DVD 東北新社 2005/07/22 ¥3,990
夢を捏造する集団“ファンタジー保存協会”と、それに入会してしまった倦怠期真っ只中のカップルの恋の行方を描いたラブコメディ。

ワハハ本舗のすずまさの書いたオリジナルストーリーを映画化。
ワハハが制作面で揃っておりますので、端役で久本雅美や柴田理恵。若手なども出演してます。

主演は最近ドラマでもちょこちょこ顔を出すナイロン100℃の大倉孝ニ(西遊記の神様役ですよー)。ヒロイン役は伊藤歩。
彼等の仲間たちで生瀬勝久や近藤芳正、古田新太。など豪華面々。
残念ながらこれだけの芸達者を集めておきながらこれしか出来なかったのか・・・といった感想でしかない。
「クリスマスに雪がみたい」という重い心臓病の子供のために奔走する仲間達。
確かに暖かいストーリーではあるのだけど、ステレオタイプなストーリーでどこかで見た感じが否めない。
何度もこねくり回した小粋なストーリーを期待しすぎました。
そうだったよ・・・。私はエンタテイメントとしてはワハハを認めるが彼等のギャグも脚本も好きじゃなかったんだ・・・。
飛び道具みたいな役者ばかりだし。(個人で客演すると実にいい演技をする方もいますが)

唯一大倉に頼った伊藤歩とのアドリブ寸劇のようなユルイ会話がよかったかな・・・。
昔、客演でいろいろな劇団に客演しはじめた頃の大倉孝ニを見たとき、若くてイケイケドンドンで鉄砲玉みたいな高テンションの役ばかりで実に鬱陶しかった。暑苦しくて空気の読めない役ばかりでさぁ・・・。あまりのそのはまりぶりに私は彼が大嫌いだったのですが、最近は本当いい役者になったねぇ。
彼が再現ドラマで登場してたココリコミラクルのパクリバージョン「ブログタイプ」という番組は大好きだったのに、あっというまに終わってしまって残念です・・・。

あ、何がいいたいかというと結局この映画は癖のある役者同士の演技対決のような感じでみるかと面白いかと思われます。
ISBN:4048736116 単行本 奥田 英朗 角川書店 2005/06/30 ¥1,785
僕の父さんは元過激派とかいうやつで、いつも家にいて小説を書いている。学校なんか行く必要ないとか言うのだけれだけれど……。少年の視点を通して、変わり者の父に翻弄される家族を描く、長編大傑作!

アタシの中の何か眠ってるものがフツフツと蘇るような感覚のする本だった。

今から考えると少し恥ずかしくて、でも当時は大真面目だった。
砂が水を吸うがごとく知識を吸っていた高校生から大学にかけて私は非常に思想的に偏っていて、ベースのしぃちゃんと何か大きなことをしてやろうといつもたくらんでいた。
ドイツ映画のレボリューション6という右翼の学生運動テロリストの映画があるんだけれど、私としぃちゃんは、あの映画のメンバーそのものの学生運動や思想かぶれのパンク野郎で時代を変えたいとか一泡吹かせたいとかいつも思っていた。
実際にしぃちゃんは新聞沙汰になるようなパンキッシュな事件を何度も起こして、そのたびに警察に追いまわされ、いつも私と第四帝国やUボートについて騙って、いつかナスカの地上絵を守りに行こうよとか本気で話してたんだった。
アタシとしぃちゃんには同調してくれる仲間がほとんどいなくって、二人で熱くなったけれど結局何も起こせず大学を卒業して普通の人になった。でももしも、いく大学が変わっていたならば、もしも何十年か先に生まれていればマチガイなく私たちは神林美智子かこの小説の主人公の父、上原一郎を目指したに違いない。
この上原一郎っていうのがすごくかっこいい。
185センチの大男。顔が濃くて沖縄生まれで元過激派。
普段家でごろごろして、国民年金と取り立てと戦い、息子の小学校に殴りこみにいく。
勝手に彼を宇梶剛士で想像して読んだ。
家族よりも個人を大事にしていて、何より奥さんを愛していて、奥さんも彼を愛してる。
こんな破天荒なオヤジ、いい迷惑かもしれないなと序盤は描かれるのだけれど、都会という鎖から解き放たれた西表篇の後半になってから元来からの意思の強さとか生命力の強さが生きてくるんだよね。都会での処世術なんて西表ではまったく役に立たないから。
そして確固たる信念がまだいい。

