小西康陽 TVサントラ 新井俊也 CD バップ 2006/03/01 ¥2,200

ドラマは全くチェックしてませんが、音楽が小西康陽。
クラシックでも耳馴染みのある曲を小西っぽくリミックスしてあります。

んーんー・・・・入手したものの、どうにもヘビーローテはしないかな・・・楽しい感じではあるんだけど、オリジナルのボレロとかは結構好きなもので・・・

★試聴サイト
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1409347
DVD ポニーキャニオン 2006/02/15 ¥15,750

2/15に10年以上も待ち望んだ作品「ルナティックラブ」が収録された岩井俊二初期作品集DVDボックスが出たようです。
私はルナティックラブからの彼の作品しか知らないので、なんとこれに収録されている他の作品は未見。
(ルナティックラブへの熱い想いは過去の日記→http://diarynote.jp/d/43633/20051218.html
これは見たい!
「4月物語」以降、彼の作品はあまり評判がよろしくなく、また私もあまり好きではないのですが、初期の「美しいグロ」には本当溜息なのだ。しかしDVDボックス15000円。懐に非常に痛い。

そろそろ誕生日なので誰か買ってはくれませんか?

★詳細サイトはこちら
http://www.ponycanyon.co.jp/initial/
ISBN:4150307822 文庫 吾妻 ひでお 早川書房 2005/02 ¥651

安野モヨコの「監督不行届」の漫画内で夫婦で嬉しそうに歌う「おちゃめ神物語コロコロポロン」のテーマソングを私も覚えてる!しかし、半人前の天使ポロンとギリシャ神話の神々とのどたばたコメディだった記憶はあるけれど、内容はさっぱりだ。
(調べてみると、昔はこのアニメは1年もOAされてなかったようで、同年代の人に聞いても誰も覚えてないんだよねぇ)

作者は「失踪日記」で去年再び話題を集めた吾妻ひでお。
この本が売れたからなのか、そのアニメの原作漫画「オリンポスのポロン」が復刊されてました。

きちんとギリシャ神話を踏まえて、そのパロディをしているのでプラネタリウムやギリシャ・ローマ神話が好きだった私はたまらなくツボだ。いやぁ、大人でもきちんと楽しめる漫画ってのは素晴らしいなぁ。
実際のところ、文献によって色々解釈の仕方が違ったり、この漫画のどこらへんまでがパロディなのかよくわかりませんが、神話の話ってもうめちゃくちゃで簡単に人を殺めるわ、女も酒も大好きな神々だわで結構今読むとエログロくて楽しい。

神話では私はトラウマがひとつあって。
この漫画にも少し出てくるアルゴスという100眼の怪物がギリシャ神話にいる。
ゼウスの妻ヘラが浮気防止の為に、アルゴスにゼウスの見張りをさせるのだが逆にアルゴスは100個の眼が閉じた瞬間に首を切り落とされて殺されてしまう。
彼の死を悼んだヘラは自分の可愛がってる鳥に、アルゴスの死体から100個の目をえぐり取って飾る。
それが今の孔雀となったのだ。
と、この話を昔聞いたときから孔雀がトラウマになったのだ。孔雀がガバッと羽を広げたところを見ると鳥肌がたつ。
本当に孔雀の羽の柄って目に見えるのよ。あれは絶対アルゴスの目だよ・・・ガクガクブルブル

ま、これだけのアニメ化した名作を抱える吾妻ひでおが後にアルコール中毒やホームレスになるとはアーティストの辛さって気の毒なくらいだ。私は見聞きしたものにあーだこーだいうだけの傍観者だが、これからも吾妻さんには気楽に漫画描いて暮らして欲しい。

青空クリニック

2006年3月12日 読書
ISBN:4063404153 コミック 軽部 潤子 講談社 2003/01/10 ¥410

「君の手がささやいている 」の軽部潤子さんの書く女版Drコトー。
母親を失ったトラウマから機械的に「医者」という仕事をこなしていた女医が離島に赴任して、色々な人と出会い人間的に立派な医者になってゆくストーリー。
昼ドラで2年ほど前にドラマ化もしていたようです。

