ISBN:4163249001 単行本 瀬尾 まいこ 文芸春秋 2006/05 ¥1,300
元OLの売れっ子占い師、ルイーズ吉田は大忙し! ある日、物事の終末が見えるという大学生の武田君が現れる。ルイーズにもおわりの兆候が見えると言い出して…。表題作ほか3編を収録した連作短編集。


こちら5月に出た連作短編集ですが、既に新しい本も出てるので読まねばならんと思ってます。
私が最初に瀬尾さんを知ったのはテレビでの作家紹介だったのですが、ある地方の中学の国語教師で、すごく優しそうな顔をしていて、明るい生徒に囲まれて愛されている方という感じでした。
その映像をみて瀬尾さんの本はその作家同様、毒がなさすぎて私には物足りないかもしれない。と手に取らなかったのです。
クラスに一人いませんでしたか?いい人すぎてつまらない・・・
もしくは自分のコンプレックスが優等生に刺激されたような感じ。
そんなイメージだったんですよ。
実際読んでみると毒はないですが、人気があるのがうなづけるとても面白い本です。なんていうんでしょうね。前にも一度書きましたが、この御時世にとても人間を好きになれる本なのです。
今回は元OLの職業占い師。といっても超適当にあてずっぽうで商売をしているルイーズが色々風変わりなお客にあって互いに化学反応を起こしたかのように素敵に変わっていくんです。
少々最近疲れてた私の脳に染み渡るように広がって一気にページをめくるほどでした。

aperitivo TOKYO

2006年8月24日 音楽
オムニバス CD インディペンデントレーベル 2006/08/23 ¥2,520
“aperitivo”の新シリーズがまたまた登場!日本人アーティストにフォーカスした、その名も“aperitivo TOKYO”!FreeTEMPOの楽曲でもヴォーカルを披露していたヨシダサトコによるプロジェクトの新録、若手人気急上昇のMAKAIの未発表曲、マルーン5の大ヒット曲「SUNDAY MORNING」のカヴァー、IRMA RECORDSよりアルバム・リリースも控えているM-SWIFT、そしてKALEIDOのアルバムより日本人アーティストPRODUCEによる新曲も収録と、いつも以上にキャッチーな楽曲満載の豪華収録内容!

春くらいから収録曲を募集していたように思いますが、これは誰が選んだのかな・・・?謎。
詳細は上の通りです。ヨシダサトコの曲がいいらしいです。
全体的に夏らしく明るいブラジリアンハウスに近いものが中心なので、カフェシリーズ大好きにはたまらないでしょう。
しかし先日トランスのアルバムのタイトルでぷちあげなんちゃらとかいうのがありました。意味はよーくわかるのですが、その極彩色のジャケットと安っぽい響きに若者は踊るのだろうか?躍るよりもみんなでワイワイすることに重きがあるんだよね・・・きっと。

JAZZ FOR MORE VOL.2

2006年8月24日 音楽
オムニバス CD Rip Curl Recordings 2006/08/23 ¥1,998

はい。量産しまくりのカリスマバイヤー那須さんの新しいジャズコンピレーションでました。このシリーズは2作目になっておりますが、前作はジェラルドやニコラコンテなど、スキーマの重鎮を起用してなかなかのフロア直結のサウンドがよかったので今回も期待してました。

んーんー。いまひとっつ弱い気ももします。
結構フロアではひとブーム終わった曲など、最近の那須コンピには入っていたりするので、そろそろ廉価ものは嬉しいのですが、グッバイするときかしら?なんて思ったりします。
今回クオシモードが収録されており、私は既にもうクオシ大好きライブも行きーの勿論発売直後にアルバム買いーのなので、さらにコンピではいりません。
クオシをデビュー前に起用した、小林さんのルーティンジャズシリーズが一歩リードしてますね。やはり。フロアで現役なのは客の反応をリアルに感じれるのでやはり違います。

★多分ここで試聴がはじまるはず?

http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1251354
World Standard Special @ 代官山AIR
DJ
Main Floor:須永辰緒、Little Big Bee a.k.a. Eitetsu Takamiya
Lounge:DJ NORI’s Special Long Set
Opening :西山隆
Live:SOIL&"PIMP"SESSIONS
VJ:VALC

