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本日であの惨劇から5年。
今年は911を扱っている映画を多くみますが、少し早すぎる気もします。
しかしこの映画とても評判がよいので早速見にいってまいりました。
ドキュメンタリータッチで描かれている本作は基本的にハンディでの機内の映像なのでもう画面酔いが激しくて終盤辛い。
ドキュメンタリータッチというだけで、機内の人は誰も生存していない。
だから墜落するまでの外部とのやりとりと管制塔でのレーダーの様子からの想像した内部の様子なのだ。有名な俳優は出演せず、管制塔や軍の人々はほとんどが本人が演じている。エンドロールの「as himself」(彼本人が演じています)をみただけで胸が熱くなる。
あの日、最初の1機目が謎の動きをしたとき、私が思うより管制塔や軍の判断と仕事は速かった。
あっというまに応答の解析をすませ緊急信号を出してない一機をハイジャックと見破り、援護した。しかし1機、また1機と不明な旅客機が増えていくたびに、さすがの彼らも呆然とし、ビルに突っこむ旅客機を見つめるしかなかった。何百回も2つのビルへのシーンをみたはずなのに、鳥肌が止まらなくなる。
最後の1機だったユナイテッド93はテロリストから飛行機を奪還して着地を試みようとする。
どんどん飛行機が降下し、機内はパニックになりながらも最後に必死の抵抗をする乗客たち。
もしこれが映画ならばどれだけいいだろうに。ハリウッド映画ならば救世主が現れて解決するだろうに。
悲しいけれど私たちはこの物語の結末を知っているのだ。
だから見ていて必死に生を求める彼らが余計に悲しい。
実際のところ監督が遺族ひとりひとりに了解をとり、話を聞きこの話しを作り上げた。
これが真実ではないかもしれないし、限りなく真実に近いかもしれない。
だけどこの映画を見た後しばらく口を聞けなくなる。席を立てなくなる。
例えばイスラムへの憎悪とか、プロパガンダ的要素はないにしても胸に込み上げるものが多すぎて声が出なくなるのだ。是非お勧めしたい。
2001年9月11日、同時多発テロ発生。その朝、ハイジャックされた4機のうち、1機だけ標的を外した飛行機があった。そのユナイテッド93便の機内と、管制センターの状況を再現した本作は、観る者の目を覆わせ、想像以上のショックを与える力がある。客室乗務員や一般の乗客らの日常が、突如として生死の境をさまようことになるのだが、過去の映画史を振り返っても、これほどの緊迫感を出した作品は少ないだろう。観ているこちらもハイジャックされた機内を体験している気分になってしまうのだ。
本日であの惨劇から5年。
今年は911を扱っている映画を多くみますが、少し早すぎる気もします。
しかしこの映画とても評判がよいので早速見にいってまいりました。
ドキュメンタリータッチで描かれている本作は基本的にハンディでの機内の映像なのでもう画面酔いが激しくて終盤辛い。
ドキュメンタリータッチというだけで、機内の人は誰も生存していない。
だから墜落するまでの外部とのやりとりと管制塔でのレーダーの様子からの想像した内部の様子なのだ。有名な俳優は出演せず、管制塔や軍の人々はほとんどが本人が演じている。エンドロールの「as himself」(彼本人が演じています)をみただけで胸が熱くなる。
あの日、最初の1機目が謎の動きをしたとき、私が思うより管制塔や軍の判断と仕事は速かった。
あっというまに応答の解析をすませ緊急信号を出してない一機をハイジャックと見破り、援護した。しかし1機、また1機と不明な旅客機が増えていくたびに、さすがの彼らも呆然とし、ビルに突っこむ旅客機を見つめるしかなかった。何百回も2つのビルへのシーンをみたはずなのに、鳥肌が止まらなくなる。
最後の1機だったユナイテッド93はテロリストから飛行機を奪還して着地を試みようとする。
どんどん飛行機が降下し、機内はパニックになりながらも最後に必死の抵抗をする乗客たち。
もしこれが映画ならばどれだけいいだろうに。ハリウッド映画ならば救世主が現れて解決するだろうに。
悲しいけれど私たちはこの物語の結末を知っているのだ。
だから見ていて必死に生を求める彼らが余計に悲しい。
実際のところ監督が遺族ひとりひとりに了解をとり、話を聞きこの話しを作り上げた。
これが真実ではないかもしれないし、限りなく真実に近いかもしれない。
だけどこの映画を見た後しばらく口を聞けなくなる。席を立てなくなる。
例えばイスラムへの憎悪とか、プロパガンダ的要素はないにしても胸に込み上げるものが多すぎて声が出なくなるのだ。是非お勧めしたい。