これを数十秒で表現したこの作品は最近みたどんな映画よりも感動した。

*キャプサイトはコチラ(実際見ることも出来るかも?)
http://www.brainstorm9.com.br/archives/cat_b38_aerolineas_argentinas.html

les classiqes

2004年11月25日 音楽
少し前に買ったけれどレビュー書き損じたのでそれを。

オルガンバー鈴木雅尭のAPRILSET。
初めて試聴したときそれまで聞いていたラウンジ系とは違うメロディアスな旋律に恋したのよ。
だけどこのアルバムはミニアルバムだったし、フルアルバムが出たら買おうと待ち続けてはや一年くらい・・・
出ない・・・色々なアルバムに楽曲提供するもののAPRIL SETとしては全然でないっ!

あぁ、もう待ちきれない。買うったら買う。と思い立った日が台風が東京に直撃したその日。
会社は交通の乱れを予想して早々に帰宅命令が出たのをいいことにHMVに走った阿呆一人。
うはぁ。やはりいい。ミニアルバムでも飽きもせずにヘビーローテできる曲。
Bossa Presso は鳥肌が出る。メロディアスでボサっぽくて。

彼らの曲もっと聞きたいんだけどさ。コンピレーションやら12インチばかりで一向にまとまりゃしない・・・
こないだのイベントでも私ぶっ倒れてたときだったし・・・(涙

イベントで2度ほど聞いたカーディガンズの「CARNIVAL」のリミックス。
検索してみれば歌っているのはQYPTHONEの大河原泉、リミックスはこのAPRILSET
うわっ。すげー聞きたいですが 12インチに収録のみ・・・あぁ。早くアルバムに全部まとめてっ!!

今回のアルバムの何曲かの試聴サイトはこちら
(こちらは別のアルバムですがフリーテンポや中塚さんも参加してるっ!欲しい!)
http://www.dmr.co.jp/index/aor/aor010.html

なかよし小鳩組

2004年11月26日 読書
倒産寸前の零細代理店・ユニバーサル広告社に大仕事が舞いこんだ。ところが、その中身はヤクザ小鳩組のイメージアップ戦略、というとんでもない代物。担当するハメになった、アル中でバツイチのコピーライター杉山のもとには、さらに別居中の娘まで転がりこんでくる。社の未来と父親としての意地を賭けて、杉山は走りだすが―。気持ちよく笑えて泣ける、痛快ユーモア小説。


 昨日、仕事が早く終わったので何となく六本木ヒルズを歩いていますと前から女子と手を繋いで歩いてくるスタジオアパートメントの森田さん発見!!イヒヒ。
こないだイベントで見たばかりなので背格好も顔もすぐわかりますわよ??

**********

この作品はどこかでお勧めされていて手に取ったものだけれど実は「オロロ畑で捕まえて」という作品の続編らしいです。
これから読んでも勿論わからないことはなかったけれど、続編から見たり読んだりするのが大嫌いなので欝だよっ!!

プリズンホテルのようになんだか愛嬌があって可愛らしいヤクザと弱小広告代理店の話。
泣けて笑えるけれど、もーうちょっといまいちかなぁと。
作中に出てきた頭脳派ヤクザにちょっとばかり萌えてしまい、ダメンズ発揮。

ふーん、こんなものなのかぁと思ったけれど電車で読んでいたら、滅多にないのに乗り過ごしてしまった。
きっとのめりこんでいたんだろうなぁ・・・

*夜霧のネオンサインさま
 実は以前から他の方のリンクから読ませていただいてたのですが、やはりいつ読んでも面白いのでリンクさせていただきました。(照
アメリカに住む友達からメールが来た。
私の生活なんかかわり映えしないし、語るべきことが何もないので返事もしない冷たい奴だというのに時折彼女は自分の近況をメールにして送ってくる。
彼女は私がいたバンドのボーカルで、広田玲央名に似た妙な色気のある子だった。
高校の入試で連番で何気なく口を聞いて以来、仲良くなり見事に二人とも合格、同じクラスにはならなかったのに一番一緒にいた子だったけれど、だんだん彼女の嘘と見栄につきあってることが辛くなり、疎遠になってしまった。

見た目の派手さや気の強さとは違い、彼女の声は甘くて優しくて、凡そ私たちの大好きなロックやパンクとはかけ離れている。
彼女の歌うlovin’youを聞くためにたくさんの人が私たちのライブにやってきた。
私もみんなも彼女の声がすごく大好きだった・・・

