ISBN:404873668X 単行本 小池 真理子 角川書店 2006/01/31 ¥1,575
現実的でない夢の園。青山の娼館。
待機するだけで1夜8万の給料。指名されたならば、さらに上乗せ。
薔薇のバスタブにドレスのまま浸かったりと非現実的だ。
なんだか黒蜥蜴の緑川夫人のようなマダムに気に入られ1000万の入会料と月額300万円の会費を払うもののみ与えられるサロンなのだ。
はぁ・・・・(溜息
夢のような世界を描くけれど、実際問題こんな大金払ってまでいかにも「普通」にみえる高級コールガールを通う輩っているのかな?
それだけの大金を払える財力があるならば黙っていても高級な女をはべらせることができるのではないだろうか?
小池さんの本は久しぶりで、というより本当大昔に読んだきりで当時はまだ若かったので女性のドロドロとした心情が「へぇ」くらいに感じたものだが、例えば女性が子供を持ちたいと感じる心情を「この人の子供が欲しいのではなくて、この人と性交をしたという証を一生手元に置きたいから子供を産むのだ」というニュアンスで描かれていた。
なんだかそれが自分にはすごく理解できるような気がする。
愛することは出来ても愛される自信がないから、そういうはっきりとした形のない「愛」というものの判りやすい結果が欲しくなってくるのだ。私はエゴが強いのか、劣等感が強いのかわからないけれど、やはりいくら優しくされても等価の愛なんてないと思っているので十二分に理解した。
石田衣良の「娼年」に近いストーリーだけど、こちらの結末は少々不満。結局そこに収まってしまうのかぁと残念なエンディング。
身体を売るとはなんと潔いことだろう。平成文学の事件発生!
青山にある高級娼館で働く女と男たち。そこは性の快楽とビジネスの場であり、また人間の信義が試される修業の地でもあった。大切な人々を次々と亡くした奈月(32)は絶望の底で娼婦となり、確かな光を見出すが。
現実的でない夢の園。青山の娼館。
待機するだけで1夜8万の給料。指名されたならば、さらに上乗せ。
薔薇のバスタブにドレスのまま浸かったりと非現実的だ。
なんだか黒蜥蜴の緑川夫人のようなマダムに気に入られ1000万の入会料と月額300万円の会費を払うもののみ与えられるサロンなのだ。
はぁ・・・・(溜息
夢のような世界を描くけれど、実際問題こんな大金払ってまでいかにも「普通」にみえる高級コールガールを通う輩っているのかな?
それだけの大金を払える財力があるならば黙っていても高級な女をはべらせることができるのではないだろうか?
小池さんの本は久しぶりで、というより本当大昔に読んだきりで当時はまだ若かったので女性のドロドロとした心情が「へぇ」くらいに感じたものだが、例えば女性が子供を持ちたいと感じる心情を「この人の子供が欲しいのではなくて、この人と性交をしたという証を一生手元に置きたいから子供を産むのだ」というニュアンスで描かれていた。
なんだかそれが自分にはすごく理解できるような気がする。
愛することは出来ても愛される自信がないから、そういうはっきりとした形のない「愛」というものの判りやすい結果が欲しくなってくるのだ。私はエゴが強いのか、劣等感が強いのかわからないけれど、やはりいくら優しくされても等価の愛なんてないと思っているので十二分に理解した。
石田衣良の「娼年」に近いストーリーだけど、こちらの結末は少々不満。結局そこに収まってしまうのかぁと残念なエンディング。
パイレーツ・オブ・カリビアン / デッドマンズ・チェスト
2006年8月1日 映画
DVD
こちら話題の作品を見に行ってまいりました。
正直ディズニーだし、アクションだし、ブラッカイマーだしと舐めていましたゴメンナサイ。
何故ならば、細かいモチーフや設定など、1の忠実な続編となっているので最初のものを公開当時1度みたきりな私にとっては猿一匹にしろ思い出すのが困難だったからだ。勿論主軸になっているストーリーは覚えているけれど、話をきっちり隅まで覚えてないとアンタだれだっけ?と首をかしげることになりますので要注意。
観客を楽しませようとこれでもか!これでもか!とアクションやジャックスパロウのコミカルな演技を入れていますが、ひとつひとつのエピソードのつなぎであるストーリーが不明瞭でぼーっとしてると置いてかれる。
や、十分に楽しませてくれたとは思いますが、あまりにも中途半端さに唖然。ジャンプじゃないつうの!ドラゴンボールじゃないつうの!物語の大風呂敷を広げっぱなしで、これで終わりかい。
最初から3部作を銘打ってるものならいざ知らず、子供も見たがるだろうアクション映画に2時間半以上もかけたのだから、もうちょっと物語のけじめを見せなさいよ!あーもう続編公開前のDVD発売でホクホクですか?キィー(怒
ジョニー・デップがオスカー候補にもなったジャック・スパロウ船長を怪演する、冒険アクションのシリーズ第2弾。今回は、悪運の強いジャックにも命の危機が訪れる。かつてブラックパール号を手に入れたとき、彼はデイヴィ・ジョーンズ船長に身を捧げる契約を交わしていたのだ。ついに、その期限が訪れる。第1作目の後日談になっており、メインキャストの演技も快調。最初の登場シーンから、人喰い族に追われるアクションまで、ジョニーが笑わせまくる。
こちら話題の作品を見に行ってまいりました。
正直ディズニーだし、アクションだし、ブラッカイマーだしと舐めていましたゴメンナサイ。
何故ならば、細かいモチーフや設定など、1の忠実な続編となっているので最初のものを公開当時1度みたきりな私にとっては猿一匹にしろ思い出すのが困難だったからだ。勿論主軸になっているストーリーは覚えているけれど、話をきっちり隅まで覚えてないとアンタだれだっけ?と首をかしげることになりますので要注意。