軽部さんだもの。そりゃ泣けます。しかも人の生死を扱う医者というネタを扱っているし。
心を洗うために読むような漫画です。
軽部さんの漫画に出てくる人ってもう天使みたいにいい人が多いんだ。登場時は悪い人も実は何かしらの事情で悪たれついてるだけの人で他人と触れ合って、その内面の氷が溶かされていくのね。
人の生死を扱って泣くのはそりゃ人間として当然のこと、だから私はあえてそれをコメディにした「研修医ななこ」みたいな漫画が好きだなぁ・・・。
ISBN:4591086631 単行本 伊藤 たかみ ポプラ社 2005/05 ¥1,365

中2のガク、かける、マロ、リリィは、バカやったり喧嘩したり恋をしたり。そんな4人が、ガクの熱意に押されてバンド練習を始めて…。14歳、それぞれの音がはじけて響く! 胸が痛くなるほど鮮やかでフレッシュな物語。


どれどれ、若者の頑張ってる姿を見ようかな?と思って読み始めると、舞台は昭和から平成に移り変わる時期。
Guns N’ RosesのAppetite For Destructionに感銘を受けた男子たちがバンドを組んで文化祭を目指す!
をををを!!!
同年代の話!!しかもガンズガンズ!10代の私を死ぬほど熱くさせた最高のロックバンド。
ガンズなのにギブソンなのにフライングVかよ!(ガンズのギタリスト、スラッシュはギブソンのレスポールを使ってるのです)
彼らの憧れるテクニック、ピッキングハーモニクス。ねーねー、私普通に決められるよ!?(少し得意げ)

作者がどれだけバンドに精通しているのか知らないですが、同年代、しかも自分の好きだったバンドの話、そりゃアラ探しもしたくなるってものです。私の目は節穴じゃない。
ギター小僧の話で鼻息荒くしてみたのですが、序盤得意げに文中に出てきてた音楽用語が途中から打ち止め。
えええ、知識このくらい?これ以上の細かいディテールなし?児童文学だから?

ギターの形(フライングV)、奏法は「ピッキングハーモニクス」、この二つの言葉だけが最後までしつこいくらいに出てくるんだけど他のギターや音楽の言葉がびっくりするくらい出てこない。
彼等の練習シーンも、アンプもエフェクターの話はなくていいとしても、「僕らガンズやってんだ!」というだけで曲のタイトルのひとつも出てきやしない。Appetite For Destructionでカウベルから始まる曲なんてあったかな??Bad ObsessionはUse Your Illusion Iだよな・・・。だから彼らが音楽をやっている場面もいまひとっつリアリティがない。
ほんとにガンズ聞いた?
ほんとにバンドを知ってる?
知ってる言葉だけ紡いで無理やり作ってない?

まぁ、これは音楽を通しての友情やら愛情やら、中学生の成長物語なので、これでいいのかな。私はよくないけど。

幸福な食卓

2006年3月10日 読書
ISBN:4062126737 単行本 瀬尾 まいこ 講談社 2004/11/20 ¥1,470
「父さんは今日で父さんをやめようと思う」。・・・父さんの衝撃的な一言で始まる本作品は、いま最注目の新鋭作家・瀬尾まいこ氏による4作目となる長編小説であるとともに、主人公・佐和子の中学~高校時代にかけての4編の連作による構成となっています。 佐和子の“少しヘン”な家族(父さんをやめた父さん、家出中なのに料理を持ち寄りにくる母さん、元天才児の兄・直ちゃん)、そして佐和子のボーイフレンド、兄のガールフレンドを中心に、あたたかくて懐かしくてちょっと笑える、それなのに泣けてくる、“優しすぎる”ストーリーが繰り広げられていきます。


