DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2005/06/22 ¥2,000

マンハッタンの高級ホテルで働くメイドが、ひとつの嘘をきっかけに、未来の大統領候補と言われる政界のサラブレッドと恋に落ちる。だが、嘘から始まった恋は果たして成就するのだろうか…。ジェニファー・ロペスとレイフ・ファインズが共演したラブ・ストーリー。


あぁぁ。どうにもこうにも体調がくすぶったまま。
眩暈を誘発するものが「乗り物」とか「近くの画面を長時間みること」なので、PC作業とか読書とか私の趣味がどんどん奪われていって辛い・・・きぃぃぃ〜!
なので溜まったビデオなんかを消化してます。

メイド・イン・マンハッタンは公開当時ジョン・ヒューズ監督ということで絶対に抑えようとしてたのですよねぇ。(でもこれは勘違いで実は秋林さんのとこを見たら脚本だけだったんだけ)
だってジョン・ヒューズといえば普通の方は「ホームアローン」やらファミリーコメディの王道作品を作ることで有名かもしれませんが、高校の時私が目からハートを飛ばしてみたアメリカ青春映画、モリー・リングウォルドの「プリティ・イン・ピンク」や「ブレックファストクラブ」、なんといってもその青春王道物でも一番大好きな「フェリスはある朝突然に」なども監督・脚本している監督なんだよ〜。きゃー。
当時初めて海外に「プロム」があることを知って「何とか日本にも導入してやる!」と真剣に考えたっけ・・・

安心して見られる現代のおとぎ話にジェニロペかぁ・・・
だってほら肉食獣だし・・・元々金持ち臭ムンムンの彼女が質素で控えめなメイドなんておかしいわ!などと不満たらたらだったのですが、蓋をあけてみれば意外に彼女 生活感溢れる子持ちシングルマザーが板についてて私生活の華やかなゴシップをしばし忘れられたかな?

ともすればワンパターンなエピソードの連続なんだけれど、もー私はこれが見たかったのよ〜。
彼女がシンデレラになっていくのも、一度身を引こうとしちゃったりするのも王道パターン。
だけど、みんな吉本新喜劇を見るとき「来るぞ〜来るぞ〜」と期待しながら、「キター!」って思いチャーリー浜の何十年来のギャグに大笑いするんもんでしょ?
それと同じ気持ちで私のような映画ファンは楽しむのですから、「予定調和すぎ!!」とか怒らないでくださいませね。

新潮45 10月号

2005年9月21日 読書
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000008-ykf-ent&;;;;kz=ent

「中村うさぎ今度はデリヘル嬢挑戦…源氏名は叶恭子 」

新潮45に今回掲載されてます。面白かったんだけどちょっと引いた・・・
ウケの為にそこまでやっちゃうの?

・・・・・ホストとブランドで借金かさんでるのかなぁ・・・・。
あくまでも彼女は47歳になって男性から「女性」として見られることがなくなり危機感を感じて
てっとり早く自分の価値を「金額」で知ることの出来る風俗を始めようと思ったらしい。

整形ってのは最近割りと世間からの許容度がぐっとあがってきているので「美への執念」みたいなので笑えたんだけど
ヌード→風俗 ここの飛び越え感って普通の女性なら結構ハードルあると思うんだよねぇ・・・

ここまで飛び越えさせたのって何なんだろう??
彼女は知名度や金に平伏したセックスばかりしてきたから、ただ純粋に「女」になりたかったそうな・・・

CODE46

2005年9月21日 映画
DVD ハピネット・ピクチャーズ 2005/03/04 ¥3,990

徹底した管理社会になった近未来。上海でパペル(パスポートとビザの機能を持つ滞在許可書)を製造・発行する会社で、偽造パペルが作られていると通報があった。調査員ウィリアムは、社員のマリアが犯人だと突き止める。しかし、彼女にひかれた彼は、本社に嘘の報告をするのだった。


映像と世界観が素敵。
ボーダレスなくせに妙に閉鎖的な世の中になっている。
科学の進歩は時に残酷で愛をも引き裂かなければいけない。

CODE46
(1)子作りの前に遺伝子検査を義務づける。遺伝子が100%、50%、25%同一の場合の受胎は許されない。
(2)計画外の妊娠は胎児を検査すること。100%、50%、25%同一の場合は即中絶すること。
(3)両親が遺伝子の同一性を知らない場合、法規46違反を避けるべく医療介入する。
(4)同一性を知りながらの妊娠は、法規46に違反する重大な犯罪行為である。


こういう大前提がしかれているから、期待度も高かった。
「ガタカ」のイメージで見たらもうちょっとばかりコチラは心の目でみる作品だった。
結局のところ近未来にいたっても「エターナルサンシャイン」と同じ結末なわけで。
私としては非常に納得。

もしかしたら未来人は都合のいいように心を操作することが出来て、今私たちが苦しんでいるような想いなんかしないのかもしれない。
様相や世界、何もかもが変ったとしても人の心ってのは不変であって欲しいってのは現代人の願いなんだよな〜。

