ドラゴンヘッド

2004年7月22日 映画
修学旅行帰りの高校生テル(妻夫木聡)らを乗せた新幹線が、突如の事故でトンネルに閉じ込められる。奇跡的に生き延びたテルは、密室内で狂気の行動に走るノブオ(山田孝之)の魔手から逃れ、同じく生き延びたアコ(SAYAKA)とともに地上へ脱出する。しかし、そこで彼らが見たものは、世界崩壊後の地球の姿であった…。


原作は拾い読みした程度で流れとかストーリーはおぼろげにしか記憶してない程度です。

うあぁ・・・つまんない・・・・
撮影してるときはやたらと話も聞きましたが、公開しても何の噂も聞かず、ひっそりビデオ化した上にWOWOWでいつのまにか放送。

この映画は原作を把握してない人置いてきぼりですか?
あ、ちなみに同作者の作品は「座敷女」が一番面白いと思います。

原作漫画を読んだ人ならば漫画が実写になった喜びもありましょうが、そこまで読んでないので映画だけで話を把握せねばなりません。
んが!さっぱりわかりません。

中途半端な状況説明は出てくるのですが伏線のように張り巡らせただけで全部放りっぱなし。で、結局どうして日本が灰の街になった上に人々も狂いはじめたんだか・・・
CUBEのようにこれは「謎」からスタートして、それを楽しむ映画なんですか?

主人公たちがびっくり箱のごとき色々な人物に会っていく。
登場人物たちは出会ってもろくなエピソードも影響も及ばさず、原作を無理やり詰め込んでいるだけのようで。

その主人公たちもなんだかヨロヨロしてるだけの無知な現代っ子で、の割りには一面灰になった死の街でやつれることも小汚くなることもなくSAYAKAなんて真ん丸顔のままでね。
脚本や演出にも問題があるだろうが、彼らが飢餓やパニックに直面して苦労しているように微塵とも感じないのですよ。どんだけみても。

なんかね初めてみましたよ。
日本滅亡の瀬戸際で命の危険にさらされてる人が「きゃん♪」とかわゆく叫ぶところ。母親譲りね。そのブリブリさは。

ところでたまにこういう映画あるのですが、爆発や物音がやたらと大きい割りには台詞が全部ささやき声。
生活音のある部屋でみていると片時もリモコンを手放すことが出来ず、台詞のシーンでボリュームをめちゃくちゃあげてやっと聞き取り、不意打ちの爆発であまりのでかさに驚いて音量さげる。あーめんどくさい。なんかこうきちんと音量の幅を決めて聞きやすくして欲しいなと。
こういう映画みんなはどうしてるんだろう・・・

★1.5

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