瀬尾さんの中でも一番人気の「幸福の食卓」
あーでもなー。うーん。悪くない。悪くないんだけどなー。エンディングがさー。

この中の家族はさらりと家族であることを辞める。父が父であることを辞め、母が母であることを辞める。
家族としての調和をキープしていくことより、それぞれが自由に暮らすことで不思議な人間関係になっていくのだ。
それでいてみんな仲良くて、それぞれ楽しそうに生きてる。こういうのを「ネオ家族」とでもいうのか。
普通、父は父であり、母は母としての役割を一生涯続けていくことを自らに課す。そりゃもう強制的に。
そんな足かせを見事にみんなスルリと、この家族はすり抜けていくのだ。

家族や親としての役割について、私は考えが古くて、「自分の全てを我慢して家族や子供に尽くすこと」。
それが普通だと思っているし、そうでなきゃいけないと思っている。
一人でいて、なおかつ誰かの助けを受けつつ、自分勝手に暮らしても、なお、こんな不安定な自分が誰かを生活を共にすることが怖い。「家族」というひとつのコミュニティに関して私が描く理想があまりにも高いからなのかもしれないな。

主人公はものすごい悲しい出来事をきっかけにまた家族を新しく知るんだけど、その出来事があまりに突然で悲しすぎて、ちょっと物語の流れからしてビッグウェーブすぎだ。あまりにも酷い。酷すぎる。
この家族ならば、こんな痛みを抱えることなく再生出来ただろうに、作者の意図が知りたいところです。瀬尾さんサディスト!
ISBN:4396762291 コミック 有間 しのぶ 祥伝社 2000/09 ¥700

へい。頭が疲れててあまり読書できてません。
抑えておきたい本は山ほどあって、図書館からも予約確保メールがバンバンくるっていうのに、なんていう体たらく・・・。
子供の頃、勉強をしろと親に追い立てられてた頃をふと思い出します。
「わかったよ!今読むよ!今読むってば!」
趣味なのに、こんなに追い詰められる必要もないのですがね・・・・少し頭の休憩を。

何も考えずに、ゲラゲラ笑うマンガ教えてーーと友達にすがって紹介してもらったマンガ。
欲求不満の親父女ヤイチに魔性の女すず、キャリアウーマンで純情な香ちゃんが折りなすコメディ。
たった4コマの短い台詞に表されるモノの例えがドス黒い女子心を表していて笑う。

夜寝る前に眠くなるまで チマチマ読んでます。
まだ2巻までなので、これから先の話は私にまだヒミツにしてください!

ふと検索してみつけたのがこれ、モンキーパトロール占い。
http://u-maker.com/139570.html

ガンダム占いやエヴァ占いなんかがあるのは知っていましたが、こんなのまであるとは。
結果 私は「とらお」だよ!(涙
魔性の女、すずに惚れて浮気されようが何されようが色香に負けて金突っ込んで別れられない駄目男じゃん。イーヤーッ!
MASANORI MORITA (Studio Apartment) CD インディペンデントレーベル 2006/03/08 ¥2,625

STUDIO APARTMENTの森田昌典が2枚組MXCDを新レーベルapt.よりリリース。
西麻布YELLOWのイベントと連動してるこのアルバムは1枚目がハウス、クラブジャズのMIXCD。そして2枚目が12インチシングルで出た「We Are Lonely」のQUENTIN HARRIS MIXを収録しています。

森田さんとか半沢さんは問答無用に一定以上のものを作り上げてくれるという期待があって、またその期待を裏切らないので、もう試聴とかそういうのなしでも入手しちゃってもいいかなぁと思ったりする。

でも私は彼等のMIXよりもオリジナル作品のほうに絶大的な評価をしているので、ちょーっと考慮中なのです。(多分買うけど)
今回のこの「MUSeUM」はイベントと共に2ヶ月おきにリリースしていくようなので、はたまた要チェックシリーズがひとつ増えましたですな〜。