「結局のところ人の気持ちってさぁ。ちょこちょこっとメスでいじくったって軌道修正できないもんなんですよ!!」(サンボ風)

と鼻息荒く見終わりましたとさ。
この話が将来おとぎ話としてフフンと嘲笑されませんように。
監督ティム・バートン、主演ジョニー・デップの4度目の顔合わせは、ロアルド・ダール原作の人気ファンタジーの映画化。ウォンカ氏が経営する巨大なチョコレート工場に、5人の子どもたちが招待され、驚くべき体験をする。5人のなかで、唯一、貧しい一家の少年チャーリーで、天才子役のフレディー・ハイモアが名演技を披露している。ほぼ原作どおりの展開に、ウォンカ氏の幼少期のトラウマなど新たなエピソードが加わり、彼の人物像に深みが出た。


ツレはこれで二度目のジョニーデップ映画。一本目は「パイレーツ・オブ・カリビアン」

「あのね、これはカリビアンの船長役の人だよ?顔が全然違うけどね。同じ人だからね・・・」
「この映画でジョニーは久々に来日したんだよ。そんときのエピソードはさぁー・・・」
「これはさ、絵本のリメイクだよ。子供のころ読んでね・・・・」
「ティムバートンとジョニーの組み合わせはこれで4本目でね。ティムバートンってのは映像美にさぁ・・・」

・・・・スイマセン。興奮して私かなり鬱陶しい映画ファンになってしまいました。
これは映画ファンが陥りやすい病ですよね。語りたがり。

私は志半ばで口塞がれましたが、馬鹿者〜!あと小一時間語らせろ〜!!

「だからね、これはさ、サルマンだよ!ロード・オブ・ザ・リングの悪い魔法使い!ねー覚えてる!!?」

これはこれは本当楽しめる映画を作ってくれて有難う。ティム。
どうやらすっかり遊園地のアトラクションを楽しんだ後の軽くハイになってしまい、自分も自己中心的でアダルトチルドレンなウィリー・ウォンカになってしまったようです。

こりゃ〜皆様スクリーンへすぐさまGO!
東京圏内の方は六本木ヴァージンシネマか池袋シネマ・ロサへGO。
チョコレートの香りとともにこの映画が楽しめるよ!

ぜひ荒井注似のウンパルンパを楽しんでください。

これを見た後はハーシーズだろ!!とジャスコに猛ダッシュして板チョコゲット。
絶対に絶対にないのに銀色の包み紙をそーっと空けた。
あぁ・・・ゴールドチケットなかったね・・・と
しょんぼりした後、いつもより念入りに歯磨きしました。
ISBN:4104750018 単行本 垣根 涼介 新潮社 2005/04/01 ¥1,575

リストラを専門に請け負う会社に勤めている真介の仕事は、クビ切りの面接官。昨日はメーカー、今日は銀行、女の子に泣かれ、中年男には殴られる。はっきり言ってエグイ仕事だ。それでもやりがいはあるし、心も身体も相性バッチリの恋人もいる。そして明日は……? 笑って唸って泣かされる、恋と仕事の傑作エンタテインメント!


女子はいつでも突然のキスに弱いものなのです。

それはダムの決壊にすごく似てて、それまで「こんな奴好きになんかなるものか!」
という意地が一気に流れ落ちて放出する。

もし相手が嫌いならば女子は「突然のキス」を出来るエリアに男子を入れないものね。
しかし今回もライトに登場するラブシーンにはやはり萌えない。
ラブシーンにはムードとロマンチックさを要求する私ですので、キスを「口を吸う」って表現する時点でもう既に心が離れます。
強引でクールな主人公、真介は素敵なんだけどさ。

ミクシのファンコミュ人数などを見ていると人気はまだまだだなぁと垣根さんですが、私の中では安心して読める作家。
多分にびっちり風景から人物まで書き込んだ文章が好きなので、どれを読んでも平均値以上の面白さがある。
(だから期待度も高いので少しでも好みに合わないとがっかりもするんだけど・・・)

初めての作家の読む本を選ぶとき、大概その作品の評価やあらすじなどを軽くリサーチしてから読みます。
垣根さんにいたっては不要!!だって面白いもん。絶対。
なので今回何のリサーチもなしにバイオレンスを読むファイティングポーズでページをめくる。

「いつ人が死ぬの!?いつ女子が乱暴されるの!?」ドキドキ!!

あれ?最後まで人シナナカッタヨ・・・・?

女子もレイプまがいに乱暴されて、

「もうこんな汚いやつに犯されるのは嫌!でもなんか体がいうこと聞かないの!あぁーすごいイイかもしれない!私は貴方の奴隷よー!!」

ってのもナカッタヨ・・・?