観客を楽しませようとこれでもか!これでもか!とアクションやジャックスパロウのコミカルな演技を入れていますが、ひとつひとつのエピソードのつなぎであるストーリーが不明瞭でぼーっとしてると置いてかれる。
や、十分に楽しませてくれたとは思いますが、あまりにも中途半端さに唖然。ジャンプじゃないつうの!ドラゴンボールじゃないつうの!物語の大風呂敷を広げっぱなしで、これで終わりかい。
最初から3部作を銘打ってるものならいざ知らず、子供も見たがるだろうアクション映画に2時間半以上もかけたのだから、もうちょっと物語のけじめを見せなさいよ!あーもう続編公開前のDVD発売でホクホクですか?キィー(怒
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セイちゃん (1)(2)
2006年7月31日 読書
ISBN:484011403X 単行本 大田垣 晴子 メディアファクトリー 2005/08 ¥998
自分の子供時代と比較して、あぁ、こういうこともしたね。そうだったね、と懐かしむ本なのかもしれません。
んが、彼女と私が生活した環境があまりにも違いすぎる。
彼女がイヤイヤ習わされていたバレエやピアノも私は大分騒いだのに習うことができなかった。
どうもその頃のうちの親は情操教育よりも一般教育に力を入れたかったらしくて、自分でお稽古事を選択できずに、今となってはなんの身にもなってなかったり、必要のないそろばん、公文、英会話に通わされたんだっけ。
近所の集会所で毎週バレエのお稽古をやっていて、諦めつかなかった私は毎週集会所の窓に張り付いて「リトルダンサー」の主人公のようにレオタードをきてる女の子たちを羨ましそうに眺めた。
そして、この漫画は3人姉妹を中心に描かれておりますが、私には兄弟がいないので兄弟の感覚ってのが今ひとつ理解しがたい。
頭で理解できるものの、子供の頃から常に周囲に大人ばかりいた自分が生活の一部(家族)に同世代の人間がいる生活というのが体でわからないのですよね。悲しいけれど。
いいことも悪いこともあるし、大人になればなるほど笑い事だけではすまなくなってくる。
でも兄弟は悲しみも喜びも分け合える人なんじゃないかと兄弟のいる人が羨ましくなりますよ。最近はネ。
家族がいて私がいる。うれしいことも悲しいことも起こる。家族にだって相性がある。あなたはどんな子供でしたか。大田垣晴子の家族マンガ。『ダ・ヴィンチ』連載をまとめたもの。
自分の子供時代と比較して、あぁ、こういうこともしたね。そうだったね、と懐かしむ本なのかもしれません。
んが、彼女と私が生活した環境があまりにも違いすぎる。
彼女がイヤイヤ習わされていたバレエやピアノも私は大分騒いだのに習うことができなかった。
どうもその頃のうちの親は情操教育よりも一般教育に力を入れたかったらしくて、自分でお稽古事を選択できずに、今となってはなんの身にもなってなかったり、必要のないそろばん、公文、英会話に通わされたんだっけ。
近所の集会所で毎週バレエのお稽古をやっていて、諦めつかなかった私は毎週集会所の窓に張り付いて「リトルダンサー」の主人公のようにレオタードをきてる女の子たちを羨ましそうに眺めた。
そして、この漫画は3人姉妹を中心に描かれておりますが、私には兄弟がいないので兄弟の感覚ってのが今ひとつ理解しがたい。
頭で理解できるものの、子供の頃から常に周囲に大人ばかりいた自分が生活の一部(家族)に同世代の人間がいる生活というのが体でわからないのですよね。悲しいけれど。
いいことも悪いこともあるし、大人になればなるほど笑い事だけではすまなくなってくる。
でも兄弟は悲しみも喜びも分け合える人なんじゃないかと兄弟のいる人が羨ましくなりますよ。最近はネ。
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ザ・ウェイ・アイ・ライク
2006年7月31日 音楽
ベラルディ・ジャズ・コネクション CD ブルース・インターアクションズ 2006/07/21 ¥2,415
再びイタリアから新星ジャズ。
私これ、確か輸入版が出たときに試聴して気に入った記憶がありますが、今回初めて聞いたかのように大騒ぎしてしまいました。まったくもって最近記憶に欠落部分があって曲を覚えることが出来ません。
イベントにいってもちょっとアレンジを加えられると曲名がもう思い出せなくて、朝までそのフレーズを思い出してもんどりうつ。そんなバカスな私が今回お勧めしますは、ベラルディジャズ。
少し前に紹介しましたジャズインヴェーダーズ同様ヨーロピアンジャズ。
ハードバップ色の強いモロ好みなジャズです。今回これは日本版デビューアルバムですが、どの曲もジャズよりの踊れる曲になっておりますので要注目アーティストですよー。
★試聴サイトはこちら
http://listen.jp/store/album_pcd23805.htm
再びイタリアから新星ジャズ。
私これ、確か輸入版が出たときに試聴して気に入った記憶がありますが、今回初めて聞いたかのように大騒ぎしてしまいました。まったくもって最近記憶に欠落部分があって曲を覚えることが出来ません。
イベントにいってもちょっとアレンジを加えられると曲名がもう思い出せなくて、朝までそのフレーズを思い出してもんどりうつ。そんなバカスな私が今回お勧めしますは、ベラルディジャズ。
少し前に紹介しましたジャズインヴェーダーズ同様ヨーロピアンジャズ。
ハードバップ色の強いモロ好みなジャズです。今回これは日本版デビューアルバムですが、どの曲もジャズよりの踊れる曲になっておりますので要注目アーティストですよー。
★試聴サイトはこちら
http://listen.jp/store/album_pcd23805.htm
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世界で一番パパが好き!
