ISBN:4309017053 単行本 長嶋 有 河出書房新社 2005/03/15 ¥1,470

ごめんねといってはいけないと思った。「ごめんね」でも、いってしまった。――恋をめぐる心のふしぎを描く、長嶋有自信作。角田光代・堀込高樹(キリンジ)両氏絶賛!「センスなし」併録。


私は泣いちゃう女だけどね!!
普段鼻っぱしらが強くて泣かなそうに見られますが、内弁慶なので出るところ出るとガンガン泣きます。
たかだかゲームに負けただけでもワンワン泣いてリセットボタンをめちゃくちゃに押しまくり、相手を引かせます。
いや・・・もう本当、ギアがローかトップしかないんですよ。私の感情の場合。
普段とても我慢するからさ。

最近こういうサラリと読める小説が多い。
劇的な何かが起こることもなく、日常の一コマを綴ったもの。

学生の頃、現代文の授業の苦手だった私はこういう行間の多い作品を見るとドキドキする。
だいたい「作者の意図するところを20文字以内で答えよ。」みたいなのが苦手だった。
なんだか私が感じ取るのは人と違ったところで、テストで求められてる答えを導き出すことが出来なかったのよ。

でもさ、文章を読んで感じることは人それぞれであっていいんだよね。
それなのに未だ高校時代のトラウマが染み付いて、最近の小説を読むと自分が感じたことが果たして正解なのか悩む。

この話も、普通の少し田舎にある小さな会社の日常の一部分。
淡々とした毎日。伝票を輪ゴムではめて倉庫へ運ぶ。
ただ同じ音楽が好きだなぁ。と漠然と感じるだけでそんな退屈な日常の一コマをピンク色に染めてしまうことはよくあるけどね・・・

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