今回垣根さんにとってバイオレンスでないごく普通の小説であります。
今までの暴力シーンを「希望退職を勧告する巧みな会話術」に摩り替え、緊迫するチェスや将棋などのような相手の一歩先を読んでいく駆け引きが非常に面白い。

私事ではございますが、去年業績不振から我が会社でこの小説同様の「希望退職制度」ってのがありました。
この希望退職ってのはあくまでも本人の希望とはいいつつ、きっちり会話側がリストラ社員を絞って、退職を勧告するもの。
それでも「首!」と宣告するのは法律違反なのであくまでも真綿でギリギリと首を絞めていき、本人から「辞めます」といわせるネゴシエーション。

かなりこの本のやりとりは小耳に挟んだ、本物の駆け引きと同じものですな・・・・
サラリーマンの皆様は一度は寒気を感じる本かも。

むかしのはなし

2005年9月16日 読書
ISBN:4344007417 単行本 三浦 しをん 幻冬舎 2005/02/25 ¥1,575

人は変化する世界を言葉によって把握する。どんな状況においても、言葉を媒介に誰かと繋がっていたいと願う…。語られることによって生き延びてきた物語である「日本昔話」を語り変えた書下ろし7編を収録。


本日勢いがついてネタバレ気味スイマセン。

三浦しをんは小説も悪くないけれど、エッセイが特に面白いのよ。
ボイルドエッグズというサイトで最新のものは無料で読めるのでちょっと覗いてみると面白いかも。
http://www.boiledeggs.com/siori/sback.html

この本は、昔話をベースをした短編集なんだけれど、途中からそんな設定を忘れてしまう。
あまりにも昔話とはかけ離れたストーリーなので、倉橋由美子の「大人のための残酷童話」あたりくらいのモチーフ配分を想像するとかなりがっかりするかもしれない。
その昔話をほんのり連想する程度のものですから、これから読む方はご注意を。

中でも女子高校生の一人称で書かれている「天女の羽衣」をモチーフにした話が好き。
こればかりは読んでカラクリを知らなければ何ともいえないけど、ぞっとするよ〜?

彼女の書く状況と行間から真実が溢れ出ているのに、一人称の「わたし」だけその真実に気づいてない。
純粋に本人だけ都合のいい現実を妄信してる状態なの。
悪趣味だけど、少し前にネットで有名になっていたいわゆる「妄信日記」があって、その彼の妄信っぷりにすごく似ていた。

実はこの短編たちはすべて「この世界が3ヶ月で終わる」ということで繋がったストーリーたちなのですが・・・
私はこういう短編が小憎らしい演出でリンクしていったりすることや、限られた時間の中での人間模様モノにすごく弱い。
ストラーイク!!

たかが本されど本!!だけどね。
すごくビビリなので、こういう話を見聞きするたびに、「世界があと3ヶ月で終わるならば私はどうしよう・・・」と真剣に未来予想しオロオロしながら目をウルウルさせる。
電車で本を読みながら、向かいのサラリーマンや学生たちを見ながら「この人たちもすべて無くなるのだ。」などと妙にリアリティを出して悲観的になるのだ。

それよりもあの人は交通機関ももう無いだろう「終わる世界」の、その90日の中で私に会いに来てくれるかしら?
そんな風になったらもう私のことなんか忘れてしまうのかもしれないな・・・
最後の一日じゃなくてもいいから、一回でも会えればいいな。
ペーパードライバーの私はどうやって移動したらいいのかな・・・

つまらないことでもう途中から頭がいっぱいになって一晩ウンウンと唸ってしまった。
DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2004/08/06 ¥4,179

伝説のミュージシャンの娘として好き放題の生活をしていたモリーが、財産を管理していた会計士にだまされ一文なしに。彼女は親友と同居しながら、音楽プロデューサーの娘レイの子守りをすることになるが、アバズレなモリーと潔癖症の真面目娘のレイは水と油のような存在だった…。


ブリタニー・マーフィーのお馬鹿ちゃんなカワイさが見所だ。
(彼女の目のクマはメイクなのか、リアルなのか悩むところ。メイクだったらやりすぎじゃない?)

主人公モリーは奢り高ぶった金持ち奔放っぷりで、世間についてはまったくの甘ちゃんだ。
それは、友人や好きな人に対しても強引で人の気持ちを考えないから。
彼女がある事件から一文無しになって、自立をせざるを得なくなり嫌がおうでも世間の荒波で生きていかなきゃいけなくなってしまう。
そんな中でモリーは、潔癖症な大人子供レイをベビーシッターすることになり、反発しながら互いに成長していく・・・

だけど・・・主人公の細かい心の流れには同情してついていけるものの、
彼の恋する有望若手シンガーとレイなどの周囲の人々の心の流れについていけない。
ええぇ・・?貴方そんな理由で前シーンで大嫌いだったのに、その相手を許しちゃうの?

