1ポンドの悲しみ

2005年6月29日 読書
ISBN:4087746895 単行本 石田 衣良 集英社 2004/03/06 ¥1,575

他人のしあわせのためにだけ働くウエディング・プランナーの由紀。本を読む男を好きになる千晶…。02年刊「スローグッドバイ」に続く恋愛短篇の第2集。『小説すばる』掲載を単行本化。


こんにちわ。「誘い受け」のキリカです。
相手の出方を計算しつつ誘惑するタイプです。
何のことだか判らない方は下記のURLへどうぞ。
もうさー。みんなに結果をお知らせしたら男女揃って「あぁーわかるわかる!あってるねぇ・・・」とかいってます。
なんだよっ!みんな!何を知ってるんだ!?一戦交えてからいえよっ!
http://u-maker.com/24583.html

もうこの本に腰グネグネです。
普段私は恋愛小説がどうにも苦手。
なんだろう・・・自分の許容範囲が少ないので他人様の恋愛に興味がないのかな?
しかし石田衣良のだけは別。
巻末にもあるように、普通でいい。普通がいい。
そう、よくも悪くも普通の等身大の恋愛なのだ。これから私が明日落ちてしまうような恋。
ドラマちっくに何もかも捨てて飛び出したり、人が死んだりしない。
そこら辺にある「私たちのドラマ」
この匙加減がたまらなくグネグネしてしまった。

前作同じような恋愛短編集「スローグッドバイ」よりも少し年齢層の上な30代の恋愛本。
30代の恋愛なんて子供の頃は興味なかったよ。
だってもういい加減大人なんだから恋に落ちることなんかないだろうし、みっともないと思っていた。
きっと30代の恋愛は肉体関係と修羅場のドロドロの恋愛以外がありえないんじゃないかと。(ドラマの見すぎ)
でも自分がさしかかってわかること。
みんな守らなければならないことが山ほど増えているから、ストイックで純粋なのだ。
恋愛と学校のことだけ考えていれば毎日が過ぎていった学生のときとは訳が違う。

明日の仕事のことを考えて、家族のことを考えるのだ。
誰かとベッドに入って服を脱ぐときも頭の片隅で来週の仕事の〆を忘れてはいけないし、生活を守らなければならない。
何かと折り合いをつけながら自制する恋愛の美しいことったら無いね。本当に。

だからなりふり構って恋愛しているわけではないこの短編のなかの、どこにでも落ちてる恋愛が素敵にみえて仕方ない。
めっきり食欲がございません。
夏バテですか?年のせいですか?
夜にガッツリお肉を食べると翌日ほとんど何も食べられません。
只今食欲がないのをいいことに、モノ食べてません。
体調はどこも悪くないです。

がっ!しかしなんだか暴力的な食欲に支配される食べ物一品。
最高のマイブーム。

「ドライイチヂク!」

以前バーで出されてからハマッたもの。
朝これを3つばかり齧って、紅茶飲むだけ。夜もしかり。
なんでこんなにおいしいんだろう・・・
なかなかスーパーなんかでは置いていないので、ちょこちょこ購入できないのが悲しいのですが、プルーンのようにソフトだといまいち。カラカラに乾燥したやつがうーまーいー。
ドライイチジクは仄かな甘みと食感があるのですごく腹持ちがいい(気がする)のでお菓子を食べるよりはるかにいい。
そして鉄分や栄養分が豊富なため女性の美肌や貧血などにとてもよいそうです。

なんだか最近毎日イチヂク探して歩いてる気がするよ・・・
おいしくて安いのないかですかねぇ・・・

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