私は都会大好きっ子だ。
私の求める幸せは都会でしか味わえないことが多いからで、ライブも舞台も映画も本も、ある一定以上の都市じゃないとすぐ手に取って楽しむことができない。だから一生都会から離れられないだろうなと思っていた。
しかしこの小説のように南の島に人を変える何かがあるならば一度味わってみたいと感じた。
こんなに世俗まみれの私でも健康的な人に変われるだろうか??
ISBN:4582850243 新書 小針 進 平凡社 1999/11 ¥714
韓国人はほんとうに不親切なのか?ほんとうに反日なのか?なぜ歴代大統領は悲惨な末路をたどるのか?…日韓互いの誤解と理解を腑分けすれば、こんなに面白い隣人たちの姿が浮かび上がってくる。韓国と韓国人の「いま」「なぜ」「ほんとう」がわかる現代韓国定点観測ノート。

少し前によく見ているブログで紹介されていたサイト「韓国は“なぜ”反日か?」
http://3.csx.jp/peachy/data/korea/korea.html
このサイトを数時間かけて読破したのですが、わからない。

最近の韓流ブームや真逆の嫌韓ムード。
私はお隣の国、韓国に対して正しい知識を入れて、公平な意見をもちたいと思ったのですよ。
それにしてもネットの文章だけを読んでいると大分嫌韓気味になってしまうので、自分の見た感じでこのあたりかなぁというものを選んでみました。

作者は大学の文化学科の教授で韓国と日本を行ったりきたりしている方なので、韓国に対して特別悪い感情を持っていない。
この本にしても、冷静に日本に比べて韓国はこういうサービスがいいとか、生活レベルでの比較がされているのでとてもわかりやすい。
ただしやはり韓国人の感情の起伏が激しいところには少々この作者も参ってるようで、やはり韓国人の気性が激しいのは間違っていないようです。

如何せん出版されたのが前回のワールドカップよりもさらに前、そして韓流ブームなどのかけらもないころの話なので少々古いです。日韓関係はここ数年でみるみる変わってきたと思われるので、次読むときは最新のものを読もうと思います。
ISBN:4620770566 単行本 西原 理恵子 毎日新聞社 2006/04/27 ¥880
サイバラ母さん、大概のことに動じなくなり、貫禄つきました。『毎日新聞』連載「毎日かあさん」第3弾。やなせたかしとの同郷対談やニューキャラ「ぴにゃりくん」、実録サイバラ「父の名前」等、描き下ろしもたっぷり収録。

毎日かあさん、こんなに続くと思いませんでした。あっという間に3巻。
とはいえ毎日新聞を読んでいない私は何がかかれているか、いつも気になって気になってRSSに毎日インタラクティブを突っこんで連載で確認しています。(実際ネットに掲載されるのは2週に1度)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/women/etc/riezo/

ワタクシ、長年疑問に思っていたことがあって、子供の頃遊んでる途中にうっかり泣いちゃうと帰宅時にはとっくに泣き止んでるにも関わらず「あんた今日なんで泣いたの!?」と2秒でばれてたんですよ。ママすげー。超能力持ってる!勘が良すぎ。と賛美してましたが、あれですね。涙も鼻水も拭かずにまた泥だらけになって遊ぶから涙の跡に泥がこびりついてデビルマンみたいな顔になってたんですね・・・。

なんだか元夫の鴨ちゃんが未だお酒を辞められずに吐血を繰り返し、閉鎖病棟に入院しているようで、ちょっとドキドキ。無事社会復帰を願います。
DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2004/11/05 ¥3,129
製作総指揮にマドンナ、TVシリーズ「マルコム in the Middle」で、全アメリカティーンの間で人気のフランキー・ムニッズ主演によるアクションスパイコメディ。スケボーをこよなく愛する15歳の少年・コーディがCIAのエリートエージェントとして活躍する。

いやよいやよも好きのうち、とでも言いましょうか「リジーマグワイア」で散々こきおろしたティーンアイドル「ヒラリー・ダフ」の出演映画中、現在日本で公開されてるものは、1本をのぞきほぼ全部見てしまったようです。

この映画はスパイキッズが完全に漫画やゲームの話のようにありえないマシンをバンバン使ったのに対してほんの少しリアリティのある設定。CIAが極秘に選んだ少年少女をサマーキャンプと称し訓練させていて、いざ任務というときのために備えさせるという設定。主人公コーディ君はCIAに選ばれてるティーン工作員で、すでに訓練された後なので、オープニングから大活躍で事件を解決します。
ちっ・・・主人公の成長を楽しめない映画ってのはなんだかがっかりしてしまうのは私だけでしょうか?

