誘惑のアフロディーテ
2004年6月16日 映画生まれたばかりのベビーを養子に迎えたワインリブ夫妻。ルックス、IQ、性格の三拍子揃った息子マックスの成長ぶりに夫のレニーは鼻高々だったが、一方で彼らの夫婦仲は崩壊寸前。その反動から、レニーは息子の実の母親探しに熱中し始めるが……。養子縁組をきっかけに巡り合った男と女の奇妙な関係を軸に、愛に迷い、理想を追い、ままならぬ現実と格闘するニューヨーカーたちの姿を、ウイットに富むエピソードを満載にして描いたW・アレン監督作品。
以前通っていた映画通の接骨医はウッディ・アレンを見てるとイライラしてくると言っていた。ウディの小心者で早口でナヨナヨしたところが勘に触るらしい。私は彼の映画がとても好きなんだけど今回は同意。
「うわーー。ウッディうざい・・・・」
貰った養子の母親探しを始めるレニーはその母親が娼婦だったことをしって、更正させようとするうちに奇妙な愛情関係が出来上がる。
ほっとけよ!自分に自信をもって生きてる人を洗脳するなっての。
その娼婦役はこの映画でオスカー助演女優賞を受賞したミラ・ソルヴィーノ。
助演女優賞ねぇ・・・なんというか私は彼女の映画で唯一覚えてるのが「ロミーとミッシェルの場合」という何ともマイナーな馬鹿映画であまり覚えてはいなかったのだけれど、そんなに際立っていたのかなぁ・・・
甲高い声でアメリカ馬鹿女独特の露出の高い服とヒールの高い靴でペンギンみたいに歩いていた記憶しか・・・
その95年のオスカーを調べてみると・・・
他のノミニーも映画は見たもののその演技なんか覚えていやしないよ・・・。
ちなみに同じ年の主演男優にリービンインラスベガスのニコラス・ケイジ、主演女優賞がデッドマン・ウォーキングのスーザン・サランドン、助演男優がユージュアル・サスペクツのケビン・スペイシーで大納得なんだけどね。
この映画の演出は趣向がかわっていてストーリーが変換するときにコロス(古代ギリシャ劇に出てくる群衆)が出てくる。これはみんな馴染めるの?
いや私は割りと舞台よりの人間なので平気だったんだけどね。
それでも映画のすみずみに座敷童子のごとく出てくるとちょっと怖いんですけど。
ギリシャ悲劇をパロディにしてたり、英語での慣用句が出てきたりものすごく玄人受けする映画に出来てるらしい。
大学の演劇論を右から左に聞いていた私はギリシャ悲劇なんて覚えてないつうのよ。
この時期ってウディは実際養女と噂があった頃じゃないか?とか色々考えつつミラとのキスシーンをみたらオエエエエ、きもいきもい。
ああ、これだけ嫌悪感を抱かせるキスシーンが他の映画であっただろうか・・
話は好きなんですけどね ★3つ
でもあんまり個性が強すぎて人にお勧めはできない感じ。
*tkrさん お気に入りに入れさせていただきました。
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