ISBN:4048736388 単行本 甘糟 りり子 角川書店 2005/10/29 ¥1,575
ひとつの高級スポーツジムに通う様々な人間模様を描いた短編集。
このジムのモデルはここだよね!!と実名あげようとはりきっていたら、先日倒産したそうで、ニュースでは叶姉妹が「支払ったお金を返して欲しいです」とか言ってました。(いつも数百万円を湯水のように使っている彼女が、年会費の27万にそんな発言をしたのに少し驚き)
横森さんの描く女性のように、醜い体を持ってる醜い心の人間とか、もう立派にも関わらず取り付かれたように自分の肉体を作り上げていくフリークスみたいな人間の様だと思っていたけれど、結構ライト。しかも本当に様々。
読了後、結局、人間として女性としてはどうしたらいいの?と悩むことしきり。
磨きあげた肉体を持って落ちていく人間もいたり、新しい光を掴んで羽ばたいていく主人公がいる。
この本に悶々としたものの答えを求めてなんかいなかったけどさ。
テーマがどちらつかずで、気持ちをどこに置いたらいいかわかんないね。
「磨け磨け!」と人の気持ちを後押ししてくれるモチベーションの上がるもの、もしくは滑稽に自分を磨く人たちでダイエットをしてる女性の醜さを実感できる、そのどちらかをもっと掘り下げて書いてくれたほうが、もっと気持ちがすっきりした。
「体にはその人の歴史が刻まれる。」
贅肉を持った人は怠惰な生活を送ってきたツケであり、見事な肉体を持つ人間はストイックに過ごしてきた証である。
耳が痛い言葉だった。うが。
この脂肪が消えれば、幸せになれるの?
寂しさを抱えたキャリア女性、落ち目のグラビアアイドル、飛ぶ鳥落とす勢いのレストラン経営者…。あるスポーツクラブに偶然集った複数の男女が織りなす人間模様を描く傑作小説。ウッディ・アレン風都会のスケッチ。
ひとつの高級スポーツジムに通う様々な人間模様を描いた短編集。
このジムのモデルはここだよね!!と実名あげようとはりきっていたら、先日倒産したそうで、ニュースでは叶姉妹が「支払ったお金を返して欲しいです」とか言ってました。(いつも数百万円を湯水のように使っている彼女が、年会費の27万にそんな発言をしたのに少し驚き)
横森さんの描く女性のように、醜い体を持ってる醜い心の人間とか、もう立派にも関わらず取り付かれたように自分の肉体を作り上げていくフリークスみたいな人間の様だと思っていたけれど、結構ライト。しかも本当に様々。
読了後、結局、人間として女性としてはどうしたらいいの?と悩むことしきり。
磨きあげた肉体を持って落ちていく人間もいたり、新しい光を掴んで羽ばたいていく主人公がいる。
この本に悶々としたものの答えを求めてなんかいなかったけどさ。
テーマがどちらつかずで、気持ちをどこに置いたらいいかわかんないね。
「磨け磨け!」と人の気持ちを後押ししてくれるモチベーションの上がるもの、もしくは滑稽に自分を磨く人たちでダイエットをしてる女性の醜さを実感できる、そのどちらかをもっと掘り下げて書いてくれたほうが、もっと気持ちがすっきりした。
「体にはその人の歴史が刻まれる。」
贅肉を持った人は怠惰な生活を送ってきたツケであり、見事な肉体を持つ人間はストイックに過ごしてきた証である。
耳が痛い言葉だった。うが。