ラブシーンの掟

2005年10月4日 読書
ISBN:416366680X 単行本 石川 三千花 文芸春秋 2005/01 ¥1,500

映画のコラムとエッセイを書く石川さんがラブシーンに特化して書いたものです。

しかし!
ラブシーンじゃなくて、これは書名を「ベッドシーンの掟」に変更だよ!!
どこ開いても男女のまぐわうイラストばかりで、とてもじゃないけれど電車読書派には無理な本。
家で、初めてエロ本を買った中学男子のようにこっそりドキドキ読みました。

こうして色々な官能的なシーンの多い映画のラインナップを見てると
「私・・・官能映画って全然見てないもんだなぁ・・・」と痛感。
どうにも白人同士の絡みは声が大きくてうるさいったらありゃしない!
肉と肉とぶつかり合いに見えるし、ガサツでテーブルの上のグラスとか平気でザラザラーっと下に落としちゃって「事」に及んだりさぁ・・・かといって、じゃー邦画ならいいのかというと、昔、夜中に偶然見てしまった小柳ルミコの主演映画「白蛇抄」とかいう若いストーカー坊主とエロ未亡人のねっちょりしたのでトラウマになりました。

ええと・・・ぶっちゃけますとね。
私の妄想は思春期時代の少女漫画や往年の名画あたりでストップしており、

キス→ベッドにもつれ倒れこむ→シーツを掴む女性の手のアップ→翌朝レースのカーテンのかかった出窓のアップと小鳥のさえずり

で止まってるんですよ!
好きな男子が出来てもそれ以上の妄想が決して出来ず、このあたりをグルグル廻ってニンマリしてるのです。
妄想が多い割には経験が少ないので非常に貧困ですね!!(やけっぱち

この本は激しいベッドシーンを揶揄してるもので、カイル・マクラクランの水中ラブシーンを「まるでシャチとの大漁節セックス」
と表現したり文章を見れば、エロのひとかけらもないツッコミ本なので、こういう評し方をされると普段興味のない映画のジャンルにも興味が沸いてくるというもの。
まずは、アンジーのポイズンあたりから手にとってみようかとドキドキしています。

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