★インタビューはこちら
http://www.hmusic.jp/interview/morita001.html

★試聴サイトはこちら
http://www.newworldrecords.jp/j/discography/apt/details_cd/museum_calliope/index.html
DVD ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2005/01/01 ¥4,179
19人の男女が織りなす恋愛模様を、ユーモアとウィットに飛んだ会話と心温まる&切なくなるエピソードでクギづけにする英国のラブストーリー。秘書に一目惚れした新首相の仕事に身が入らない日々、義理の息子の熱烈片思いをサポートする父親、親友の新妻に恋した画家の切ない心、言葉の通じないポルトガル娘に恋したミステリー作家など、年令も職種も違う男女の恋物語は、誰かに共感できるというより、どの人の恋愛にも共感できる、胸が痛くなるエピソードばかり。


「この世は愛に溢れている!」

キャーー。恥ずかしい!
群像劇も大好きで、リチャード・カーティスの映画は軒並み大好きな私が、なんだ、この拒否感!!
世間で評判のいいこの作品は自分がとても気に入ると思っていたのに、みんなが朝起きておはようといってるのに私だけ夕焼けを見ながらカラスの鳴き声を聞いてる感じ。
セカチューをみたときに感じるあの意地悪な気持ち復活。

プロットとしてはすごく素晴らしく、役者も豪華だし、実によく出来た話だと思う。
アメリカの大味さがなくて実に英国らしく紳士らしく、皆がストイックで何もかも捨てて愛に強引に走っていったりしないところは好感をもてたのですが、オープニングの一言でなんだかもうお尻のあたりがモゾモゾとしてしまった。
こんなベタな言葉持ってこなかったら、この作品を愛せただろうに。

結論として、この映画は自分も愛に溢れていないと受け入れられない映画である。はぁ。(溜息
SOIL&“PIMP”SESSIONS CD ビクターエンタテインメント 2006/03/08 ¥2,800

先行シングル「crush!」を含む、爆音ジャズバンド、SOIL&"PIMP" Sessionsのセカンドフルアルバムがリリース!

私は音楽の趣味はひとそれぞれだと思っているので、好まない音楽を押し付けられるのが好きではない。だから友人にも、あたりをつけて紹介するくらいで、無理やり聞かせたりはしないのですが、会心の一撃だった「crush!」のあまりの出来によさにクラクラして友人達になかば強引に紹介したら皆がべた褒めでファンになってくれた。
自分のいいと思ったものを人がいいと思ってくれるほど嬉しいことはないよ!!

もう今、彼らは油がのりまくっていて、ソイルとしての活動だけでなく個人としての音楽活動もそれぞれ絶好調。
ファーストアルバムはキラーチューンとそうでない曲との差がありアルバム全体でムラがあった気がするが、今回は底辺がグイッとあがってきた、まさに至高の出来。

今回のフルアルバムは初回限定盤だとボーナストラックがつく上に東京大阪で行われるリリースライブへのチケットへの応募券もついているそうなので、とにかく迷っている方は即お店に買いにいくことをお勧めします。

★試聴サイトはこちら
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A018653/VICL-61891.html

★応募券目当ての方は以下のショップでの先着順になりますので要注意。

http://www.jvcmusic.co.jp/-/Information/A018653.html

TAXI NY 特別編

2006年3月7日 映画
DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2005/05/13 ¥2,940

リュック・ベッソンの製作でシリーズ化もされたフランス製カー・アクション映画を、ハリウッドがリメイク。ニューヨークで、スピード自慢の自転車便で働くベルが、タクシーの営業免許を取得する。改造タクシーで飛ばす彼女が、刑事のウォッシュバーンを乗せたことから、連続銀行強盗事件に巻き込まれる。刑事が車の運転が下手だという設定など、オリジナルとほぼ同じストーリーの流れで、アクションとギャグがたっぷりの痛快作に仕上がった。


えーと・・・暇だったのでスーパーモデル、ジゼルブンチェンでも見ようかなと。

男女逆転でドライバーを女性、クイーン・ラティファにしたのは面白かったけれど、微妙なバランスが崩れた気もする。
へたれ刑事が強い女性と同乗することによって、フランス版よりさらにへたれに見えた。
犯人も華麗な美女軍団だしね。