モリーが恋する若手シンガー、ヒューイはいかにも売れなそうなロッカーなくせに心構えだけはなんか異常に繊細だし、
あれほどまでキィキィ騒いで反発していたレイもいつのまにかモリーを好きになっている。
子供の気持ちなんていくらでもコロコロ変ってしまいそうなもんだけれど、最初あれだけ偏屈で頑固なところを見せられたのであっけなさで呆然。

勿論行間では周囲の人々の気持ちってのは読み取れないことはないんだけれど、決定的なエピソードに少しかけるなぁと思ってしまう。
遊園地のエピソードなんかはすごく好きなんだけれどね。

そこまで丁寧な描写を求める私が神経質すぎ!?
ISBN:4062127385 単行本 大道 珠貴 講談社 2005/01/28 ¥1,575

女の人って、いつも傷を抱えてるようなもんじゃない? ここに。
こころの傷口にウオッカを吹きかけ、痛みをたしかめながら生きていく。永遠子、40歳の恋愛遍歴。
40歳の今、恋人である寿一郎を手放せばもうあとがない、とも思う。でもそれは焦りからくるものじゃあない。それならそれでいいのだ。もうそれで恋愛というものが終わるとわかっているならば。しかし恋愛は思いがけずしてしまう。自分でも予定していないとき、不意に。


40歳で独身、子無し、しかも無職。
恋人との切羽詰った関係。
「あぁ恐ろしい・・・明日は我が身」と打ち震えた。

しかし主人公の永遠子は実際拍子抜けするほど気楽に生きてる。
内々に感じることはあっても甥や姪に対しても全く気を使わず、むしろ子供と同じ目線で本気で喧嘩をしてる。
親や兄弟に頼ったり、甘えたりすることも恥ずかしいと思わないし、常にニュートラルで自然体で暮らす。
内々に弟に恋愛感情を抱いていたりしてるくせに、でもそれを糧にもストレスにもしてない。
彼女の状況は人から見れば最低最悪なんだけれど、何せ本人がそれをなんとも思っていないところが救い。

40女のディープな半生をあっけらかんと話したストーリー
いい意味でも悪い意味でも後味のない、街角でふとすれ違った感覚の本でした。

私も永遠子ちゃんのようにストレスも感じてないし、毎日が楽しい。
仕事も大好きだし、会社帰りには友達と飲んで遊んで踊り狂って、稀に男子とデートをして甘い気分になって。
なのに最近、体のどっかが悲鳴あげてるの。
私の預かりしらないところで。
只今世界がグルグル廻る「良性なんちゃら眩暈」って奴で苦悶中です。ハァ・・・・
DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2005/06/24 ¥995

舞台はアイルランドのダブリンで、ソウル・バンドを作りたいと夢見るジミー(ロバート・アーキンス)は、新聞広告で仲間を募集し「ザ・コミットメンツ」を結成、徐々に人気は高まっていくが、同時に内輪もめも多くなっていき…。


日曜の夜には必ずネイルを塗りなおしていた。
でも今回は少し違う。
何年もヤスリで丹念に整えていたスクエアオフのネイルを爪きりでプチプチと短く切り落とす。
久しぶりに見る私の手。
あぁ。そうだった。私はこんな無骨な手だった。

それというのも、先月同窓会で卒業以来のクラスメイトに言われた。

「まだギター弾いてるの?」
「残念ながら今はもう全然なの。ほらこんなネイルだし。」

去年も同じようにメールが来たっけなぁ・・・当の本人は自分が音楽やっていたことさえ忘れかけてるのに彼等の記憶の中の私はいつまでもギタリストなんだ。

懐古主義は私に似合わない。昔を懐かしんでばかりじゃ前に進めないし。
なのに音楽映画ばかりをわざわざ選んでみているのは何故?

最近だとケビン・スペイシーの「ライフ イズ デビッドゲイル」で知られているアラン・パーカーの他の映画を実は私はそれほど好きじゃない。
だけれど、この映画にかける想いったら群を抜いている。
多分これは自分と重ねあわせているんだよな。
音楽が好きというだけではやっていけない。
傍からみると本当にちっぽけで下らない人間関係のもつれを痛いほど感じたから。
だからこそ花火のように一瞬だけ打ちあがったコミットメンツのステージラストの曲「トライ・ア・テンダネス」がすごくいい。

映画をみた私は心のどっかが少し決壊してしまったのかも。
ネイルをばっさり切り落とし、久しぶりに埃を被った私のかつて愛した相棒・・・
ユニオンジャックの大きなステッカーを貼った黒いギターを引っ張り出す。
錆びた弦に指が思い通りに動かなくて地団太を踏む。
ピックなんかもうないから10円玉で弾く。

ギターを抱くように朝まで寝て、翌朝会社に行くまでまた弾いた。
指が腫れあがってもまだなお。
少しだけ零れ落ちた気持ちは収まった。
こんな気持ちと爽快感久しぶり。
私は嬉しくて会社で腫れあがった指を自慢した。

「ねぇ、私一晩中ギター弾きあかしちゃったよ・・・・」と。
ISBN:B000B41IZQ − メディアファクトリー 2005/09/06 ¥450

うがー!!
鴻上さんと恩田さんの対談最高だったよ!!
それだけで「今月のダヴィンチ購入一片の悔いなし!!」
聞き手と受け手が逆になっちゃってるじゃないですか!?またそれが面白い。