2ヶ月前より待ち望んだ今回のWorld Standard。
だってソイルがライブゲストですよ?
ワタクシ事ですが、当日の朝、酷い頭痛と吐き気で起き上がれなくなり、会社も午前半休。あぁ。。ソイルも無理かもしれない。と思いつつ昼くらいに這うようにして会社に行き、10時過ぎまで残業しまくりで、渋谷へGO。遊びのためならばどんな努力も我慢も惜しまない私です。

前回のペズのファンはというと、イベントではなくライブ目当ての方ばかりだったので、どんなにいいセットで曲を流してもびた一文場所取りの為に躍る人がいやしないのが音楽ファンからみて悲しかったのです。まるでアウェイの人たちみたいで。ソイルのファンは違う。オープニングから異常なテンションで盛り上がり、ライブ前まできっちりDJにも敬意を払って、他のことも楽しんでいるようにみえるところが嬉しいです。(クラブ慣れしてない方がライブ前に既に眠気に負けていたのがキュートでかわいかった)

で、始まるソイルライブ!
回を重ねることにプレイヤーたちもお客さんたちもヒートアップがうなぎのぼりで、えーとライブに足を運んだことがないかたは一番つらい電車のラッシュを思い浮かべていただいて、そのラッシュの乗客全員が四肢を振り回していると想像してください。できますか?
まるで洗濯機の中なんですよ、自分が。でも音楽とその渦とテンションに揉まれて、素晴らしいライブを久しぶりに見ることが出来ました。

ソイルの皆さんっていうのは、何時間というライブの時間を短距離走のスピードと力で駆け抜けます。出し惜しみとかそういうのがなくて最初から最後まで全力投球で、私たちも同じようにフルパワーで支えたくなっちゃうんですよね・・・
セットリストは以下の通り。
1,殺戮イントロ(通称)
2,Sabotage
3,閃く刃
4,Ms.B.C
5,The Blackwidow blues
6,Waltz for Goddess
7,指輪(仮)
8,SAHARA
9,SWEAT
10,殺戮ニューウェイヴ


このあとも大盛り上がり。3時過ぎにはドラッグクイーンがステージに登りセクシーダンスを披露して、4時過ぎから辰緒さんがキラーチューンを流しまくり。
大体イベントというのは3時すぎに盛り上がり、4時過ぎから緩やかに下がっていくものですが4時半の段階でみんな全然やる気満々。
5時にキューバリブレとナイマでフィナーレまで、最初から最後まで余すことなく楽しめるビッグイベントで興奮冷め遣らぬ私は帰ってからもトップランナーの録画を眺めています。

今回の収穫は以前ここに書き込んでくださった、えるちゃんと一緒にライブを最前列で楽しめたこと。キュートなえるちゃんはちっちゃくてピョンピョンしてて萌え萌えでした!彼らの音楽で私はまた新しい仲間と出会えたなぁ・・・

Men Goleador

2006年8月26日 音楽
フリーク・ドゥ・ブラジル CD ジェネオン エンタテインメント 2006/08/09 ¥2,800

ブラジリアンやボッサハウス系のコンピでよく見かける彼らのセカンドアルバムです。
彼らの音楽はもうブラジリアンハウスのどストレートど真ん中。
メロディがとてもクールでかっこよいのでどの曲もまだまだ暑い夏にぴったりなのです。LAVA好きなら必聴ですよ〜。

実際現在来日中のようで、先日LAVAとのイベントも開催されたのですが、確かワールドスタンダードとがっちり重なっていたためにまたいけず。なんともLAVAのイベントはなかなか縁がない私です。

★試聴サイトはこちら
http://www.cisco-records.co.jp/docs/topics/house/freakdobrazil_meugolleador.php
クラジクワイ・プロジェクト VERBAL CD エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ 2006/08/16 ¥1,575

韓国のクラブシーンで活躍するクラジクワイですが、「韓国のFPM」と思っていただければそれほど相違ないかと思います。
私自身KPOPに疑心があって、今までのアルバムにあまり手をつけていなかったのですがFPMの新アルバムへの参加やM-FLOの作品に参加など、日本のクラブシーンと密接な活動になってきて素通りできなくなってきました。
実際今回もPEZ、M-floが今作に参加しているようで、1曲目なんてまるでレディメイドですよ!?
そして毎回かわいいジャケが今回も絶好調。枚数を重ねるごとにサウンドと馴染んだキュートなデザインになってこちらも注目なのです。