彼女からメールが来た頃、私はこのアルバムを聞いていて一度だけやった「60’sLIVE」で彼女はプレスリーを歌ったのを思い出した。
プレスリーの曲とは程遠い曲に仕上がったけれど、彼女のよく通る甘い声のプレスリーはなんだか煙草の煙とバドワイザーのとともに脳裏に蘇ってきた。

今、彼女はベビーを抱きながらあの柔らかい声で子守唄を歌ってあげてるのかなぁ?
彼女が歌うことをまだ忘れていないといいんだけど。
私がベビーなら彼女の歌で眠りたいって思うものなぁ。

エルヴィスの曲は他にもたくさんの思い出がいっぱい溢れてる。

RE:KJM 

2004年11月29日 音楽
日曜のお昼にはJ-WAVEを聞くことが多い。
そこで流れていたチャラの曲が非常によかったので検索大会。

沖野のKYOTO JAZZ MASSIVEのMIND EXPANSIONSという曲だった。
今回のアルバムはすごい豪華メンバーで、Cosmic Village feat.Chara、Monday満ちる、Electric Sheep feat.Ua、Jazztronik、福富幸宏feat.Earnest、Sleepwalker、Calm、Chari Chari。

これとあわせてもう一枚出てるらしく買うかどうかまた悩む私。あぁ。

*試聴サイトはこちら
http://www.neowing.co.jp/JWAVE/detailview.html?KEY=XACQ-25001
この間会社を辞めてしまったMさんは夜遊びが大好きだったようで、その行く先々で名刺を配り歩いてたらしい。

そのお店がリニューアルオープン。または姉妹店オープン。
名刺が流されていった先。もう、鬱陶しいくらいにDMが会社に届く。
DMをわざわざ本人にまで転送するのも何なのでおいしそうな食べ物のお店の割引券は女子で分ける。

今日送られてきたお店はクラブのようで、イベントやらパーティーにもスペースを貸し出したりするところらしい。
(詳細はまだきちんとサイトをみていないので把握していない)
チラシがヒップホップ色が強いため、放置しておいたけれどイベントスケジュールを見てびっくり。

12/18 RealMusic”Voyage”というイベントでのDJは沖野修也、LAVA,森田昌典だ!きぃーちょっと見たい!
まだ公式サイトにも載ってない!?

*こちらがそのお店→http://www.e-alife.net

青空感傷ツアー

2004年11月30日 読書
音生が、わたしの腰を持った右手に少し力を入れて、叫んだ。「なあっ、芽衣ちゃん、わたしとどっか行こうや!」 美人で高慢で愛すべき女友だち音生と、彼女に言いなりな私。女二人の感傷旅行の行方は?



 読みたい本を片っ端から読んできてだんだん余裕が出てきたのでジャケ読みをしてみる。
綺麗な表紙の本を2冊選んで悩んだあげく(既にもう5冊以上の本を手にもっていたので)一冊に決めてこれにした。
画像出てよかったなぁ・・・

しかし諦めた一冊のほうは ここで相互リンクさせていただいてるふかみんさんに絶賛されていた「パイロットフィッシュ」だった・・・ううぅ(涙)あれから、その本には出合えておらず・・・ 運命ならばまた会えるやね。綺麗な金魚ちゃんの表紙ね・・・

この本のゆったりした流れと登場人物がすごく好きになった。
音生(ねお)という美少女。
どこからどうみても美しさであふれてる彼女。その美しさゆえか歪み、腹黒く、傍若無人。
だけど美しいから皆に許され、主人公も同姓ながら見とれて振り回されてしまう。

きっと近くにいたら一番愛してしまい憎んでしまうだろうタイプ。
物事を包み隠さずに発言する彼女は本を読んでても「顔出せ顔!」とムカムカしてしまうけれど
やはり同じ女性としてその誰をも魅了する外見には憧れてしまうんだよなぁ・・・

主人公と身勝手な美少女の大した目的も終わりもない旅がゆったりと柔らかに描かれている。
作者の柴崎友香は少女漫画の原作やこういう柔らかな作品を得意としてるらしい。
「彼女の部屋」という短編集がとても作者らしくてよいとファンの方のブログで書かれていた。
公開中の「今会いにいきます」のような短編を紹介してある文で涙が止まらなくなってしまった。
悲しくてせつない話をなんてさらりと書くんだろう。
今はまだ無理だけれど、いつか自分の心が整理できたならば、その本を読んでみようと思う。

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