しかもCIAも悪者も非常にゆるくて笑う。
学校へ任務を伝えにくるCIAの工作員が赤の皮のつなぎ、不二子ちゃんのようなお色気姉さんでいきなり男子更衣室に乱入!そりゃ目立ちまくり男子学生からヒューヒュー言われてるわ(しかもこの姉さん、後にエッチな保健室看護婦としても学校に飛び込んでくる)、悪者にいたっても娘の誕生パーティーで他人が自宅にたくさん出入りする日にあわせ、敷地の隅で世界を破滅させるような開発品を実験してるわ。突っ込みどころが盛りだくさんです。
悪者の用心棒役はもう既にハプナプトラのアンデッドで、強烈な印象を残したアーノルド・ヴォスルー。ピート・ポスルスウェイトが未だに「コバヤシ」と呼ばれてるのと同様、友人との間では、彼はすっかりもうイムホテップなんですが、結構日本でも人気があるのかファンサイトもあったようなので、これを機会に名前を覚えたいと思います。
DVD ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2005/07/20 ¥3,990
前作『プリティ・プリンセス』では、サエない女子高生だったミアが、美しいプリンセスへ変身していく≪シンデレラ・ストーリー》が多くの女性たちの共感をよび大ヒット。続く本作は、舞台をサンフランシスコからヨーロッパのジェノヴィア国へ移し、プリンセス・ミアの甘く切ない恋を描いた待望の続編です。

前回最高にキュートだった映画の続編ですが、私的には次第点をあげたい楽しめるストーリーでした。
なんだかすっかりプリンセスとして成長している彼女が、結婚でバタバタしてしまう物語。so cute!!

前回同様、トキめくキスをしたときには足が片方ピョンと立ってしまうし、あちこちで転んだり指輪吹っ飛ばしたりとドジっこぶりも健在で非常に目を細めてみれます。
この映画の魅力の半分以上は主演のアン・ハサウェイだと思うのですよ。
少女漫画から出てきたようなキラキラした大きな瞳を持つ清純な子で、前作が出たあとすぐに短期間だけですがLUXのCMでも映画同様プリンセスのような恰好をしてました。
最近流行のティーンアイドルとは対極で色気でせめない知的で清潔感のある魅力。
きっとどちらかというと、大人から好感をもたれるタイプですな。「うちの息子の嫁に!」とか「両親に紹介したい彼女」とか。
若い主人公に対抗し、ジュリーアンドリュースもイギリスの某王女より100倍優雅で美しい立ち振る舞いと美しさ。お得意の歌とダンスも披露して、本当素敵な年の取り方をしているんだよなぁ・・・。

ま、ストーリーはディズニーなので、わかりやすいストーリーなのは仕方ないのですが、キャストがはまり役すぎてキャラクターが初登場してすぐ展開が読めすぎてしまうのはどうかと。
だってもうあの彼、「当て馬」って感じの顔しすぎですよ・・・・
DVD ビデオメーカー 2005/09/22 ¥3,990
統廃合が2年後に迫る松尾高校では「我が校の名を残したい」という校長の意の下、急遽俳句部が設けられ、俳句甲子園を目指すことに。気弱な国語教師マスオちゃん(杉本哲太)を顧問に、帰国子女の治子(関めぐみ)や彼女を盗撮する写真部の土山(細山田隆人)など一風変わった5人の生徒が無理やり俳句部に入部させられてしまうのだが……。俳句甲子園優勝をめざす高校生たちを描く青春ラブコメディ

ウォーターボーイズの流れから来ている「落ちこぼれ高校生」が何かにのめりこんで大会で優勝する映画。しかし、題材が「俳句」・・・・。
この地味な題材ってどうしても派手な映画にもっていけないから、キャラの濃い人を集めて勝負しましたと言う感じ。
映画全体がゆるゆるで、他とは違う奇抜なことをやろうやろうとして空回りしているのが否めない。
思い切ったエロ要素というか青臭い表現を出したかったのだろうけど、パンチラとか自慰行為とかのシーンはどうみたってドン引きだよ。全然面白くないし。

キャストは選びぬいたのか個性的で忘れられない子ばかりで主人公の関めぐみのクールビューティな部分とか小動物のような可愛らしさのPちゃんとか、全員が漫画的なキャラクターで面白かった。
他とは違ったことをやろうとした割には王道の青春映画のような終わりに強引に持っていったなど、なんだかビミョーでした。
なんだか意図があざといんだけど、女子3人組がウクレレでキャンディーズを踊るシーンはよかったなぁ。
オムニバス トム・ブラウン ブレッカー・ブラザーズ バディ・リッチ ギル・エヴァンス・オーケストラ 塩谷哲 CD BMG JAPAN 2006/04/26 ¥1,890

私はHMV贔屓で、新譜チェックはサイトも店頭でもHMVでしているのですが、やはりライバル会社の元店員コンピレーションだからなのか、那須さんの選ぶアルバムはHMVで大きく扱わないんですよ。おや。いつのまに出ちゃいましたか?といった感じで新しいジャズコンピが発売されてました。

