死期が迫った父が、改めて息子に語り聞かせる人生の回想。巨人とともに故郷を出て、サーカスで働きながら、あこがれの女性と結ばれる。戦争へ行き、ひとつの町を買い上げる……。何度も聞かされた父の話は、どこまでが本当なのだろうか?



公開当時から賛否両論な映画だったなぁ・・・
私は大好きなのですが。

蓋をあけてみれば、あぁ・・・私の母にそっくりなのです。ユアン演じる父親が。

うちの母は人気者だった。
でもそれは物事を大きくいったり、自分の想像を多少入れ込んでしまったりしながら話を面白おかしくするから。
母の周りにはいつも人がたくさんいて、
うちの実家には毎日いつも大勢の人が遊びにきていた。
家じゃリラックスした恰好したいのにお客ばかりで本当嫌だったのだけれど
母は毎日お客を招いて話をしていた。

この映画の主人公の葛藤が涙が出るほどわかる。
小さいころ信じていた話が親の嘘とわかったとき。
どこからどこまでが真実でどこからが嘘なのかを突き止めたくなる。
そして親を見下してしまうんだよね。
『また嘘ばかりいって・・・・』と冷たい目をしながら。

だから主人公の疎ましい気持ちを見るたびに涙が出た。
この話は私の話だもの。

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