2006年7月30日 映画
DVD アミューズソフトエンタテインメント 2005/11/25 ¥3,990
実にアメリカらしいホームドラマです。
仕事の成功をとるか、それとも地位や名声に拘らず子供と慎ましやかに暮らしていくかの選択をする主人公。
こういう選択を迫られる映画の主人公は他の映画でもたくさんいますが、あっち側の選択をする主人公は未だかつてみたことがありません。多分いつまでたっても水戸黄門が日本人に愛されるように、アメリカの美談なのでしょう。
なんといってもまだラブラブな頃のベン・アフレックとジェニロペの夫婦役が見れます。今すでに別れた二人を見るのはなんだか赤の他人の私が気まずい思いがしますね・・・二人がちょっとした行き違いから喧嘩をするシーンなんか止めに入りそうになりました。
なんだか随分イケイケそうな主人公が、生前はいがみあってた妻が亡くなった途端に禊をすませたかのように、女なしで暮らしているリアリティーのない設定。そんな主人公が自慰行為の為に借りたレンタルビデオ屋の店員のリブ・タイラーが「7年もしてないなら私とセックスしましょう!それが男の生理として当然のことよ!」ってちょっとむちゃくちゃな姉ちゃんじゃないですか!なんともこじつけの激しいストーリーです。見所は子役の可愛らしさと、カメオで出てるベン友達たちとハリウッドを皮肉ったコネタだと思います。
マンハッタンで音楽業界のやり手パブリシストとして働くオリーは、最愛の恋 人と結婚し、幸福に満ちあふれていた。ところが、妻は出産と同時にこの世を 去ってしまう。悲しみに押しつぶされ、仕事で大失態を演じたオリーは、故郷 ニュージャージーへ戻り、父の家で暮らすことに。7年後、娘ガーティは、周 囲の愛情に包まれて愛らしい娘に育っていた。平凡だけどささやかな幸せ。美 しく魅力的な大学院生マヤとの久しぶりの胸ときめく出会い。だがオリーがもう一度NYでの人生を取り戻そうとした時、自分にとって本当に大切なものが見えなくなってしまう・・・。
実にアメリカらしいホームドラマです。
仕事の成功をとるか、それとも地位や名声に拘らず子供と慎ましやかに暮らしていくかの選択をする主人公。
こういう選択を迫られる映画の主人公は他の映画でもたくさんいますが、あっち側の選択をする主人公は未だかつてみたことがありません。多分いつまでたっても水戸黄門が日本人に愛されるように、アメリカの美談なのでしょう。
なんといってもまだラブラブな頃のベン・アフレックとジェニロペの夫婦役が見れます。今すでに別れた二人を見るのはなんだか赤の他人の私が気まずい思いがしますね・・・二人がちょっとした行き違いから喧嘩をするシーンなんか止めに入りそうになりました。
なんだか随分イケイケそうな主人公が、生前はいがみあってた妻が亡くなった途端に禊をすませたかのように、女なしで暮らしているリアリティーのない設定。そんな主人公が自慰行為の為に借りたレンタルビデオ屋の店員のリブ・タイラーが「7年もしてないなら私とセックスしましょう!それが男の生理として当然のことよ!」ってちょっとむちゃくちゃな姉ちゃんじゃないですか!なんともこじつけの激しいストーリーです。見所は子役の可愛らしさと、カメオで出てるベン友達たちとハリウッドを皮肉ったコネタだと思います。
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鈴木雅尭(April Set), 三谷昌平(Ritmo Fantastico), 東里起(SMALL CIRCLE OF FRIENDS), 佐野あつし(Music Menu), 伊藤ヒロキ
Guest:中塚武
Guest Live:RITMO FANTASTICO feat オオタ・ユキ
久しぶりの中塚さんを古巣オルガンでみれる上にイベントBLUE CAFEの復活。
先日最高に気に入った曲をガンガン流してくれた三谷さんも聴ける上に先着50名にはスーさんのMIXCDプレゼントで一晩2000円ですよ?1ドリンクついてるし、こんなん無料みたいなもんじゃないですか!
久しぶりにジャズ以外のメンツの多いイベントで、普段ならばすっかり顔なじみになった人たちが誰もいずに転校生状態で少々寂しくてションボリ。まー中塚さん効果なのか女子が多いのなんのって。
なんとなく・・・足元ないというか・・・居場所がないというか・・・
軽快な音楽ばかりで落ち着かないなぁなんて思ってましたが、逆にいつもよりガンガンに躍りまくってしまった。三谷さんのプレイは本当好みですよ!スタアパ→ラスマス→レゲェディスコのたたみ掛けでノックダウン。
で、真打中塚さんですが、もーね、もーね!
好き!
彼のルックス云々も勿論ストライクゾーンど真ん中でうっとり見つめてしまいましたが、プレイスタイルも可愛くて可愛くて!その上、先日ここで紹介した新曲、そしてシェリー、Love wingも聞けて大盛り上がり!!いやーもーやっぱり適わないですよ!
で、帰ってきてからも妄想でニヤニヤしたりなんかしてね。やっぱりクラブオール楽しいなぁ・・・生きてる感じがするなぁ・・・今回初参加した友人も楽しんでくれたといいんですが。
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ISBN:4087748065 単行本 豊島 ミホ 集英社 2006/04 ¥1,365
小学校1年生から6年生になるまでの長い期間、子供が見つめた大人の世界の短編集。現代ならば悲しいけれどどこにでも転がる現実を子供目線で描いている。すごいのはだんだん主人公が成長していくにつれ、見る世界を少しづつ理解していき大人への足がかりをみつけていくのが読者にありありとわかる。
自分の小学生時代。今よりもっと穏やかで呑気な時代だったと思う。
誘拐事件などはあったけれど、それは金品目的のものばかりで、今のように性的暴力が目的の誘拐などはなかったからだ。
だからもっと何も知らずに呑気に暮らすことができた。
大人が話してることは、自分の使っている同じ日本語だったはずなのにさっぱりわからなくて、大人が話してるのが大嫌いだった。
母と買い物にいくといつもどこかでお友達のお母さんに会ってしまい、そこで長い長い立ち話が始まる。私にわからない話を延々とされ待たされるのが大嫌いでいつも不機嫌そうな顔していて、後で母に「もうちょっと愛想よくしていなさい!」と御尻をつねられたのだ。
私は子供の頃、自分で全てわかっているかのように感じていたくせに、センリのように大人の事情は何一つわからなかった。
彼女の目を通してみる現代と一人のどこにでもいる普通の女の子の成長小説。豊島さんの観察眼は素晴らしいと思う。
なんにもない田舎で暮らす小学生センリ。でも気になることは山ほどある。クラスメイトとの微妙な距離感、となり町での発見、垣間みるオトナの事情…。“明るい子ども”でいるため、言葉にできなかった7つの思い。人生で一番長い6年。小学生センリが初めて知る、不安、痛み、憧れ、恋。『檸檬のころ』で注目を集めた24歳の新鋭が、新しい発見に満ちた日々とほろ苦い成長の過程を、細やかに掬い上げる。
小学校1年生から6年生になるまでの長い期間、子供が見つめた大人の世界の短編集。現代ならば悲しいけれどどこにでも転がる現実を子供目線で描いている。すごいのはだんだん主人公が成長していくにつれ、見る世界を少しづつ理解していき大人への足がかりをみつけていくのが読者にありありとわかる。
自分の小学生時代。今よりもっと穏やかで呑気な時代だったと思う。
誘拐事件などはあったけれど、それは金品目的のものばかりで、今のように性的暴力が目的の誘拐などはなかったからだ。
だからもっと何も知らずに呑気に暮らすことができた。
大人が話してることは、自分の使っている同じ日本語だったはずなのにさっぱりわからなくて、大人が話してるのが大嫌いだった。
母と買い物にいくといつもどこかでお友達のお母さんに会ってしまい、そこで長い長い立ち話が始まる。私にわからない話を延々とされ待たされるのが大嫌いでいつも不機嫌そうな顔していて、後で母に「もうちょっと愛想よくしていなさい!」と御尻をつねられたのだ。
私は子供の頃、自分で全てわかっているかのように感じていたくせに、センリのように大人の事情は何一つわからなかった。
彼女の目を通してみる現代と一人のどこにでもいる普通の女の子の成長小説。豊島さんの観察眼は素晴らしいと思う。
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Coco d’Or2
2006年7月27日 音楽 コメント (2)
Coco d’Or CD エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ 2006/07/26 ¥3,000
はーい。杏さん!勿論紹介させていただきますとも!