そして今回でみなっちの「殿方の心」連載終了・・・・うわーん。寂しいなぁ・・・

★読みたい本リスト★

・サブカル「真」論/宮台真司
・もっとできる 男のたしなみ
・アッコちゃんの時代/林真理子
・女王様と私/歌野昌午
・シンデレラストーリー/鴻上尚史
・ラブアンドセックス/鴻上尚史
・キップをなくして/池澤夏樹
・2005年のロケットボーイズ/五十嵐貴久
・埋み火/日明恩
・桃色トワイライト/三浦しをん
・タイは今日も海色/坂本京子
・プリズンガール/有村明美
・着物のいろは/前野未悠
・ぽこりん〜ダイエットな人生〜/響翔子
・女 ひとり寿司/湯山玲子


オムニバス CD インディペンデントレーベル 2004/08/04 ¥2,300

「台風14号の去った日の夕方、東京はこんな色の空でした。」

一昨年ほど前に出たこのアルバム。
『ジャンルに拘らない曲』を『ジャンルに拘らないメンバー』がカバーしたアルバム。ほんとに名曲ぞろいです。
原曲へのオマージュをコンピレーションはたくさんありますが、私の好みとしては原曲の雰囲気を最低限壊すことなく、自分の色を加えたアレンジをしたものが好きです。

勿論このアルバムで注目したのは私が何度もこのブログで好き好きといい続けている「I like it」です。
元々この曲は80年代のDeBARGEというグループの曲をJOMANDAがカバーして今やR&Bの代表曲ともいえる曲になったわけですが、日本人でここまで素敵にカバーしたsilly素敵なのだ!

 このsillyというグループは実は今回私が運命の再会を果たしたグループであります!
元々私が3,4年くらい前、ADSLが普及し始め「無料のMP3」(モチロン合法のもの)を色々なサイトで落としては聞いていた時期がありました。そこで知ったのがMUZIE(http://www.muzie.co.jp/)というサイトです。
ここはアマチュアのミュージシャンが自分の曲を登録して自由にDLしてもらい色々な人に曲を聞いてもらえる場で、そこで私が検索して見つけたのがこのsillyです。
失礼ながら他のアーティストとは一線を画した音の出来上がりと伸びやかなボーカルの声にメロメロですぐさまDLして色々検索したのですが、公式サイトも更新ストップのまま、新曲も更新されないままで、もしかしてこのグループは活動をもうしていないのかもしれない・・・・と燃え上がった心の炎を無理やりに鎮火させたのでした。

今公式サイトをみると彼らは精力的に活動しており、AVEXからもアルバムが何枚か。
素敵な声を持つボーカルのakaneさんはソロでも活動しており、このアルバムでも別曲で歌っています。
あぁ。嬉しい。密かに応援をしていたsillyが実はビッグになっていてくれたなんて!
これからも応援しますよ!silly!

★BEti試聴はコチラ
http://www.cisco-records.co.jp/cgi/title/rnb/detail_115689.php

★silly公式サイト(曲の試聴が出来ます、ちなみに私が当時惚れた曲『I wanna get your love 』は必見です)
http://www.silly.jp/

檸檬のころ

2005年9月9日 読書
ISBN:4344007476 単行本 豊島 ミホ 幻冬舎 2005/03 ¥1,470

いっそ痛いと思った、その痛みだけは思い出せた。かっこ悪くて、情けなくて、でも忘れられない瞬間がある。田んぼと山に囲まれた、コンビニの一軒もない田舎の県立高校を舞台に綴る、青春の物語。


まるで青空廊下のような話だった。

私の行っていた高校は教室のある生徒棟から音楽室などのある特別棟までの廊下に天井がなく、まるで屋上のような風貌だった。
誰が名づけたのかそこはみんなから「青空廊下」と呼ばれていたのだ。

通行することは勿論、お昼にはそこでお弁当を食べたり、放課後は色々な部活の練習場所になったりする。
晴れた日には休み時間みんな青空廊下で話したり、遊んだりと教室よりもその印象が強い。
私がベースを背負って学校に来る彼を見ていたのもここだったし、その彼と別れたのもここだ。

ひとつの高校に通う色々な生徒の色々な日常。
短編集でその個々のストーリーがまるで輪唱のように重なり合ってる。
あるひとつの話の主人公が次の話では傍観者だったり、ただ視界に入るだけの人だったり。
高校時代、生徒の数だけドラマがあって、それを多角的にショートストーリーにしたのは面白いなぁ。
その一編に出てくる、「私はこの耳で生きていってやる!」と虚勢を張って、男子に好きともいえず、人とはずれたマニアックな音楽をあさるあの子。あぁ。これは私だ。
クラスで人気のある可愛らしいキャーキャーいってる子たちを少し内心妬みながら、口では馬鹿にしつつ学校行事も「馬鹿馬鹿しい!」なんて子供じみたかっこつけで出なかったりした。青かったな。私。

卒業して5年ほどたったある日、私はこの青空廊下を思い出し、たまらなくなって文化祭に出向いた。
高校生の出店や出し物なんて興味ない。
青空廊下の思い出を味わいにいったのだ。
田舎にある母校のあの開けた空間にいった瞬間、目を疑った。