今回のアルバムは欧米RCA系60’s音源を中心に集めたもので、しっとりとしたジャズというよりはハードバップで勢いがあるものが多いように感じます。最近邦楽のソイルやペズなどでジャズへのとっかかりを掴んだ人たちの旧音源への入り口になるような曲が多いと思います。
まだまだ前作ジャズロワイヤルも店頭で人気なようですし、来月には次回選曲コンピも出るようです。

なんだか最近飲み屋ではこぞって那須さんのアルバムを聞くことが多いので、飲食店オーナーも注目の一品なコンピレーションシリーズであります。

★試聴サイトはこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1387840

MELLOW VIBES

2006年5月7日 音楽
MELLOW VIBES
グランドギャラリーから次々と出るコンピレーションアルバム。

クラブジャズならばなんとなくアンテナが広がっているけれど、ソウル、R&Bなどというともう随分昔の感覚で止まってしまってるのだ。

今回のアルバムは名前の通りメロウな女性ボーカルのR&Bを中心にしたコンピレーションアルバム。
久々にこういうBっぽい女性ボーカルを聞くと安心します。
ビヨンセとか第一線のセクシー系いけいけR&Bも悪くないですが、こうういう心がほっとする音楽悪くないですよ?
前回の須永さんのワールドスタンダード5に収録されていて私が気に入ったアリソンクロケットも収録。
彼女はあれ以来、胸キュンハウスイベントのジョイライドにもゲスト出演しているようで、クラブ界で密かに人気があがってきたようです。

案の定このレーベルのものは試聴サイトがないので、1曲目のAdriana Evansの1 In Search ofをどうぞ。このアルバムの方向性のわかるオープニングナンバーです。
http://www.cisco-records.co.jp/cgi/title/rnb/detail_118274.php

韓国およめいり

2006年5月8日 読書
ISBN:4847015916 単行本 阿部 美穂子 ワニブックス 2005/01/20 ¥1,260
わからないことだらけの異国に稼いだアイドル・阿部美穂子の生活は毎日が「アイゴー!?(なんなの!?)」の連続。ホット&ワイルドな韓国の人々に囲まれて泣いたり笑ったり大忙しな日々を描いた新妻コミック&エッセイ。

王様のブランチリポーターだった阿部美穂子が韓国サッカー選手との馴れ初めから結婚、新婚生活まで。
かなーりの韓国贔屓な意見な本をひとつ。

 ま、オノロケな内容はおいといて、ここまで少しづつ本やサイトを読んで韓国について感じたことは、ものすごいスピードで先進国化してしまった韓国は国民感情やら文化との共存が追いついてなくて、非常にバランスを欠いてる状態なのだと感じた。技術や経済など進歩しているにも関わらず国民だけが取り残されて、今までの生活と思想を強引に押し通そうとしている。国家がそう教育しているっていうこともあるけれど、もう少し先進化した国々についてきてもいいんじゃないかなぁ・・・。

彼女、阿部美穂子は実際韓国贔屓でもあるし、住んでいる国でもあるのですが、それでもやはり身内に優しく、外に厳しい韓国人たちにアップアップしている。韓国は、ほんの少し前まで教習所が存在せず免許も簡単に取ることができたから、今だに交通法規なぞあってないような国で、皆が車をぶっ飛ばし怒号や罵声を浴びせかけ、「はやくはやく!」と急かしあってる。乗り合いバスに乗ったら地面に座るものもあり、他人の荷物に座るものあり、買い物したものが原型を留めないくらいのスピードと急ブレーキで社内が洗濯機のようになるくらいに爆走するらしいのだ。

阿部美穂子の「あたしドジでノロマなので、またこんな失敗しちゃったけど、オッパー(夫)が助けてくれたの。てへっ(はぁと」ていうエピソードばかりでピキピキきてるのは私だけですか??そうですか。そうですか。(不貞寝)

He knows his place...

2006年5月9日 音楽
SOUL SOURCE PRODUCTION CD ユニバーサルJ 2006/04/26 ¥2,800

SOUL SOURCE PRODUCTIONこと箭内健一によるオリジナルアルバム第2弾。随分前のリミックス、ジャクソン5ミックスなど、ダンスクラシックスやソウルのミックスアルバムは名盤で随分とヘビーローテしたけれど、最近とんと見送ってばかりで試聴することもなくなってました。
オリジナルアルバムが出ていたのですね。

嫌いになったわけじゃないけれど、今回も見送りで聞くこともないかもしれないと思っていたところ、私事ですが会社が引越しをしまして、駅までの道にCD屋があるのですよ。なもんで毎日蛾のようにフラフラと寄り道しては新譜を試聴して購入しちゃってる感じで。

ジャケットをみたり紹介では随分アコースティック要素が強いのかと思いきや、曲によってはダンサブルなハウスでいいのですよー。これ。
特に2曲目のマンディ満ちるの「The Real Thing 」はスタアパのようなハウス、そして後半に控えるメロウな「Snowflakes」a.k.aの「Mind Be Free」は必聴ですよ!皆様!