元SPEED、hiroのユニット「Coco d’Or」の2枚目。
豪華DJ陣による料理と、SPEED時代にはなかった彼女に甘い声でジャズをうたわせるというコンセプトが素晴らしいこのユニットは前回1枚目はレコード大賞も取りました。
今回のプロデューサー陣は、JAZZIDA GRANDE、中塚武、福富幸宏、GIRA MUNDOとこのブログでも何度も取り上げているアーティスト陣。
前回名曲ばかりを用いたのでどんな選曲で来るのか楽しみでした。
結構hiroの声にあったミドルテンポな優しい曲ばかりでいいと思います。
ジャズとは銘打ちつつもボッサやラテンで夏ムードたっぷりのアレンジになっておりますので、これからの季節、海へのドライブなどに是非お勧めの1曲です。
★試聴サイトはこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1334734
はーい。杏さん!勿論紹介させていただきますとも!
元SPEED、hiroのユニット「Coco d’Or」の2枚目。
豪華DJ陣による料理と、SPEED時代にはなかった彼女に甘い声でジャズをうたわせるというコンセプトが素晴らしいこのユニットは前回1枚目はレコード大賞も取りました。
今回のプロデューサー陣は、JAZZIDA GRANDE、中塚武、福富幸宏、GIRA MUNDOとこのブログでも何度も取り上げているアーティスト陣。
前回名曲ばかりを用いたのでどんな選曲で来るのか楽しみでした。
結構hiroの声にあったミドルテンポな優しい曲ばかりでいいと思います。
ジャズとは銘打ちつつもボッサやラテンで夏ムードたっぷりのアレンジになっておりますので、これからの季節、海へのドライブなどに是非お勧めの1曲です。
★試聴サイトはこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1334734
オムニバス CD キングレコード 2006/07/26 ¥2,520
キングレコードから出ました小林さんの至極のジャズコンピ9枚目。
しかしキングレコード上でもリリース出てない気がするのですが・・・・
毎回色彩の違う同ジャケタイトルで色々なレーベルから出ていますが、今回のアルバムジャケデザインが一番好きです。
内容は勿論渋いジャズ中心に初心者にも耳馴染む名曲加えられていて相当な出来になっています。
CD屋ですごい数のジャズCDを聞いてまわっていたのですがやはり自分はハードバップが好きなんだと確信。
★試聴サイトはこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1288687
キングレコードから出ました小林さんの至極のジャズコンピ9枚目。
しかしキングレコード上でもリリース出てない気がするのですが・・・・
毎回色彩の違う同ジャケタイトルで色々なレーベルから出ていますが、今回のアルバムジャケデザインが一番好きです。
内容は勿論渋いジャズ中心に初心者にも耳馴染む名曲加えられていて相当な出来になっています。
CD屋ですごい数のジャズCDを聞いてまわっていたのですがやはり自分はハードバップが好きなんだと確信。
★試聴サイトはこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1288687
ISBN:4104689025 単行本 荻原 浩 新潮社 2006/05/19 ¥1,575
ホラー短編集と銘打ってますがそれほどでもありません。
荻原さんのいいところを集めた、ほんのりホラー風味の少し不思議なストーリーたち。
これは面白い!最近の中ではダントツの素晴らしい短編集です。
ただ単純に「世にも奇妙な物語」のようなオチの綺麗な物語ばかりでなく、そこは荻原さん得意の「人間っていいな」スパイスが込められて優しいイメージの物語が多い気がします。
あ、勿論、狂気に取り付かれ、寝たきりの義父を苛め抜く「介護の鬼」などはシンプルに怖い話ですが。私の好きな作品はトップにある海外児童文学のような「お母さまのロシアのスープ」
ロシアの風景の中で二人の姉妹の目線から、その暮らしている風景やお母様との生活がみえる。
とてもフワリとした姉妹で仲がよくお母様とお母様の作る料理が大好き。風の香りを嗅ぐことも大好き。
最後まで彼女たちの目線から素敵な風景が描かれますが、そのロシア童話がいつかホラーな話にスライドするのだ。
読みはじめて、あらあら、相互リンクのロクハナちゃんが好きな世界だなと思ってお勧めしようかと思ったら、きっと最後絶叫してしまうに違いない。あ、いやフフンと鼻で笑って喜ぶかもしれないな。
正直、単純なトリックにもひっかかる私がオチを予想できる短編が多かったので、頭の回転の早い方は物足りなく思うかもしれませんが文章力で十分面白くみせてくれる作品です。
今ならこの物件、かわいい女の子(14歳・明治生まれ)がついてきます…。幽霊とサラリーマンの奇妙な同居を描いた表題作ほか、「木下闇」「殺意のレシピ」「介護の鬼」など全9話を収録した、ぞくりと切ない傑作短編集。
ホラー短編集と銘打ってますがそれほどでもありません。
荻原さんのいいところを集めた、ほんのりホラー風味の少し不思議なストーリーたち。
これは面白い!最近の中ではダントツの素晴らしい短編集です。
ただ単純に「世にも奇妙な物語」のようなオチの綺麗な物語ばかりでなく、そこは荻原さん得意の「人間っていいな」スパイスが込められて優しいイメージの物語が多い気がします。
あ、勿論、狂気に取り付かれ、寝たきりの義父を苛め抜く「介護の鬼」などはシンプルに怖い話ですが。私の好きな作品はトップにある海外児童文学のような「お母さまのロシアのスープ」