だってあの人がいたんだよ!
ここで6年くらい前に別れた人がさ。
私の記憶の中では彼があまりにもこの風景に馴染みすぎてしまって、「あれ?なんで制服きてないの?」
なんてトンチンカンなことを彼に思わず語りかけた。
その瞬間卒業して5年過ぎたことがまるで嘘のようだったし。

話を聞くと彼もここが懐かしくて一人でフラリと来たらしい。
何もなかったかのように、私は青空廊下で彼と6年前と同じように話をして、そして別れた。
そしてそれきり。これが私の「檸檬のころ」の結末。

(ヒミツ日記に続く)
オムニバス CD ソニーミュージックエンタテインメント 2005/08/24 ¥2,520

悩み中。
須永辰緒の選曲する夜に聞くジャズ、その名の通りの「夜ジャズ」が発売。
スタンダードなジャズファンでも耐えられ、きっと本物のジャズファンからすれば邪道なクラブジャズ派でも喜べるしっとりとした一枚。注目すべきは1曲目 e.s.tの「Spam-Boo-Limbo 」がものすごくいい!

ジャズというにはドラマティックな切なすぎるメロディラインでひとつのストーリーか映画を見ているかごとくの旋律なのだ。
ちょこっと調べてみたならば、このe.s.t.というスウェーデンのジャズピアノトリオの彼等を須永さんは敬愛していて、彼等の応援団長として色々な曲をリミックスし紹介してる。

今回の「Spam-Boo-Limbo 」は「Somewhere Else Before」 というアルバムに収録されていますが、試聴してみたら去年の20周年イベントでのお土産CDにも中の曲「Dodge The Dodo」が収録されてました。(私はこの曲を聴きながら垣根さんの小説を読んでワクワクしたんだけど)
正直、試聴を聞く限りでは彼等の曲はアンビエント色が強くて退屈しそうなんだけれど、この2曲は最高なのですよ!!

あ、10月には早くもこのシリーズ(夜ジャズ)の2枚目が出るみたいです!

★須永辰緒の「夜ジャズ」の試聴はコチラ
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/VA/CompilationInt/sound/list1.html

★須永さんのリスペクトするe.s.tのアルバム試聴はコチラ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005NBZ8/qid=1126168173/sr=1-2/ref=sr_1_10_2/249-2759341-5034747
DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2003/04/18 ¥2,625

1973年、弱冠15歳にして「ローリング・ストーン」誌の記者に抜擢され、あるロックバンドのツアーの同行記事を書くことになった少年ウィリアム。旅の中で知るミュージシャンたちとの友情、ジャーナリストとしての葛藤、そしてせつない初恋が当時のロックとともにつづられる佳作映画である。


流れるような映画とメロディ。
随分前から見る機会を伺っていたんだけれど、これがチャンスとばかり。

ケイト・ハドソンの小悪魔な魅力がずるすぎる。
いつもファーを身に纏い、ヘソだしのトップス。
そして人を射抜くような眼差しが心に残る。
「愛」が何かもわからない僕達のいくつかの季節。

私がロックを愛していた頃、やはり親の束縛や子供でいること、清潔な世界に嫌気がさして彼らと同じように過ごした。
毎日ものすごく真剣で人生や命を軽々しく賭けてみたり、自分を苛めたり愛に狂ってみたり。
一周してから見るから思うこの映画への郷愁のような感情。

そういえばその頃いつも2,3バンドのメンバーでスタジオとライブハウスと居酒屋を毎日ぐるぐる廻っていたんだけれど、
誰の彼女かわからないし、誰の知り合いだったかも今となってはわからないけれど、「ユミさん」っていわれるすごく綺麗な人がいつも一緒にいたんだった。すごく華奢で色が透けるような白い肌に茶色の長い髪が似合ってた。
ユミさんは私より年上で働いてるのかも、学校にいってるのかもよくわからなかったんだけれどいつも一緒にいて、男子全員が憧れていて物静かに隣でお酒を飲んでいた。
彼女は私たちのペニーレインだったのかなぁ・・・

追記:ペニーレインのモデルとなったベベ・ビュエルについてはリンクの秋林さんが詳細に書かれております。
   スティーブン・タイラーとの間にリブ・タイラーを儲けた女性です。
   http://diarynote.jp/d/25683/20050106.html
The 40 Year-Old Virgin -
ネタがあれなもので扱うか、扱わないか迷いかねた上にやっぱり書く!
だってさぁ、もしかしたらこのちっぽけなブログでこの映画を知る人がいて、面白そうと思ってくれる人が増えるならば日本で上映される可能性も増えるかもしれないし。

只今全米ナンバー1のこの映画「The 40 Year-Old Virgin -」という映画は、その名の通り「40歳チェリーボーイ」の映画です。

http://www.mooviees.com/25232/trailers(予告編はこちら)

