DVD アミューズソフトエンタテインメント 2005/04/22 ¥5,040

中年プロレスラーとその息子の父子愛を描いた中島らもの短編小説を映画化。12kg体重を増やしプロレスラー役に挑んだ映画初主演の宇梶剛士と『インストール』の人気子役・神木隆之介共演によるハートウォーミングドラマ。


最近物忘れが酷い。
随分昔のことは鮮明に覚えてるのに、2,3年前の記憶が一番曖昧だ。
という話を叔父にしたら、これは若年性痴呆の始まりなんじゃないか?と本気で心配された。まだ大丈夫ですって(多分)

公開当時からこの映画は「絶対見ねば!」と思っていたけれど、すっかり忘れ、さらにビデオリリースされたときにも同じことを思いそして忘れ、WOWOWで放映されたときも同じように思ってビデオを録った。
そして、蓋をあけてみれば「えーと・・・なんでこんなに見ようと思ってたんだっけ・・・この映画?」と思い出せない。
見て、やっと思い出した。
そうだ。リリパットアーミー、中島らもの原作だったからだ。
ご存知のように、彼は2004年、酔っ払って階段から落ちて亡くなった。
この映画では実際に中島らもも床屋役で出演しており、この映画が遺作になってしまった。

この映画は、昭和歌謡盤「チャンプ」です。
無謀にも「熊殺し」と異名を持つ世界格闘家と戦う羽目になる父。
時代背景がウィリー(当時本当に熊殺しと言われたプロレスラー)や、上田馬之介の頃の話だから、きっと子供の頃夢中で見た30代プロレスマニアの心もくすぐるでしょう。
神木君がまた可愛らしい。洗濯物を丁寧にたたんで几帳面にパンパンと叩く姿だけで、女性は母性本能がうずく。
少々中島らもっぽく、シニカルなギャグを含めつつの映画だと思ったら、ストレートな ど根性泣かせ映画。
変化球一切なし。
あー私は中島らもは小説より事実。彼の半生やエッセイなんかのほうが非現実で好きだなぁ・・・。

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