★試聴サイトはこちら
http://www.ongen.net/search_detail_album/album_id/al0000076089/
ナニー・マクフィーの魔法のステッキ
妻を亡くしたブラウン氏(コリン・ファース)には長男のサイモン(トーマス・サングスター)を筆頭に7人の子供がいた。やんちゃな彼らは17人目にもなる子守りも追い出すことに成功。新しくやって来たナニー・マクフィー(エマ・トンプソン)も追い出そうとするが……。


シリアナも一緒に行った、映画好きIちゃんと行ってきたわけですが、なかなか東京でもこの映画を字幕でみれるところが少なく、GWのお台場は島が沈むほど人がいるだろうと踏んで、日比谷へ。しかし日比谷でも普段より多くの人で混雑しており、理不尽に腹を立てた私が「これ子供映画だからさ、18歳以下禁止にしたら悠々みれね?」と暴言を吐いたところ、「18禁の魔法のステッキ!!想像ひろがりまくり!!」と二人で転がり笑い。だからこのコンビはいつも駄目なんです・・・トホホ。

この作品は以前じいさんを素敵に見せた映画「ウェイクアップネッド」のカーク・ジョーンズ。この作品の時から私は彼の映画の色彩が大好きだったのだ。全裸でバイクを飛ばすじいさんの後ろに流れる風景の色合い、映画で見た景色の中でも指折りの美しい景色だった。
今回も彼の色彩センスを惜しみなく披露。極彩色すぎて後半やりすぎだろーと思ったけれどラストシーンをみて、あぁ、これを引き立てるが為にバリバリと色つけたのかと納得です。

ストーリーもわかりやすく、映画史上最悪といえるべく子供たちの悪戯を家政婦(ナニー)マクフィーが魔法で解決していく。キャラも漫画ちっくなオーバーさでまるで着色料で書いた絵本を見ているようだった。
ま、日本人ならば誰でも思うのですが海外のお菓子ってどうして・・・こう・・食欲をなくす色なんだろうかね・・・

あ、そういえば久しぶりにジェシカおばさんをみたよ!
全然変わらぬ風貌。一体いくつなんですか?(怖

bossa a la mode-tres-

2006年5月10日 音楽
オムニバス グリーティエ・カフェエルド ボブ・ズシ&バンダ・チャランガ タム・タム・オール・スター ロザリア・ディ・ソウザ マグネティック・フォー マーコムス・ヴァルエ CD ジェネオン エンタテインメント 2006/05/03 ¥2,800

アフリカンアートが目印のコンピレーション、 A La Modeシリーズ。
クラブジャズ版とボサノヴァ版があり、こちらはボサ版の3枚目にあたります。
ボサとかクラブジャズなのに何故こういうデザインかは疑問ですが、ジャケ買いしてしまいそうな可愛いジャケットです。
並べたくなるよねー家に。

毎回、日本のクラブジャズ卒業するかしないかくらいの方が聞くようなラインナップで注目していましたが、今回収録されているのは、かなりキャッチー。スタジオアパートメントのWe Are Lonelyなんて今更ながらの曲で(古いというわけじゃなくて、このコンピの購買層は既に持っているはず)抑えておくところの基本中の基本。久しぶりのマンスフィールドのミックスも収録。ロザリオも収録されてますが、なんか正直ビミョー・・・・
最近出たイエローのコンピにもWe Are Lonelyが収録されているようで、確かにスタアパは名曲です!ですが最近コンピシリーズは軒並みスタアパに頼りすぎだっつうの!!コンピの楽しみは隠れた名曲を探す幕の内弁当であるべきだっつうの。

多分にいきなりこれを購入する方はいないと思いますが、アコースティックのカフェボッサじゃなくて、これはハウス色の強いブラジリアンハウスよりの選曲が多いみたいなので、名前に釣られるとあげあげサウンドにびっくりするので要注意です。

穴 / HOLES

2006年5月10日 映画
DVD ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2005/12/21 ¥1,500
無実の罪で更正施設送りとなった少年スタンリー(シア・ラビオフ)が、そこで最初に眼にしたもの。それは乾いた大地に掘られた無数の穴たちであった。施設の少年たちは、所長(シガーニー・ウィーヴァー)の命令で、毎日なぜか穴ばかり掘らされている。やがて、その穴の秘密にはスタンリーの家に代々伝わる呪いとも関わりがあることがわかり…。