本家同様、凄腕ドライバー、クイーン・ラティファには恋人がいて、それが男女逆転しちゃったものだからイライラした彼を持つ主人公。小さなことで拗ねてしまう女の子は可愛いけれど、小さなことですぐブチ切れる男は実に情けない。
刑事役、ジミー・ファロンもへたれ。犯人グループの一味の男もへたれ。
かぁーー!どれを見ても女性が強くかっこよく男性が女々しい映画に仕上がってしまったことだのぅ。

エンディングを忘れかけてる私にとっては新鮮だけど、なんのことはない、まったく同じもの。
アレンジをしようと試みたならば、ハリウッドの気合でもっと派手なカーアクションでエンディングまで、どっかんどっかんやるべきだったと思うな〜。
DVD キングレコード 2003/04/02 ¥4,179

オチャメな仲良しばあさん3人組が、マシンガンと色仕掛けを駆使して銀行強盗を繰り広げるシルバーアクション。豪華客船クルーズを楽しむために万引きで金を貯めていたカーラ、リリー、メータの老婆3人は、黒マスク強盗団によって金を奪われてしまい…。


ドイツ映画では欠かせない俳優、「ノッキン・ヘブンズ・ドア」のティル・シュヴァイガーの出演、制作作品。
私の中ではティルの映画(骨太な男のドラマ)=ドイツ映画というイメージが強い。

しかしねー。誰だ!この邦題をつけたのは。ちょっとここ来て座れ!
トレイラーや解説もコメディ風によく仕上げたものだ。
どっから眺めてもコメディだと思われる、この作品は素敵な「ドラマ」です。

先の短い老女たちの友情、ロマン。
夢は豪華客船でのクルーズ旅行。若い男子のウエイターのお尻をみつつ、ゆっくり旅行をすること。

私はさ、年老いていくことが恐ろしかった。
今でさえ価値のない自分がどんどん価値がなくなるだけでなく、世間や人様の荷物になっていくことが耐え切れない。
老いていくことはただ醜くなることなのだ、と思っていたけれど、これに出る主人公たちのなんてかっこよくお洒落で美しいことだ。皺に刻み込まれた年月や流行や年齢に囚われないファッションがすごく女性らしく可愛い。こういう風に死さえも笑いとばし老いていくならば、老後は怖くない。

「あたしが死んだらどうする?」
「なにいってんだ、あんたが死んだときにはいやらしい話を目一杯して生き返らせてあげるわよ!」

こういう下世話な言葉をタバコをぷかーっとふかしながらいう彼女ら。かっこいいんだよなぁ。
自分たちが老女ということを盾にとっての豪快な盗みのテクニックが見ていて気持ちがいい。
若い男の子が大好きなくせに、死んだ亭主との思い出話を何度も繰り返す彼女ら。
老いていくことは恐ろしいことではなくて、思い出が増えて素晴らしいことなのだ。
そう思えるような人生を私はこれから歩めるだろうか?
ramblin’TV配信スタート
PC向けの音楽配信サービスや携帯電話向けの着うたサービスを、Webサイトとフリーペーパーを通じて紹介するサイト「 ramblin’」(http://www.ramblin.jp/

少し前に見つけたんだけど、充実した内容に試聴が連動してたりして楽しいサイトです。
(本音をいえば超高速ブロードバンドの人にしか優しくないサイトづくりだったり、oms拡張子の試聴が多くて、かなり不満)

私も音楽のレビューを乗せるときには極力試聴サイトを載せてますが、絵の美しさとか音楽とかって言葉で表現しても伝えきれないことばかりなんですよ。元々そのアーティストのことを知っていたり、アルバムのことを知っている人にとっては情報としてお届けできますが、何も知らない人の目に留めるには、やっぱり実際少しでも聞いてもらうことが一番だと思うしね。(ま、自分の筆に自信がないつうことでもあるのですが)
私の好きなのは勝手にコンピレーション。色々な人があるお題を元に曲を出し合ってコンピレーションアルバムを作るコーナー。ジャケデザインも可愛いし、選曲はあれとして企画としてすごく面白い。

あ、で、本題ですが、先日からこのramblin’でテレビシリーズもスタートした模様で、はたまたGYAOと連動。
初回のゲストがFPM田中さんがニューアルバムについて語っているそうなので、これから注目していこうと思ってます。

http://www.gyao.jp/music/ramblintv/
DVD 角川エンタテインメント 2005/04/08 ¥4,935

第129回直木賞受賞作品、石田衣良の「4TEEN」を映像化。4人の14歳の少年が、傷つき、恋をし、大人になっていく様をリアルに描いた青春ドラマ。柄本時生ほか出演。


これは私の住んでいる東京??