日本でもピュアなヲタク「電車男」が流行っているように、海外でもこの映画が大当たり。
公開3日目で既に総制作費は既に回収されたようです。

40歳の電気屋に勤めるアンディはフィギュアコレクター。
年齢=彼女いない歴のいわゆる「毒男」ってやつなのだ。

アンディが40歳チェリーであることががひょんなことから会社にばれてしまったから大変。
彼が女性に普通に接するための努力が始まる。

ひょー。面白そう。
もうさ、ストーリー聞いてこのポスターのアンディの満面の笑顔を見ただけで笑っちゃうよ。ポスター欲しい。
こういう映画で一生懸命生きてる「毒男」たちの奮闘ぶりを覗きたくて笑いにいこうとしている自分ってものすごい不謹慎というか悪趣味なのかもしれないけどさ。

未だショウビズなどでも邦題がついていないのでまだ未公開予定なのかなぁ・・・
コメディだし、日本で人気のある俳優も出ていないし、ビデオスルーかしら・・・?

海外版「電車男」の成長ぶりを是非スクリーンでみたいので、どこか配給会社さま。
ミニシアターでも構いませんので是非日本で公開を!!

詳細はコチラでも取り上げられています↓
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20050820
DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2004/10/06 ¥2,090

15年前に仕掛けた爆弾。その予期せぬ暴発によって、バラバラに生きていた6人は再び結集。そしてドラマはダイナミックに動き出す…。


ドイツ映画ってのは案外あなどれなくて、ガイリッチー臭がすごくする。(ロックストックで猛然と注目された頃の)
無骨でちょっと悪いこともしちゃうんだけど、基本的に自分の目的にまっすぐに疾走する感じ。

元々ミュージックビデオで有名な監督の作った映画であるので、シーンごとに美しいアングルがあるのよ。
普段ストーリーを追ってばかりの私の記憶に残るようなシーンばかりで、消火器の泡でメンバー全員が戯れたり枯葉の上に寝っころがったりね。

昔、同じことを追いかけていたメンバーが爆発事件をきっかけにまた集合する。
当時はやんちゃだったメンバーもそれぞれ生活を抱え、当時と同じように夢を追いかけるメンバー。
勝ち組となってもう手を汚したくない人やら・・・
時間の流れは残酷でそれぞれのメンバーの価値観を変えるには短い時間ではなかった。
しかしまた色々な思いが錯綜して同じ夢を見ていたことを思い出し、それぞれに集合し始める。

「今は右翼と左翼が戦う時代じゃない、勝ち組と負け組が戦う世の中なんだよ・・・」

映像・ストーリーともにかなり高得点な映画でした。
ISBN:4870312867 単行本 桜沢 エリカ 飛鳥新社 1997/11 ¥1,050

私の子供の頃の漫画といえばラブが主流、しかもキスがゴール。
最初桜沢エリカを読んだ頃、普通にセックス込み込みの恋愛が描かれてるもんでこりゃまたびっくりしたもんだ。

しかもそれまでの「大人しくて内気な主人公」の枠を飛び越えて、奔放な女性、迷いながらも色々な男性を渡り歩く女性が多かったし、その描く女性の裸体が丸くてエロくて憧れたもんだ。

久々にこうやって20年前の作品をうっかり買ってみちゃったりなんかして、
大分ファッションや世相なんかは移ろっていくものの「女の子の心」ってのはいつも不変。
(だってデートの約束に「ねぇ、シュワちゃんの「ゴリラ」見に行かない?」だって!)
ずるくて自分本位で男性を振り回す。
幼稚園児の子が隣に住む男をとっかえひっかえする女の子に憧れる話が好き。
子供には目の前しか見えていないから「いつも怒ってるママよりもいつも綺麗にして、いっぱい男の子を持ってるお姉ちゃんが好き。」綺麗なものに弱いんだ。だから口紅を塗ってみたかったり、マニュキアがたまらなかったり。

今主人公達の年齢を飛び越えた私が読む。
いつの時代も女心は何もかわっちゃいないね・・・
多分昔も今も、ずるい女になりたかったんだよね。私。
いつも男性を振り回して奔放に肉体を解放する女性にね。
そういう性を一生軽蔑しつつ、一生憧れるのだ。

オレンジ紅茶

2005年9月2日 読書
ISBN:4088561449 コミック あいざわ 遥 集英社 1999/05 ¥410

紅茶専門店TAKANOの店長に振られてしまった紅葉。そのうえお店に連れていった親友の友緒と店長がイイ雰囲気に…。ショックを受ける紅葉だけど…!?


