大学生の恒夫は、乳母車に乗って祖母と散歩するのが日課の自称・ジョゼこと、くみ子と知り合う。くみ子は足が悪いというハンディキャップを背負っていたが、自分の世界を持つユーモラスで知的な女の子だった。そんな彼女に恒夫はどんどん引かれていき、くみ子も心を許すが、ふたりの関係は永遠ではなかった。
女は誰でもジョゼなんです。
この映画は恋をしたことのある女性ほとんどが涙する映画だと思う。
無垢な自分が誰かに恋をして。
その恋が成就すると一方通行な頃 純粋だった気持ちが貪欲になる。
ありえない我侭を相手にぶつけてみたりする。
そしてほんの少しのことから疑心やら妬みを覚え、そして失う悲しみや強さを覚える。
悲しい・・・悲しいよ。
これは女のプロセスを綴ったお話。
肉親を失くしたジョゼのところにくる彼。
ジョゼは彼に「帰れ!」と怒鳴る。
大人しく引き下がる彼にジョゼは「帰れと言って帰るバカは本当に帰れ!」ともう一度いう。
これが女なんだよ・・・この気持ちはすごくわかるよ・・・女なら。
恋すれば恋するほど本心がいえない。
そしてジョゼはもう戻れないという。
一度恋をしてしまうと、恋をしてない自分に戻れないんだよねぇ。
なんでこればかりは簡単に恋人のいない自分を忘れちゃうんだろうか。
ジョゼと別れた彼は別の彼女との道を選ぶ。
そして道で崩れ落ちて泣くのだ。
わかんない。
絶対 男心なんてわからないし、わかってやりたくもないね。
彼の気持ちが100%理解してたら今頃私は恋愛ティーチャーだ。
最近の私は「恋愛モノ」に弱い。
自分が「恋愛モノ」で一喜一憂してるのが、ちゃんちゃらおかしいしミジメなので認めたくない。
あー恥ずかしいったらありゃしない。
己を冷静に見なければ。もちつけ自分。