ロシアの風景の中で二人の姉妹の目線から、その暮らしている風景やお母様との生活がみえる。
とてもフワリとした姉妹で仲がよくお母様とお母様の作る料理が大好き。風の香りを嗅ぐことも大好き。
最後まで彼女たちの目線から素敵な風景が描かれますが、そのロシア童話がいつかホラーな話にスライドするのだ。
読みはじめて、あらあら、相互リンクのロクハナちゃんが好きな世界だなと思ってお勧めしようかと思ったら、きっと最後絶叫してしまうに違いない。あ、いやフフンと鼻で笑って喜ぶかもしれないな。
正直、単純なトリックにもひっかかる私がオチを予想できる短編が多かったので、頭の回転の早い方は物足りなく思うかもしれませんが文章力で十分面白くみせてくれる作品です。
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クワイエットルームにようこそ
2006年7月24日 読書
ISBN:4163245200 単行本 松尾 スズキ 文藝春秋 2005/12 ¥1,100
トラウマというほどのものではないけれど戯曲を書く人の小説が面白かったためしがないので、あまり期待をしていなかった。芥川賞候補作というのは肌に合わないことが多いし・・・
ましてや、松尾スズキの意地悪さが苦手な私が手に取ったのは本当奇跡に近いだろう。
それがこれは面白いのなんの。
序盤のテンポ、ゲ●でうがいをする主人公のシーンから始まるこの物語。
うっ。駄目かもしれない、リアルに想像しすぎてしまう。と一度放りなげそうになりましたが本当にいいのこれ。男性が書いたと思えないリアリティのある女性共同体を描いてる。
精神病棟なんぞ、何十年も前から使い古されているネタなのに、主人公が入院した14日間、そしてそこで出会う人々が生々しい。心に風邪をひいているだけで実際は本当は普通の人よりもいい人なのよ?というようなありふれたシチュエーションじゃなく、彼女たちは病棟で過ごしたことを「なかったことにする」ために退院祝いに貰った連絡先やプレゼントをやぶり捨てる。
「中」の世界は決していいところでもない。狂った世界でもない。私は普通である。
そう自分で思えたのならば勝ちなのである。
しかし主人公は、一回りそしてもう反対に一回り考えすぎて少しおかしい。
物事を短絡的に捉えるんじゃなくて、ものすごく深読みしすぎてどっかあさっての結果を産みだす。
彼女はすごくまともだと思っているし、正論なんだけれど、その思考回路は少しおかしい。
そんでそのおかしい思考回路につきあってる気の良い彼に同情した。
そして心の中で私も謝った。同じようなうざい奴でゴメンよ。私と。
私もきっと周囲の人からすれば何でそんなこと考えるの?ってくらい反回転してるときある。
せめてもの救いが、主人公が現実となんとなく折り合いをつけられているところだ。
私も世間になんとか折り合いつけていけるよねという安心感もらった気がした。
恋人との別れ話から、薬を過剰摂取してしまった明日香は、意識を失っているうちに精神病院の閉鎖病棟に強制入院させられてしまう。
わたしは「正常」なの、それとも「異常」なの? 逃げ場のない閉鎖空間を舞台に、くりひろげられる葛藤の世界。冒頭の衝撃的なシーンに始まり、不運に不運を重ねていく明日香は、果たして絶望の淵に落ちてゆくのか。それとも……。
トラウマというほどのものではないけれど戯曲を書く人の小説が面白かったためしがないので、あまり期待をしていなかった。芥川賞候補作というのは肌に合わないことが多いし・・・
ましてや、松尾スズキの意地悪さが苦手な私が手に取ったのは本当奇跡に近いだろう。
それがこれは面白いのなんの。
序盤のテンポ、ゲ●でうがいをする主人公のシーンから始まるこの物語。
うっ。駄目かもしれない、リアルに想像しすぎてしまう。と一度放りなげそうになりましたが本当にいいのこれ。男性が書いたと思えないリアリティのある女性共同体を描いてる。
精神病棟なんぞ、何十年も前から使い古されているネタなのに、主人公が入院した14日間、そしてそこで出会う人々が生々しい。心に風邪をひいているだけで実際は本当は普通の人よりもいい人なのよ?というようなありふれたシチュエーションじゃなく、彼女たちは病棟で過ごしたことを「なかったことにする」ために退院祝いに貰った連絡先やプレゼントをやぶり捨てる。
「中」の世界は決していいところでもない。狂った世界でもない。私は普通である。
そう自分で思えたのならば勝ちなのである。
しかし主人公は、一回りそしてもう反対に一回り考えすぎて少しおかしい。
物事を短絡的に捉えるんじゃなくて、ものすごく深読みしすぎてどっかあさっての結果を産みだす。
彼女はすごくまともだと思っているし、正論なんだけれど、その思考回路は少しおかしい。
そんでそのおかしい思考回路につきあってる気の良い彼に同情した。
そして心の中で私も謝った。同じようなうざい奴でゴメンよ。私と。
私もきっと周囲の人からすれば何でそんなこと考えるの?ってくらい反回転してるときある。
せめてもの救いが、主人公が現実となんとなく折り合いをつけられているところだ。
私も世間になんとか折り合いつけていけるよねという安心感もらった気がした。
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ジュリー&カーリ CD ブルース・インターアクションズ 2006/07/07 ¥2,415
どうしてもこのジャケットが私を呼ぶ。
この鮮やかな水色のジャケットに馬のイラストを星座のように結んだデザインがとても気に入りました。
大概こういうインスピレーションはあたるもので、サウンドもかなり気に入るものでした。
音楽はソウルミーツボッサ。
スキーマのロザリアを気に入る方なら間違いなくて気に入るサウンド。