私が知っている東京とは、
3分おきに電車がきて、そしてその電車に駆け込んでみんな満員電車でしかめっ面をしながら毎日を生きてる。
そんなギュウギュウの日常のはけ口は、お酒くらいしかなくて、それでも飲んだらまた混んでいる電車にのって遠く埼玉や千葉の30年ローンで買った家に帰るのだ。

これは直木賞を取った石田衣良の作品をWOWOWがドラマ化したものです。
書かれている台本を代わる代わるに読んでいってるだけの、今のドラマと違ってまるでドキュメンタリーの一部を見ているかのように、彼等の言葉が「台詞」ではなくて、その場の心の流れから口に生みだされているように感じた。

オープニングからすごくゆったりとした流れで はっぴぃえんどの「風をあつめて」が流れる中、彼らが自転車に乗る風景が延々と映し出されていく。
なんかね、それだけで涙。最後まで涙。
その涙のわけが自分で最初よくわからなくて、なんで泣いてるんだ?と色々分析した結果

自分はどう頑張っても男の子にはなれないということ。
そして彼等が過ごした14歳にはもう二度と戻れないこと。
彼等が誓った約束はきっと守られることなく、彼等も私たち同様大人になって何かを失っていくことを知っていること。

これが涙の理由だった。
私も「風をあつめて」を聞きながら月島まで自転車を走らせようと思う。
あそこの古い町並みと新しい街並みの混ざり具合は前から大好きだったんだ。

Love Letter

2006年3月4日 読書
ISBN:4344010922 単行本 島村 洋子 幻冬舎 2005/12 ¥1,260

この手紙が、あなたに届きますように-。今、最も輝きを放つ11人の作家が、それぞれの「ラブレター」に想いを込めて描く恋愛小説アンソロジー。電子書籍配信サービス『Timebook Town』連載を単行本化


「Timebook Town」で連載されたものをまとめたアンソロジー本。
執筆陣は、石田衣良、島村洋子、川端裕人、森福都、前川麻子、山崎マキコ、中上紀、井上荒野、桐生典子、三浦しをん、いしいしんじ。

実は最近アンソロジー本が増えすぎて、何がどの作品なんだか思い出せなくなってきた。
思うに、作家を知るのにアンソロジー本はいいけれど、作家のいい部分を出せない短編が多いように感じる。
あぁ、この人普段もっといいの書くのにねとか思ってしまう。

今回も微妙なお題「ラブレター」をモチーフにした短編集なのだが、私的には前川さん「ミルフィユ」という作品が一番よかった。
ま、作品がよかったのか、自分の境遇にあてはめて答えを貰ったからなのかよくわかんないけど・・・
心理学的な言葉でいうならば「代償行動」って奴。

そういや思い返してみると、生まれてから一度も紙でラブレターなんか貰ったことない。
私が好きになる人はいつも言葉に出すことも惜しむような人だったから言葉さえも、あまり貰った記憶ないな。
こうして形に残るものって結構なんやかんやいって嬉しいもんだよね。
ISBN:4063521060 コミック 石川 雅之 講談社 2005/05/23 ¥560

もー。貴方も、かもしちゃうぞー。

先日読んだ「酒ラボ」が面白かったので、いろいろ調べてみたら「酒ラボ」がいいなら「もやしもん」を読めとのこと。
なので買ってみた。
これがねー!!最高に面白い!!カワユイ!!(菌が)

