私は障害者向けのデリヘル嬢
2006年6月22日 読書 コメント (2)
ISBN:4893086219 単行本 大森 みゆき ブックマン社 2005/12 ¥1,300
以前、田口ランディの短編を読んでから気になっていた職業。
どなたかがルポにしてくれるのをずっと待ってました。
タイトル通り、これは障害者向けのデリヘルで働いていた大森さんのルポだ。健常者と同じように喜んでいただくためなのだが、やはり体の不自由な方だとどうしてもデリヘル嬢の負担や知識が必要だ。
しかし障害者も同じように、性欲があるのだからボランティアでなく、こういう形でのサービスは必要であろう。
作者、大森さんは、すごく自然にお客様に接していた。
障害者とか健常者じゃなくて、ただお客様として自分のサービスで満足して欲しい一心で頑張っている様子がとてもわかった。
しかし私自身が、デリヘル嬢の心情とシステムをもひとつ掘り下げて書いて欲しかった。なんとなく読了後はしっくりこないのだ。
描写が多く、肝心の問題点や彼女がどう向き合ってるのか、もっともっと書いて欲しかったからだ。
まぁ、健常者が思うほど障害者との垣根はないけれど、どうしても障害者自身が「こんな自分で世間に迷惑をかけて申し訳ありません」という劣等感を抱えていることに胸が痛んだ。
風俗の経験6ヵ月、介護の経験ゼロの女の子が出会った障害者の性の現実を、彼女自身がリアルな言葉ですべてを綴ったノンフィクション。
以前、田口ランディの短編を読んでから気になっていた職業。
どなたかがルポにしてくれるのをずっと待ってました。
タイトル通り、これは障害者向けのデリヘルで働いていた大森さんのルポだ。健常者と同じように喜んでいただくためなのだが、やはり体の不自由な方だとどうしてもデリヘル嬢の負担や知識が必要だ。
しかし障害者も同じように、性欲があるのだからボランティアでなく、こういう形でのサービスは必要であろう。
作者、大森さんは、すごく自然にお客様に接していた。
障害者とか健常者じゃなくて、ただお客様として自分のサービスで満足して欲しい一心で頑張っている様子がとてもわかった。
しかし私自身が、デリヘル嬢の心情とシステムをもひとつ掘り下げて書いて欲しかった。なんとなく読了後はしっくりこないのだ。
描写が多く、肝心の問題点や彼女がどう向き合ってるのか、もっともっと書いて欲しかったからだ。
まぁ、健常者が思うほど障害者との垣根はないけれど、どうしても障害者自身が「こんな自分で世間に迷惑をかけて申し訳ありません」という劣等感を抱えていることに胸が痛んだ。