大分前、歯医者の待合室で偶然手にとって夢中になった。
ストーリーは単純なラブストーリーなんだけどホンワカした絵とファッション。そしてなんといっても紅茶がおいしそうなのです。

最近おいしいルイボスティーを探して紅茶屋さんを色々歩いている。そしてルイボスとセットでおいしそうな紅茶を必ずセットで買ってしまうのだ。チャイ用とかものロイヤルミルクティー用のキャラメルティーとか。

この漫画ほど紅茶がおいしそうな漫画はない。
漫画の隅々においしい紅茶の入れ方をさりげなく描く。
表現の仕方がね、すごく綺麗でおいしそうなのだ。
本のタイトルになっている「オレンジ紅茶」とは輪切りのオレンジをカップの下に引き角砂糖をひとつ載せて、そこに紅茶を注ぎいれる。
他にも蜂蜜とミルクで作る甘いキャンブリックティーとか、甘めのアイスアールグレイにグレープフルーツジュースを上から注いで二層にするとか。女の子がキュンキュンきてしまうようなアレンジティーが漫画の中に目白押しなのだ。
一番興味をそそられるのはロイヤルミルクティーに蜂蜜をいれその上に生クリームを。そしてナッツを散らした、その名も「二人のためのスイーツナッツティー」
おお。目からハートが出そうで、こんな汚れた大人が飲んじゃいけなそうな甘い紅茶だ。

これを最初に読んだときは私は紅葉と同じジリジリの髪型でいつもパンツスタイル(表紙の左側ね)ルーズなパンツにパーカーとかカジュアルなの。でもさ、今は友緒と同じ髪型で同じようにトラッドでガーリィな恰好。
変化することがあまり好きじゃなかったはずなのに時の流れって心を軟化させるのか確実に私は変っているね。

少し前、よく自分でスイーツ作ってお茶入れてボサかけてボヤっとしてるのが大好きだった。
今は心の余裕も時間の余裕もなくて出来ないんだけど今晩あたりスコーンでも焼いてみようかなぁ・・・
DVD アット・エンタテインメント 2003/12/05 ¥3,990

決して他人とは組まず、人を殺さないを信条に強盗をしてきた泥棒3兄弟。だが現在は獄中にいる彼らは、悪徳弁護士と悪徳警官の手引きで仕事をさせられている状態だった。しかも出所した時に渡されるはずの兄弟の金も弁護士に横取りされ、さらに長男ダイルの妻までこの弁護士に寝取られていた。そこで大きなヤマが舞い込んできた時、兄弟たちはついに逆襲に出ることにしたのだが……。


完全なるジャケ借り。

amazonの紹介文が
「ガイ・リッチー系のブラック・ユーモア犯罪ムービーかと思ったら、人間ドラマよりの落ち着いたクライム・アクション。特に個性あふれる泥棒3兄弟のきずなや魅力が光っていて飽きさせない。中でもダイルに扮したガイ・ピアースの変貌ぶりは見事なもので、彼の演技者としての実力を見せつける作品にもなっている。ヘンにカッコつけてない映像も心地良い。」

なんですかこれは!!褒めてるのかけなしてるのかっ!?(笑)
えーと・・・つまり、『ロックストックを期待して借りたら、内容もしょぼく映像も普通でした。』 ってことですよね!?
確かに、ジャケットの出来だけが異常によくて、私がよく覗いているJTNEWSさんの皆さんのレビューをみても「ジャケットに騙された・・・」という意見ばかり。
映像も御洒落になりきれず、ストーリーもこじんまりまとまっている。

しかも刑務所出たばかりのメンバーが愛した女性を取り戻したりしたがったり、大きな山を踏みたがる設定なんかまんまオーシャンズ11なんですよ。しかもオーシャンならばジュリア・ロバーツにあたる、ダイル演じるガイピアースの愛する奥様はレイチェル・グリフィスで可愛くないんだよー。
他の映画ではもうちょっと可愛い柔らかい雰囲気の人だったと記憶してるのですが、なんかわざわざきつくて色っぽい女性を演じようとしてメイクや髪型を張り切った為、逆になんかニューハーフのようなごっつさが! 顎の骨格のせいかなぁ・・・。

実に何もかもが惜しくてたまらない映画でした。
クローン大戦が勃発し、アナキン(ヘイデン・クリステンセン)とアミダラ(ナタリー・ポートマン)の秘密の結婚から3年後、分離主義者の勢力はますます拡大。共和国側は窮地に追いこまれていた。アナキンはシス卿のダース・ティラヌス(クリストファー・リー)を死闘の末に倒すが……。


これで最後とは感慨深い。
何故に続編作らないのだーーー!?

とはいうものの、私はSWをそれほど愛していたわけではなくエピソード1をやるときバタバタと過去の作品を見たにわかファンなのであります。(多分LOTRのが愛してると思うし)
しかしこういう歴史的大作はスクリーンでみるからこそ価値があると思う。

ヘイデンのセクシーさにノックダウンですよ。
私、実は彼にあまり期待をしていなかったのですが、悔しそうな上目遣いがかわいかったな〜。
しかし、もうちょっと決定的なきっかけがあって「ウォーーー!!俺は今日からダークサイドだー!」みたいな場面を期待していたのですが意外に静かになりましたね暗黒面に。

20年ほどの歳月をかけて物語がゼロへ帰ってきて、もう一度4から見直したいかぎり。
しかーし、一番私が気にしていたC3POが何故金色になったかってのが語られてなかったんだよ!!
しれっと金色になってるじゃん!今回の映画で!
(謎はアニメで解決されるらしいですが、やはりアメリカアニメはキャラの質感と動きが好きじゃないので見ないかもしれないなぁ・・・)

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