これは面白い!何故未公開なのだ!
オープニング、訳もわからなく次々と大きな穴を掘る若者達。
俯瞰からその風景が映り、まるで虫や爬虫類の巣穴のように砂漠に広がる無数の穴。
序盤、中途半端にシュールな映像の連続や突拍子のないエピソードが散漫でこりゃやっちゃったかなぁと思いましたが大間違い。
蛇足に見えたエピソードのひとつひとつに意味がそれぞれあって、最後に綺麗なストーリーが出来上がる。
この映画に関しては、意味のないシーンや台詞がまったくなくて全てが紡いでひとつの織物になる感じ。
昔みたスティーブ・マーティンの「パパとマチルダ」っていう作品が確か同じような手法でいたく感動した記憶があります。
とにかく物語の構成がうまい!としかいいようがないのです。

主人公はコンスタンティンで背伸びをしたくて仕方ないキアヌの助手役、シア・ラブーフ。
彼が送られる不良更正施設の所長がガラガラヘビのネイルを塗るシガニー・ウイバー。実にSっぽくて怖えー。

原作はルイス・サッカーの書いた児童小説。しかし全米図書賞、最も優れた児童書に送られる賞ニューベリー賞を受賞している。amazonのレビューをみても50人以上がレビューしているにも関わらずほとんどの人が満点をつけており、勿論★は5つ。
すごい作品らしい。
映画の評価がそれほど高くないのは、私がこれほど面白いと思った映画よりも原作のほうが遥かに面白いらしいので、その残念感で評価がさがっているようなのだ。す、すごい。これは翻訳物嫌いとか言わずに原作読まなくちゃですよ。
DVD 角川エンタテインメント 2005/04/28 ¥4,179
東欧のクラコウジア(本作のために設定された架空の国)からニューヨークを訪れた旅行者ビクターが、母国の突然のクーデターにより“無国籍”状態になってしまう。アメリカへの入国許可が下りないまま、彼は空港のターミナルで9ヶ月間も過ごすことに…。

凡庸な作品だな・・・。
スピルバーグ監督に、原案がアンドリュー・ニコル、そしてトム・ハンクス主演というところが見所で肝心の中身がすっぽ抜けてしまった映画だ。ひとつひとつの可愛らしいモチーフを楽しむばかりで全体としては心に留まらない映画なのですよ。残念ながら。
あぁこのエピソードいいね、とか、前髪のあるキャサリンかわいいね、とかトムのクラッカーを食べるシーンがかわいいねとか、そういう細かいディテールばかりが目に付く。ま、そこら辺を楽しむ映画なのかもしれない。
「ターミナルに住む男」という設定ありきで後はこじつけに見えるし、第一キャサリンの役が何を意味するのか未だもって不明だ。なんだかさ、トムばかりが救われてばかりで周囲の人はあまり救われていないじゃないか!?(ひとり無事ハッピーエンドを迎えたものもいましたが)
この物語はトムによってキャサリンが救われてこそのハッピーエンドじゃないのか!?どん詰まりのキャサリンが、結局誰からの影響もうけることなく、誰にも影響をさほど与えず物語から消えていく。まったくもって憤慨な話じゃないか!何故出した!みてるほうの消化不良さはマックスだよ。
ラストのシークエンスも伏線が少ないから有り難味も感じないしさぁ・・・

感動大作っていうんじゃなくて、「ちょっといい話」くらいのイメージで構えればダメージも少なく済みます。
スピルバーグに期待するのはもう辞めた。
LAVA LAVA feat.Trine-Lise Vaering The Dining Rooms Ursula Rucker Vicki Miles Gama & Pavel with LAVA Robert Nacken LAVA feat.Olivia CD メディアファクトリー 2006/05/10 ¥2,625

すっきりしない天候が続きますが、LAVAの季節。
初夏がもうすぐやってきます。
逆輸入DJ、LAVAのしばらくぶりのアルバムは今までのブラジリアンハウスよろクラブジャズに近いしっとりとした出来ばえの曲が多い。
LAVAのクオリティは非常に高くて、はずれがないので迷わずレジにGOです。

来月にも延期になったアルバムがもう一枚出るようでやはり今年の夏もLAVAの夏になりそう〜。
余談ですが、このアルバムジャケットって体のパーツのどこなんでしょ?金原ひとみのアッシュベイビーみたいでちょっと怖いんですけど。

★試聴サイトはこちら
http://www.lava.jp/disco/album/hug_music/index.html

Intentions

2006年5月12日 音楽
native ペリー・ヒーマス 山下佳孝 大久保健一 中村智由 椎原寛基 CD インディペンデントレーベル 2005/09/18 ¥2,500

偶然DMRで新発売されていたアナログ盤を聞いて気に入ってしまった!