清々しい声とサウンドがジメジメした毎日を癒してくれそうです。
★試聴サイトはこちら
http://www.bls-act.co.jp/music/detail.php?wpid=5120&ltid=21
どうしてもこのジャケットが私を呼ぶ。
この鮮やかな水色のジャケットに馬のイラストを星座のように結んだデザインがとても気に入りました。
大概こういうインスピレーションはあたるもので、サウンドもかなり気に入るものでした。
音楽はソウルミーツボッサ。
スキーマのロザリアを気に入る方なら間違いなくて気に入るサウンド。
清々しい声とサウンドがジメジメした毎日を癒してくれそうです。
★試聴サイトはこちら
http://www.bls-act.co.jp/music/detail.php?wpid=5120&ltid=21
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モーターサイクル・ダイアリーズ
2006年7月23日 映画
DVD アミューズソフトエンタテインメント 2005/05/27 ¥3,990
映画作品としては平坦でただ若者二人が南米を旅した記録だ。
そこに大きな事件や盛り上がりもなく、ただひたすらに旅をし続けた彼らの記録なのだが、そこの裏に隠された火のように熱い感情が見える映画なのだ。
とくに主人公のガエル・ガルシア・ベルナルの表情が素晴らしくて、多くを語る役ではないし、チェ・ゲバラといえば信奉者も多く、今でも英雄視されてる歴史的人物というのは非常に演じにくいと思う。彼が旅により色々な影響を受け、喘息持ちの体の弱い医学生から闘志を秘めた一人の指導者になるべく人物へになるプロセスがいい顔をしてる。
キアヌには一生この深みは出せないんじゃないか?といった思慮深い顔で本当難しい役だっただろうに、彼へ文句をいうものはいないだろう。(あ、私はそれでもキアヌファンですがね)
私は、チェ・ゲバラという人物を恥ずかしながらほとんど知らない。(今回wikiで少々調べましたが)だからこそ見えた一人の若者からある英雄への変貌を遂げたノンフィクイションロードムービーを楽しくみれたのかもしれない。また政治的意図で彼を偏見の目で見る人はこの映画を違う想いでみるのかもしれない。
キューバの革命家として、南米ではもちろん世界中に信奉者を持つチェ・ゲバラ。本作はブエノスアイレスでの医学生時代の彼・エルネスト(本名)が、友人と1台のバイクで南米を縦断した日々をつづる。彼自身の日記を映画化した、みずみずしい青春ロードムービーだ。アルゼンチンからチリ、ペルーを経てベネズエラへの1万km、6か月の旅で、ふたりはバイクの故障、ほのかなロマンス、そしてハンセン氏病患者たちとの触れ合いを経験する。
映画作品としては平坦でただ若者二人が南米を旅した記録だ。
そこに大きな事件や盛り上がりもなく、ただひたすらに旅をし続けた彼らの記録なのだが、そこの裏に隠された火のように熱い感情が見える映画なのだ。
とくに主人公のガエル・ガルシア・ベルナルの表情が素晴らしくて、多くを語る役ではないし、チェ・ゲバラといえば信奉者も多く、今でも英雄視されてる歴史的人物というのは非常に演じにくいと思う。彼が旅により色々な影響を受け、喘息持ちの体の弱い医学生から闘志を秘めた一人の指導者になるべく人物へになるプロセスがいい顔をしてる。
キアヌには一生この深みは出せないんじゃないか?といった思慮深い顔で本当難しい役だっただろうに、彼へ文句をいうものはいないだろう。(あ、私はそれでもキアヌファンですがね)
私は、チェ・ゲバラという人物を恥ずかしながらほとんど知らない。(今回wikiで少々調べましたが)だからこそ見えた一人の若者からある英雄への変貌を遂げたノンフィクイションロードムービーを楽しくみれたのかもしれない。また政治的意図で彼を偏見の目で見る人はこの映画を違う想いでみるのかもしれない。
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SOIL & PIMP SESSION @AREZZO WAVE
2006年7月22日 ネットサーフィン
欧州ツアーから帰国したSOIL & PIMP SESSION ですが、ツアー最後に出たAREZZO WAVEのイベントの模様がネットでフルで配信されているのでご紹介。やぁー太っ腹太っ腹。
社長のブログによれば観客は4万人!!
彼らのことを知るものはほとんどいないアウェイのステージで最後あそこまで観客を弾き付ける力はすごいと思う。
毎度海外サイトは音質もスイッチングもあれですが、見せてくれるだけで満足。あとは雰囲気を感じて脳内補完いたします。
http://www.arezzowave.com/diretta2006/notizie.php?ID=3178
社長のブログによれば観客は4万人!!
彼らのことを知るものはほとんどいないアウェイのステージで最後あそこまで観客を弾き付ける力はすごいと思う。
毎度海外サイトは音質もスイッチングもあれですが、見せてくれるだけで満足。あとは雰囲気を感じて脳内補完いたします。
http://www.arezzowave.com/diretta2006/notizie.php?ID=3178
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下北サンデーズが面白い
2006年7月21日 TV演劇の街・下北沢の小劇団「下北サンデーズ」を舞台に、演劇への情熱を抱きながら極貧生活を送る主人公・里中ゆいか、そのサンデーズの劇団員たちを描く。
民放のドラマなんか最後にきちんと見た記憶があるのは濱マイクかな?君はペットだったかな?
