DEEPキリスト狂/毛皮族

久々の芝居見物。
もう浮かれちゃって浮かれちゃって、大変よ。
前回の女郎話とあわせ、普段できない真っ赤な花魁メイクで下北沢駅前劇場へ。
ここを見ていつも思うことは「綺麗な体じゃな・・」とエロ抜きにね。

毛皮族はエロい。
芝居好きじゃない人とか芝居好きな人色々みると思うけれど、毛皮族はものすごく明るいアングラだと私は思う。素人の想像するアングラの構図そのまま。
しょっぱなから上半身蝶のニップレス、下は軍服。赤いスピーカーでガンガン昭和歌謡を歌い散らし、客を根こそぎ虜にする。

彼女らは最早飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長していって、駅前劇場でやるのもこれが最後なのかもしれない。もう動員力が半端じゃないのだ。次回からはスペースゼロになってしまって私の大好きな濃厚な部分が薄まりそうで怖い。

今回の芝居はなんだか今までの芝居よりエロもサービスもさっぱりテイストだった。
某掲示板での評価も有名になるために検閲に触れないような無難なもんできたよ！みたいなこと書いてあったが、私も今回の芝居は小さくまとまってしまったなぁーと思った。
いつもは客が帰る帰らずに関わらず何度も何度もカーテンコールで脱ぎ歌い踊り狂うのに今回は一度きり。なんだかあの強引さと潔さみたいなものが彼女たちの売りだったのになぁとも思うのだ。初見の客はやっぱり満足だったようで「やーん。私も脱ぐー」とかいっていたお嬢さんもいましたが・・・

「私のためにポトフを作れる〜？お鍋はここよ！」といってナーススタイルで足を広げて見せる。

あーこの濃いエロなのよ！と思う。アートなエロとは語れず、AVのエロと語れず日活ロマンポルノのエロなんだよなぁ、これ。
でも次回も絶対に見にいってしまうだろうなぁと思う。
だって彼女たちが演劇界の中でどれだけ自分たちのペースを崩さずに生きていけるか見守るつもりだし！

いつも気になるのは客席にいる芝居好きらしからぬにやけたオッサンたち・・・
ま、まさか裸体目当てで来てないよね・・・汗