ラスト サムライ 特別版 〈2枚組〉
2004年6月2日 映画明治維新直後の日本で、軍を近代化したい政府の要請を受け、南北戦争の英雄オールグレンが招かれる。ごう慢な態度で軍を教育する彼だったが、反政府の侍たちとの戦いに敗れ、囚われの身となった山里で武士道精神にめざめていく。
正直期待していませんでした。
前評判ばかり有名な作品は、「期待」という色眼鏡でみてしまって大抵がっかりするし。しかーし涙がポロポロこぼれちゃったよ。
確かにすごい。
日本人の演技がすごい。誰が主役ってトムは脇役でしょ!?
真田の攻めの演技と謙様の抑えた鬼気。トムは完全に霞んだよ・・。
最初の侍の登場シーンに鳥肌が立った。
藪の中から顔の見えない侍たちがゾクゾクと出てくる。
このシーンだけで侍を印象づけて、脅威の存在であることをアピールできたと思う。侍に対するこのゾワゾワした恐怖感・・・何かの映画に似ている!
これは「戦国自衛隊」の侍をみたときの印象なんだよなぁ・・・
今までの日本の描き方って本当駄目だった。芸者、フジヤマ、侍、忍者とこうイメージが偏ってるんだよね。カンチガイ日本の描き方は語ったらきりがないほどで。
確かに今回拘っただけあって日本の描き方は間違っていない。特に様式美の描き方は素敵だ。しかし日本女性の小雪はどうなのよ?金髪ナイスバディの女優よりエロいんですけど・・・貞淑な日本女性な割には隙ありすぎだし!むしろわざとっぽいし!
なんか思わず合コンで得するタイプの女子に見えたりなんかしてね。
外国人って日本にスピリチュアルなイメージを持ちたがるんだね。
こういう描き方はものすごく好きなんだけれど、過剰のような気もしないこともない。現代の日本をはイコールではないし、また間違った印象をもたれてしまいそうだ・・・(映画の舞台の姫路に外人多くなったしね)
反乱者だとか、インディアンと比較して先住民族のような印象をもたれそうな描き方なくせに、天皇のお気に入りで御前会議にも参加するっていうのがものすごく違和感なのよね。
この映画を外国人がどう反応するのか聞きたい。
どこぞのサイトで書いてあった外国人の反応は「サムライってなんか思いつめちゃってて欝っぽいよね!」って・・・武士道はキビシー。
★4つ。
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