★試聴サイト(タワレコを紹介するなんてレア)
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=971045&;;;GOODS_SORT_CD=101
ISBN:4150307210 文庫 冲方 丁 早川書房 2003/05 ¥693
なぜ、私なの?―賭博師シェルの奸計により、少女娼婦バロットの叫びは爆炎のなかに消えた。瀕死の彼女を救ったのは、委任事件担当官にしてネズミ型万能兵器のウフコックだった。高度な電子干渉能力を得て蘇生したバロットはシェルの犯罪を追うが、その眼前に敵方の担当官ボイルドが立ち塞がる。それは、かつてウフコックを濫用し、殺戮のかぎりを尽くした男だった…弾丸のごとき激情が炸裂するシリーズ全3巻発動。

最近読書に行き詰まり感があります。
というのも好きな作家、好きな文体というものが大体固定してしまって彼らの新作を追う以外に他に中々本を手にとろうとしなくなってしまったのです。まだあまり作家を知らなかった頃というのは、装丁に惚れたり、あらすじに惚れたり色々な角度からアプローチしたんだけど最近めっきり守りに入ってきちゃったんですよ。
こんなことじゃいかんと色々探索してみましたが、私の大好きな書評サイトで何度か紹介させていただいてる ざれこさんの「本を読む女 改訂版」というサイトがあります。ざれこさんの意見にはいつも賛成でそそうそう思ったのよ!と背中の痒いところに手が届いてる書評なのです。そのざれこさんが絶賛していた小説がこれ。私は普段あまりSFを手に取らないのですが、これ読み始めました。
まだ1巻だけなので彼らがこれからどうなっていくのか楽しみで仕方ないです。とにかく世界観が恰好よくて、登場人物たちが魅力的だ。
これはアニメになるなと思っていたところ、既にGONZOによってアニメ化が決定しているらしく作画も好み!
トレイラーをみただけで胸が躍ります。
先日やっと発表された声優人、少女娼婦のルーンに林原めぐみ・・・
あぁ・・・綾波レイそのままのキャラになりそうじゃないですか・・・?

★マルドゥックスクランブル公式サイトはこちら
http://mardock.jp/

キング・コング

2006年8月29日 映画
DVD ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2006/05/25 ¥2,980
30年代。製作途中の映画を打ち切られそうになった監督デナムは、映画を完成させるため&今までにない冒険映画を撮るため、海図にも載ってない“髑髏島”を目指す。だがそこは死に絶えたはずの恐竜や巨大昆虫、巨大なゴリラ(コング)が住んでいる島だった。しかも女優のアンが原住民にさらわれ、コングの生け贄にされてしまうのだった……。

しかし長い・・・

LOTRのピータージャクソン監督でなければ許されない尺。3時間オーバー作品。
始まってしまえばそれほど中だるみはしないけれど序盤髑髏島に着くまでのエピソードは退屈かなぁ・・・・
作品としてはとても素晴らしくて、今まで人間が怪物に追い詰められる映画の最高峰はジュラシックパークだと思っていましたが、それに匹敵する恐ろしさ。原住民に追われ、コングに追われ、恐竜に追われ、そして虫に追いかけられる。この虫がリアルで嫌いな方には背筋が凍るような登場の仕方しますよ。本当いーやーーー!!って絶叫しましたから、私。そんなハラハラドキドキにコングと私好みのスタイルとルックスを持つナオミ・ワッツとの心の触れ合いがあって期待がなかったせいか相当楽しめました。
映画好きな方には有名な話ですが、ヒーロー役であるエイドリアン・ブロディは「戦場のピアニスト」で初見だったのですが、彼をすっかり主人公と同じようにインテリでストイックな人だと思い込んでいたんです。しかし実際同映画でアカデミー主演男優賞に輝いたときにはプレゼンターのハル・ベリーが嫌がるにも関わらず舌を捻じ込むほどのキスをかまして世界中をドン引きさせ、翌年プレゼンターで登場したときには前年のキスで叩かれたのを逆手に利用しマウスウォッシュを持ってニヤニヤして登場。映画で演じる役柄の割りには本当スケベな奴なのですよ!
そのエイドリアンが行きずりの旅で恋に落ち、キスをしたナオミのためになりふり構わず命をかけてる姿がなんともね・・・。わははは。
しかし私がナオミのようにコングに握られてブンブン振り回された日には酔って吐いてしまいそうだ。
LIQUIDROOM 2nd ANNIVERSARY liquid surprise 02
OPEN / START 18:30 / 19:30
ADV / DOOR ¥3,675 / ¥4,200(共に税込・ドリンクチャージ別) 17:30より販売。
LINEUP RHYMESTER/SOIL&"PIMP"SESSIONS