菌を肉眼で見る能力を持つ主人公が農大に入学し、個性的なキャラクターのなかで色々な事件に巻き込まれる。
酒ラボがホンワカした人間模様を描く作品ならば、もやしもんは超個性的なキャラクターのくりひろげるコメディ作品。
漫画のあちこちに、まめぞうみたいな菌がいて、遊んだり話したりしてる様子がすげーカワユイのだ。(嫌アルカリ菌?がシャーレでSケンやってるし)

「なんかさーオレ人間に捕まって、超みられたーよくわかんないけどめっちゃみるよー?人間ー」とかいう発言をみて、
あまりにもキュンときてしまった為、胃潰瘍で苦しんでるツレに「ああ!ピロリ菌超カワユス!」というメールを送って後悔したほど。

無駄に発酵食品について知識が増えたり、農大の真偽のわからないキャンパスライフとか、準主人公がいきなり途中から消えたりして、結局この漫画の方向がどこに向かうかさっぱりわからないんだけどね。(笑
とにかく私はどっぷり、その「もやしもん」の世界にハマってしまってしまって、漫画の中で菌がいつも使う「かもすぞー」という言葉が今マイブームです。(これは「醸す」ということで「菌を繁殖させて発酵させるぞ」という意味)
とはいえ、この漫画のことを知っている人って会社で一人しかいなかったので、廊下でばったり出くわすたびに「かもすぞー、こらー」と無意味に連発しあってます。

理系民だけじゃなくて読んで読んで。みんな。まだ2巻だから追いつくから!(と、かもそうとする私)

そいや、登場人物の中で、笑い飯の人にそっくりな人がいてこりゃ似すぎだろ?と思わず検索してみたら、既にwikiにまで追記されてました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%82%E3%82%84%E3%81%97%E3%82%82%E3%82%93
クラッシュ
*)えーと、ソイルでも、ロンドンコーリングでも、クローネンバーグでもありません。念のため。


前日、酷く早い時間から眠くてたまらないなと思っていたら、熱があった。
あーそういえば今日喉が痛かったんだよなぁと思って就寝したものの、翌日も下がらずにだるくて起き上がれない。
どうしても休めないので午後から這うようにして会社に行きポーっとしたまま仕事をしたが、あまりにも具合が悪そうだったのか、早々に帰宅命令が出たので嬉々として日比谷シャンテへ。すみません。>同僚

ある日、街道脇で一人の黒人の若者の死体が発見される。
話は戻って、その24時間前、ある白人夫婦は黒人ギャングにより車を奪われてしまう。
そんなひとつの事件から始まり、色々な人間がひとつのキーワード「人種差別」を絡め複雑に絡み合っていき再びオープニングへ集結していくストーリー。白人は有色人種を嫌い、有色人種はその自らの不遇さを白人にぶつける。

自分が知らない社会への入り口を広げてくれる映画だなぁ、これは。
人種差別の問題は語彙も知識もないですが、ただアメリカでの人種差別が、この映画くらいの、あざとさで残っているのかどうかは調べてみたくなりました。

ノミニーのマット・ディロンより、ドン・チードルが素晴らしい!彼の感情を抑えた演技がすごくいい。
この映画は細かい糸が緻密に絡み合ったストーリーなのでひとつ話すと全部漏れてしまう気がする。

でもこれ単純にハッピーエンドで心が温まるとか、感動して心が揺さぶられるっていう分かりやすい映画の類じゃない。
こうね、上手に説明できないけど・・・人種差別云々って単一民族の日本人はピンとこないから、白人による有色人種への人種差別は単純に「悪いことである」と思ってしまっている。勿論それはそうであるけれど、人間はある側面だけの感情で生きているわけではない。そういう「人種差別をする人間」を悪人と決め付けることによって第三者である者たちは、今まで心をすっきりさせてしまってなかっただろうか?
犯罪でもそうだ。残酷な犯罪や意味不明な犯罪がおきたりすると、すぐさま性癖やネット、ゲームをマスコミが祭りあげることによって犯罪の要因を何かに押し付けて、世間は安心してしまっていないだろうか?