とにかく興味がないのであるが、今回の「下北サンデーズ」が超面白い。
一般的には初回が11.4%、そして先日の2回目が既に8.1%と低視聴率でなんだか途中打ち切りなんぞないだろうか冷や冷やものだ。
原作が石田衣良、監督が堤幸彦というIWGPコンビにあわせて、脚本はアキハバラDEEPで少々私をがっかりさせた河原雅彦。
多分このドラマの楽しさは自分が演劇人だったということにあり、その細かいシーンや練習風景の細部が懐かしくて懐かしくてニヤニヤしっぱなし、そして画面に突っ込みっぱなしなのである。脇役には実際、小劇場で大活躍をしてきた面々を配置し、上戸彩を中心に下北の劇団員生活をドラマにしたものだ。
特に稽古のシーンは、あぁ、やったやった、こんなのねと頷きっぱなしで、例えば脚本を皆に配るシーンやオフオフシアターでのシーンが目頭が熱くなる。きっと普通の人は寒いって思うんだろうな。でもね、あれは大げさでもなんでもない事実ですよ。例えば佐田真由美の見栄の切り方とか実際の芝居のオープニングとか不条理な脚本設定、しかもオチは精神科医の中でした、なんか何年も前から小劇場で使い古されているネタです。(しかし佐田のような雑誌グラマラス系のヘソ出し女性は劇団員に一番いないタイプの人間だと声高にいいたい。)
さて、自分の劇団は同じようだったかといえばそうではなく、うちの座長は下戸なうえにシモキタで飲んだくれて演劇論を交わしてるショッパイ演劇人が大嫌いだった。そして「下北の小劇場は自分のゴールではない」と言い放ち、下北で芝居を打つことはなかった。私が下北の舞台に立つことはなかったけれど、他劇団のスタッフのひとりや観客の一人として数え切れぬほど足を運んでいる。本多劇場ゴール目標など笑えるものと、劇団内での恋愛メリーゴーランドなど、あぁ、嫌なことも一緒に思い出しちゃったなぁ・・・・
まったくもって下北サンデーズの目指す芝居がアングラなのかお洒落系なのかコメディなのか、それとも古きながらの小劇場モノなのかそれがわからなくて面白くプププと笑ってしまうこのドラマ。きっとかなりのピンポイント層を狙ったドラマなのかもしれない。
ところで私の記憶が正しければ、ドラマ中に使われていた下北のオフオフシアターは舞台にたった者からしか見えない場所に御札が貼ってあってビビッた記憶があるのですが、まだアレはあるのでしょうか??
しかし数年前ならばまだ自分と演劇の距離が近すぎて笑えなかったと思う。
なんだか懐かしいなぁなんてジャージを来て駆けずり回る彼等を思ってしまうということは芝居と自分との距離が出来たことなのかもしれないなぁと少々寂しくなったりもするのでした。
「うめがおかっ!ごーうとっくじっ!土曜−のつっぎはサンデーズ♪」
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LAVA×GRANDCROSS CD ミュージック セキュリティーズ 2006/07/19 ¥2,900
3ヶ月連続リリースのLAVAですが、今回珍しく得意のブラジリアンハウスやジャズではなくラップの入ったオールオリジナルの渾身作。
LAVAの作風の幅の広さを感じて素敵です。
今回発売されたミュージックセキュリティーズという会社を私は知らなくて少し調べてみたところ、こちら音楽ファンドの参加作品だそうです。
最近たまに音楽ファンドのような形をみることがあるのですが、これはCDを株にみたてたもので、作品を作りたいアーティストが試聴とともにネットで出資者を募集。(購入口数によりアーティスト特典がある)出資者が一定人数集まれば無事その資金で製作して発売、そして規定枚数まで売れると出資者に還元される仕組みです。
えー・・・なんだか苦肉の策なんでしょうか?
LAVAといえばミクシのコミュニティも大きく、プロモーターさんもマメな大御所アーティストでどこのレコード会社でも自由に作品を作れると思っていたのですが・・・
いつも発売日には必ず公式サイトに乗せている試聴サイトも今回見当たらず・・・いや、近日乗せてくれると思いますので公式サイト紹介しておきます。
http://www.lava.jp/
3ヶ月連続リリースのLAVAですが、今回珍しく得意のブラジリアンハウスやジャズではなくラップの入ったオールオリジナルの渾身作。
LAVAの作風の幅の広さを感じて素敵です。
今回発売されたミュージックセキュリティーズという会社を私は知らなくて少し調べてみたところ、こちら音楽ファンドの参加作品だそうです。
最近たまに音楽ファンドのような形をみることがあるのですが、これはCDを株にみたてたもので、作品を作りたいアーティストが試聴とともにネットで出資者を募集。(購入口数によりアーティスト特典がある)出資者が一定人数集まれば無事その資金で製作して発売、そして規定枚数まで売れると出資者に還元される仕組みです。
えー・・・なんだか苦肉の策なんでしょうか?
