高校教師をしながら、野球部のコーチを勤めるジムの少年時代の夢は「メジャーリーガーになること」。彼は35歳でプロテストを受け、156〜160キロの剛速球が認められ、マイナーリーグを経て、ダンパベイ・デビルレイズのピッチャーとして、メジャーリーグ史上最年長のルーキーとしてデビューを果たした。
あぁぁ、色々なレビューを読んでみたけれど感動と絶賛の嵐。
私はスポーツ系の感動には手厳しいのだよ。
元々スポーツにはドライなのでオリンピックやワールドカップでもお祭り騒ぎしないし・・・
実話を元にしたのでオチは既にわかっている。
「35歳子持ちにしてメジャー入りした男」の話。
だからその過程でいかに感動するかって話なのだけど・・・
*ネタばれあり*
はしょってあるのか、なんだかこのストーリーは肝心なところが描かれてないのだよぅ・・・
例えば、主人公ジムの教える弱小チームが何故あっという間に優勝できるような強いチームになれたのか?その過程と努力の結晶の成果が見たかったのに・・・
大人になったところでジムの両親に「何か」があって離婚している。
これは何となく行間でわかるけれど、小さい頃自分の考えを言うことの出来なかった君主政治のような父子関係。そして互いに年をとり認め合うことが出来るようになったことを描くのなら「両親の離婚」は、エピソードに加えておくべきだったと思うけどなぁ・・・
それに肩を壊して、一度夢を絶った主人公が何の努力もなしに、10年前より速い球を投げれるようになったって・・・改造手術でもしたのか!?
肩を労わる素振りもないしね。
* *
ダコダ・ファニングちゃんのように、しっかり前に出て演技をする子も勿論いいと思うけれど、この映画のデニス・クエイドの子供達役が本当にキュートなのよ!
どこにいくにも後をついてきて、父親を尊敬したキラキラした目で見つめてる。
気のきいた台詞とかないけれど、なんかすごく可愛くで和むのです。
ああ、こんな子供いたら父さんも頑張っちゃうわよね!と。
★3つ
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