しかしこの映画は違う。酷い人種差別をする人間が誰よりも親子愛に富んでいる人物であったりするところが、見ている私たちをモヤモヤとさせる。今まで根っからの悪人を映像で提供されることに慣れているから違和感ばかりが生じるのだ。
でもこれが人間の真実なのだよね。

消化するには一度じゃ足りないな。もう一回みたい映画。
気になる人は絶対に見たほうがいいです。これ。
動員数少なくて平日だと4,5人くらいしか入ってないようで、もったいないかぎり。
手を叩いて楽しめる群像劇が見たいならば有頂天ホテルへ。ひとつ何かを考えたいのならクラッシュへ。
Montefiori Cocktail CD La Douce 2006/02/13 ¥2,996

イタリア「IRMA」のラウンジ部門「LA DOUCE」より、MONTEFIORI COCKTAILのベスト盤がリリース。

多分クラブジャズ好きならコンピレーションで一度は名前を見ているはずの彼ら。FPMのアネックス、カフェアペリティーボ、池田正典のスピンアウト、イエイエガールなどにも収録されてます。

彼らのサウンドはフレンチ、ポップ、ジャズ、ボッサ色々あるんだけど、私のイメージは70年代の日本ドラマで好まれそうな音楽。
探偵物語とか?傷だらけの天使のテーマソングとか?そのあたりのサウンドをやっているイメージが強い。

今回ベスト盤、須永さんバージョンの「On A Clear Day」も入っており2枚組。3000円ほど。今までのアルバムは入手が難しくなってきているらしいので、お買い得かも。

★試聴サイトはこちら
http://www.soulseduction.com/common/item_detail.php?ItemID=158455
ISBN:4048736388 単行本 甘糟 りり子 角川書店 2005/10/29 ¥1,575
この脂肪が消えれば、幸せになれるの?
寂しさを抱えたキャリア女性、落ち目のグラビアアイドル、飛ぶ鳥落とす勢いのレストラン経営者…。あるスポーツクラブに偶然集った複数の男女が織りなす人間模様を描く傑作小説。ウッディ・アレン風都会のスケッチ。


ひとつの高級スポーツジムに通う様々な人間模様を描いた短編集。
このジムのモデルはここだよね!!と実名あげようとはりきっていたら、先日倒産したそうで、ニュースでは叶姉妹が「支払ったお金を返して欲しいです」とか言ってました。(いつも数百万円を湯水のように使っている彼女が、年会費の27万にそんな発言をしたのに少し驚き)

横森さんの描く女性のように、醜い体を持ってる醜い心の人間とか、もう立派にも関わらず取り付かれたように自分の肉体を作り上げていくフリークスみたいな人間の様だと思っていたけれど、結構ライト。しかも本当に様々。
読了後、結局、人間として女性としてはどうしたらいいの?と悩むことしきり。
磨きあげた肉体を持って落ちていく人間もいたり、新しい光を掴んで羽ばたいていく主人公がいる。
この本に悶々としたものの答えを求めてなんかいなかったけどさ。
テーマがどちらつかずで、気持ちをどこに置いたらいいかわかんないね。
「磨け磨け!」と人の気持ちを後押ししてくれるモチベーションの上がるもの、もしくは滑稽に自分を磨く人たちでダイエットをしてる女性の醜さを実感できる、そのどちらかをもっと掘り下げて書いてくれたほうが、もっと気持ちがすっきりした。

「体にはその人の歴史が刻まれる。」
贅肉を持った人は怠惰な生活を送ってきたツケであり、見事な肉体を持つ人間はストイックに過ごしてきた証である。
耳が痛い言葉だった。うが。

Joyride

2006年2月28日 音楽 コメント (2)
オムニバス CD VILLAGE AGAIN 2005/02/19 ¥2,400

Kyoto Jazz Massiveの沖野さん監修のハウスコンピレーション。

「胸きゅんハウス」とのキャッチフレーズな、メロディアスで可愛いハウス。グランドギャラリーのSWEETHOUSEにも近いムードかなぁ。

★試聴サイトはこちら
http://www.v-again.co.jp/village/artist/va.html#via0026

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