仕事が一番忙しい本日、部長の決裁が降りないので仕事に行き詰まり急遽恵比寿参戦。
ソイルとライムスターのライブです。

行くつもりなんて微塵もなかったのでおニューの10センチピンヒールのサンダルの上に普通のOLファッションですよ。
きぃ。くーやーしー。
なので今回後方支援として、後ろに配備しました。

あ、あたしだってデスジャズT持ってるのに!
ウワァァァァァァヽ(`Д´)ノァァァァァァン!

で、トップバッターのソイルですが、私リキッドの音響すごく好きなんです。唇の動く音までクリアに聞こえて、彼らの息遣いが一番聞こえる気がする。少々硬く聞こえなくもないですが、彼らのライブを最初聞くにはいい場所だと思うんですよ。
今回はまったく毛色の違うライムスターの観客を囲い込むつもりなのか勢いのあるセットリストで、大変大変。
私の周りはライムファンばかりだったので、普通のOLが周囲気にせずいきなり踊り狂う様が非常に不気味だったでしょう。
1, MEMAI
2, Summer Goddess
3, Sabotage
4, pimpnosis
5, 指輪(仮)
6, SAHARA
7, Scoop out
8, A wheel within a wheel
9, Suffocation
10,Mature
11,殺戮ニューウェイブ

観客の盛り上がりとか爆発力はこないだのワースタのほうが一枚も2枚も上だった気がしますが、今回のセットリストの魅力は今までで最高だったよ〜

次がライムスターです。
初めて見マシた。ライブ。
MC超面白い。シモネタ炸裂でね。
さらに後方のラウンジでステージとお客を交互に見てましたが、あんなに大勢が拳振り上げて

「交尾!交尾!」

って叫んでる姿がたまらなくおかしいね!
あたしもこんな大声で「交尾」って叫ぶことはこの先の人生ないきがする。
で、最後のほうでファンが扇子を振って盛り上げる歌があるのね。
なんかあたしの横のほうにちょっと年いった方が1人だけ荒木師匠のように振ってました。
強制バトン??
ジカバチさんのバトンを見てしまったが最後やらなくてはいけない。
しかし面白そうなので久しぶりにバトンやってみました。

【強制バトン】
見た(ちゃった)人は絶対にして下さい。
○携帯電話の「あ」から「ん」までを入れて出てくる
 予測変換ワードの一番始めのを書いて下さい。
 あなたのプライバシーがだだもれです。

 あ: あいでっぷ
 い: 痛い
 う: ウラヤマシス
 え: Air
 お: お疲れ様
 か: 帰ります
 き: 来ちゃった
 く: クルンクルン
 け: 検収
 こ: コールドフィート
 さ: 最初ね
 し: シラネー
 す: スタート
 せ: 先週
 そ: ソイル
 た: 対バン
 ち: チョコレート
 つ: 突っ込む
 て: テンポ
 と: 取り囲まれて
 な: 何時
 に: 肉体関係
 ぬ: 盗み
 ね: 狙いは
 の: 飲み
 は: ハウス
 ひ: ヒップホップ
 ふ: ファイナル
 へ: ヘロヘロ
 ほ: 欲しい
 ま: 前
 み: 見た
 む: 無料
 め: めちゃめちゃ
 も: もちろん
 や: 辞めた
 ゆ: 夢
 よ: 読んだ
 ら: Live
 り: Liquid
 る: るし
 れ: 連休
 ろ: 路線
 わ: 私
 を: ヲタ
 ん: んじゃ

あんた、どんだけメールで音楽情報の交換してんだ?という突込みが聞こえてきそうです。カタカナと英語はほぼアーティスト名か場所の名前。
あと物騒なコトバも多いですね。盗みとか正直いつ使ったんだろう?
あ、肉体関係は先日のライムスターの曲のことを書いたまでで、そういう関係の人がいるわけではございませんからね!!(必死

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