小林径のルーティンジャズなどのイベントにも出演している彼等は名古屋のジャズバンド。
メンバーそれぞれが個々に活動していたけれど、このメンバーとしてクラブジャズ、というかモダンジャズサウンドを追及した音楽をやるようになった。インディーズで2枚アルバムを出し、地元名古屋タワレコで上位にランキング。
そしてその2枚のアルバムからベストを抜粋したのがこのアルバムだ。(しかしCDリリースは既に2年前の話ですが)

とにかく1曲目のDIVAを聴いていただければわかるように日本人離れした北欧風のジャズサウンドにメロメロになる。
しかしもうひとつ何かが足りない気がする・・・もう一味なんだよなぁ・・・。
多分、それが加わっていたならば、CDリリースから2年間、私のアンテナに引っ掛からないはずがないもの。
とりあえず、渋谷spumaでもライブをやったりしているようなので、ご飯がてら見にいってこようと思います。

★試聴サイトはこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1461664
VHS コロムビアミュージックエンタテインメント 1988/07/21 ¥14,585
ビートルズの同名ヒット・ナンバーを主題歌にし描かれた青春ラブ・コメディ。ハイスクールでつまはじきに合っているグループの一人ロナルド。彼は夏休み中、望遠鏡を買うためのアルバイトに励んでいた。新学期が始まったある日、彼が常々憧れていた少女シンディが母親のドレスを勝手に持ち出しそれを汚してしまって困っているところに遭遇。1000ドルと引き換えに一カ月彼女のフリをしてもらうことに……。

私の大好きな青春映画のひとつである「キャント・バイ・ミー・ラブ」
久々にみて、細かいディテールを思い出した手を叩いた。
これはビートルズの音楽とも見事にマッチした青春映画の名作だと思うのですが、未だDVD化されていないようです。
うーん。主演のパトリック・デンプシーをはじめ、日本で人気のある俳優も少ないからかしら??
今見ると登場人物の女子がみんな80年代ですげー恰好をしていて驚きますが、やはり20年近くたっても面白いものは面白いのだ。

まーさーに、電車男の原点映画と思ったのは私だけでしょうか?
望遠鏡のために草刈りバイトを続けるオタク男子ロニーと学園アイドルのラブロマンス。
冴えない男がだんだん女性のアドバイスで垢抜けて、周囲からも認められていく。(しかしさすがアメリカ女性のアドバイスが実に雑で大胆)結局、ロニーの序盤の目的は綺麗な彼女をはべらして自分の周囲からの価値をあげることだったけれど、オタクとアイドルには心の底で繋がる共通点がみつかったりするところや、結局散々頑張ったロニーのハリボテだった人気者像が壊されるところなんて、本当エルメスと電車男のラブロマンスを彷彿とする。

この映画の観点はシンデレラストーリーじゃなくて、そとっかわじゃなくて自分らしく生きることの大事さとか金で人の気持ちは買うもんじゃーないぞ。とかまさにビートルズの歌詞そのものがテーマですですがね・・・。
実はこの隠れた名作映画、おととしあたり、オールキャストブラックで「Love Don’t Cost a Thing」という映画としてリメイクされたそうです。こちら私は全然出会えないのですが日本でリリースされてるのでしょうか・・・??
都会に舞い降りたシンデレラ
片田舎から、ニューヨークへとやってきたセレステ。ジャーナリストの夢を持つ彼女だったが、配属されたのは校正係。そんな中、彼女は隣人、カイルと友達になる。ある日、セレステはいとこの青年ダナを訪ねる。ゲイでのダナは、都会暮らしに悩むセレステのため、友人たちを集め、協力により、セレステはクールな美女に変身するのだが…。


規則的な時間ごとにブラックアウトでシーンが変わるので臭いと思っておりましたが、こちら映画ではなくテレビドラマだそうです。アメリカのテレビドラマはこんなもんですか?とがっかり。
もう何十年前のドラマかと思っていたらなんと2004年の制作作品だそうで。

ストーリーがベタベタなのはこちらも了承しているので文句はないのですが、実に演出が滑稽で、アメリカで映画という文化が日本よりも経済的に成り立っているのはドラマの質が低いからじゃないか?とさえも思えるつくりだった。
主人公が田舎から都会に出てきてファッションに関して黙ってられないオカマちゃんたち集団によって綺麗に生まれかわる。このベタベタなシーン。同じ女子としてこういうシーンが映画にあるといつもウキウキしますが、今回ばかりはわけが違う。
マスカラを使えばマスカラの、ヘア用品を使えばそのブランドのメーカーのパッケージデザインを必ずワンショット差し込んでから主人公が使うのだ。(しかも大真面目)トゥルーマンショーのネタですか!?これは!
いや、わかりますよ?クライアント様様だっていうのは。だけど未だこういう馬鹿げた演出で視聴者は騙されているの??