LAVAといえばミクシのコミュニティも大きく、プロモーターさんもマメな大御所アーティストでどこのレコード会社でも自由に作品を作れると思っていたのですが・・・
いつも発売日には必ず公式サイトに乗せている試聴サイトも今回見当たらず・・・いや、近日乗せてくれると思いますので公式サイト紹介しておきます。
http://www.lava.jp/
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CHEESE CELLAR E.P
2006年7月20日 音楽
久しぶりの中塚武さんの新曲が7/17に発売する予定でしたが、な、なんとここにきて発売延期。
7/17に発売するものは、次に出るアルバムからの先行EPでしたから、自動的にアルバムも後ろにずれこむものと思われます。
とはいっても太っ腹にサイトでは3曲すべてが試聴できますので、久々の中塚ポップモードに突入できます。
もうデリカデッセンの須永さんバージョンを最初聴いたのはスピンアウトの頃だから相当前のことだよなぁ・・・今もヘビーローテな名曲。今回のアルバムも十分きっと楽しませてくれるに違いありません。
今回もキューピーのCMに使われている曲や名曲のリミックス。
特に3曲目の「MAKE HER MINE」はキップゾーン色の強い、ポップなくせにジャズサウンドでどこかかっこいい。しかも自身、中塚さんが再びボーカルを取っている。
元ピチカートやフリッパーファンも虜になるでしょう。
今月末、エイプリルセット鈴木さんのイベントにゲストで中塚さんも出演する模様、新しいアルバムの曲が一足先に古巣オルガンバーで聞けるのでは?と今から地団駄踏んで待ち構えています。
★試聴サイトはこちら
http://www.delicatessen-recordings.com/poup_CCEP.html
7/17に発売するものは、次に出るアルバムからの先行EPでしたから、自動的にアルバムも後ろにずれこむものと思われます。
とはいっても太っ腹にサイトでは3曲すべてが試聴できますので、久々の中塚ポップモードに突入できます。
もうデリカデッセンの須永さんバージョンを最初聴いたのはスピンアウトの頃だから相当前のことだよなぁ・・・今もヘビーローテな名曲。今回のアルバムも十分きっと楽しませてくれるに違いありません。
今回もキューピーのCMに使われている曲や名曲のリミックス。
特に3曲目の「MAKE HER MINE」はキップゾーン色の強い、ポップなくせにジャズサウンドでどこかかっこいい。しかも自身、中塚さんが再びボーカルを取っている。
元ピチカートやフリッパーファンも虜になるでしょう。
今月末、エイプリルセット鈴木さんのイベントにゲストで中塚さんも出演する模様、新しいアルバムの曲が一足先に古巣オルガンバーで聞けるのでは?と今から地団駄踏んで待ち構えています。
★試聴サイトはこちら
http://www.delicatessen-recordings.com/poup_CCEP.html
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MUSeUM Euterpe
2006年7月20日 音楽
MASANORI MORITA(STUDIO APARTMENT) CD インディペンデントレーベル 2006/07/19 ¥2,625
MUSeUMシリーズ第三弾出ました。
スケジュールをみると、ものすごいハイペースで色々なところで回している上に、こんな短期間でアルバム出すなんて森田さん寝てます?
もしくは二人います?(笑)
今回の聞き所は勿論、スタアパオリジナルの曲が2枚目に収録されているところ!!ファンとしては早くオリジナルのフルアルバムが聴きたいところですが、本当そんなことしたら彼死にますからね・・・・
ミックスも回を重ねるごとに好みのサウンドに近づいてるのか、自分が洗脳されているのかワカリマセンが、とにかくかっこいいです。
★試聴サイトはこちら
http://www.newworldrecords.jp/j/discography/apt/details_cd/museum_euterpe/index.html
MUSeUMシリーズ第三弾出ました。
スケジュールをみると、ものすごいハイペースで色々なところで回している上に、こんな短期間でアルバム出すなんて森田さん寝てます?
もしくは二人います?(笑)
今回の聞き所は勿論、スタアパオリジナルの曲が2枚目に収録されているところ!!ファンとしては早くオリジナルのフルアルバムが聴きたいところですが、本当そんなことしたら彼死にますからね・・・・
ミックスも回を重ねるごとに好みのサウンドに近づいてるのか、自分が洗脳されているのかワカリマセンが、とにかくかっこいいです。
★試聴サイトはこちら
http://www.newworldrecords.jp/j/discography/apt/details_cd/museum_euterpe/index.html
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THE VOYAGE
2006年7月19日 音楽
SLEEP WALKER CD インディペンデントレーベル 2006/07/19 ¥2,400
最近の日本のジャズシーンは本当もう豊作で新たな才能があちこちで芽吹いているのでリスナーとしてはたまらない。
ソイルは勿論、クオシモードやnative、どんどん海外で評価される新しいグループが出てきた。
でもやはり原点は彼らSLEEP WALKERだと思うのです。
もっぱらここのところは吉澤さんのソロ活動ばかりが目立って、なかなかSLEEP WALKERはライブばかりの活動でしたが、やっと新しいアルバム!待たされた甲斐ありの素晴らしい出来。
リリースライブも是非みたいのです!
★試聴サイトはこちら(もうちょっと聞かせてくれよっ!)
http://www.v-again.co.jp/village/artist/sleepwalker.html
最近の日本のジャズシーンは本当もう豊作で新たな才能があちこちで芽吹いているのでリスナーとしてはたまらない。
ソイルは勿論、クオシモードやnative、どんどん海外で評価される新しいグループが出てきた。
でもやはり原点は彼らSLEEP WALKERだと思うのです。
もっぱらここのところは吉澤さんのソロ活動ばかりが目立って、なかなかSLEEP WALKERはライブばかりの活動でしたが、やっと新しいアルバム!待たされた甲斐ありの素晴らしい出来。
リリースライブも是非みたいのです!
★試聴サイトはこちら(もうちょっと聞かせてくれよっ!)
http://www.v-again.co.jp/village/artist/sleepwalker.html
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the P.I.A.N.O.set
2006年7月19日 音楽 コメント (2)
DAISHI DANCE CD インディペンデントレーベル 2006/07/19 ¥2,415
前作、森田さんのMUSeUM -Clio-に収録されて知ったDAISHI DANCEのデビューアルバム。私のイメージからするとボーカルにCOLDFEETのLori Fineに多くボーカルを取らせていたこと、そして先行シングルの「LET LIFE LOOSE」があげあげハウスだったので、そのイメージでいました。
んが、いい意味で裏切られることになります。
ジョージ・ウィンストンのようなこのジャケット少々大人しすぎやしないだろうか?と思いましたが、アルバムを聞いたら、美メロ路線なんですよ。これが!
勿論、躍れる曲もあるけれど、じっくり酔いしれることもできるApt.より新星が現れました。
★試聴サイトはこちら
http://www.newworldrecords.jp/j/discography/apt/details_cd/the_piano_set/index.html
前作、森田さんのMUSeUM -Clio-に収録されて知ったDAISHI DANCEのデビューアルバム。私のイメージからするとボーカルにCOLDFEETのLori Fineに多くボーカルを取らせていたこと、そして先行シングルの「LET LIFE LOOSE」があげあげハウスだったので、そのイメージでいました。
んが、いい意味で裏切られることになります。
ジョージ・ウィンストンのようなこのジャケット少々大人しすぎやしないだろうか?と思いましたが、アルバムを聞いたら、美メロ路線なんですよ。これが!
勿論、躍れる曲もあるけれど、じっくり酔いしれることもできるApt.より新星が現れました。
★試聴サイトはこちら
http://www.newworldrecords.jp/j/discography/apt/details_cd/the_piano_set/index.html