生まれ変わった主人公。これもまたみてびっくり。
ワンレンにきついメイクと濃い口紅。肩パットバリバリの真っ赤なボディコンに身を包み、耳元にはでっかいプラスチックの幾何学模様イヤリング、鏡をみた瞬間に思わず泣き出す主人公。
当然、「私がなりたかったのはこんなんじゃない!」っていう涙だと思ったならば、「私がこんな風に綺麗になれるなんて!」という嬉し涙だった。
えーーー!?未だアメリカでは「都会の出来る女」のイメージはこれですか?日本からみると、このファッションはバブル当時のジュリアナファッションですよ!?

主人公は「ロズウェル/星の恋人たち」のマリア役のマハンドラ・デルフィノ。そして相手役がメラニーでも似たような役と表情をしていたイーサン・エンブリー。彼等のファンが見るくらいでいいです。
SOIL&PIMPSESSIONS TOUR 2006@横浜Bay Hall
恵比寿の興奮冷めやらぬうちに取った追加公演チケット。
なんと今回がゲストDJはジャズトロニック野崎さんです。
場所は横浜ベイホール。・・・ってどこ?と元町駅をウロウロしていたならば、駅員さんに「あなたベイホールでしょ!?反対だよ!」といわれました。え・・・そんなに私いかにもなライブ野郎でしたか?(ピンクの虎Tシャツに腰履きデニム&ニット帽)
ちなみに最近ソイルのジャケットでお馴染みのウサギに羽の生えたキャラ「ツバサちゃん(仮」に似ているペンダントトップを先日みつけたので、それもしっかりつけていきました。
着いてみたならば、そこは懐かしい場所。昔、ギョーカイ人だったころ毎晩のように通ったレストランバー、ブッチャーズテーブルのお隣でした。無残にも思い出の場所は廃墟と化して当時の豪華な60’sさは微塵にも残っていませんでした。

会場につくやいなや、顔も存じないのに相互リンクのはにゃさんを探そうとキョロキョロと。
やはりいちかばちか行く前に服装をブログで公開すべきだったかしら?と後悔しました。

セットリストは以下のとおり。
1. Follow
2. Fragment
3. Wasted Time
4. Waltz for Goddess
5. The Black Widow Blues
6. Fuller Love
7. Avaranche
8. Quiet Passion by J.A.M
9. Worldwide
10. Mo’better Blues
11. Summer Goddess
12. Scoop Out
13. Sahara
14. Crush!
15. 殺戮のテーマ
16. SATURIKU ニューウェイヴ
encore
17. Suffocation
18. 閃く刃
19. Sweat


うん。正直に語れば、皆さん少々欧州ツアーでお疲れかな?と思った。
ミドルテンポからのスタートだったからなのか恵比寿で感じたあの時の感動よりも少々違うかなぁと。
だけど会場がもう半端じゃないくらい熱くて熱くてメンバーも会場と一体になってうなぎのぼりになっていったステージだったと思う。もう最後は前回どころの騒ぎの比じゃなく「し、死人がでますよ!」というくらいの盛り上がりでした。
はにゃさんは観客に愛されてるといってましたが、本当に社長も尋常じゃない盛り上がりがすごく嬉しそうで、観客に支えられているソイルという形を実感できた貴重な瞬間だったと思う。
とくにサックスの元春さんのプレイは熱く、突き抜けていて、序盤から彼の足元にいた私は彼の足にお宮のようにすがりついてました!
ベイホールの音響は少々疑問で、少なくとも左スピーカ前に私にはオープニング曲のフォン隊の音がまったく聞こえなかったんだよー。序盤メンバーもあちこち楽器の具合を気にしてる様子が見えたし、恵比寿のほうが私は気持ちよくみれたかな??

ま、難癖つけましたがしっかりソイル販促デスジャズTシャツ着て帰り、ニコニコの私です。
今後どこかのライブハウスで緑のデスジャズT来た奴がいましたら気軽にお声かけてくださいね♪
ビクビクしながら返答しますから。
追記:
ここのDJブースは360度周囲から見ることができてまるで衆人監視状態。
野崎さんのプレイを肩がもめるくらいの真後ろ至近距離で見つめ、テンションのあがった私は「こないだの2枚組MIX微妙でしたね!」とか笑顔でいいそうになりました。(嘘


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