実家の近くに新しく図書館が出来たというので喜んで出かけた。
元々実家のある市は東京からさほど離れていない市だというのに、公民館及び図書館のような公共施設がものすごーく乏しい。
まぁ、この財政難は前市長がどこぞの会社と組んでいて意味もない河川敷工事や橋なんかをバンバンつくった上に、税金をプライベートで新宿2丁目に水のように突っ込んで逮捕されたから。

市で一番栄えている駅の近くの図書館でもコンビニほどの広さしかなく、ハウトゥーものやらビジネス書、ライトで良く読まれるものしか置いてない。
蔵書検索のコンピューターはDOS画面のようなもので、検索ワードを入れるスペース以外にもカーソルがいっちゃったり、化石のようなPC。
 一度「金閣寺」を借りようとしたとき、文学作品は誰も読まないので全て書庫に置いてあって予約して取り寄せないと駄目なんですって。驚愕。

そんな市が新しく図書館を建てたというのだから期待半分、不安半分。
最近読めなかった本を数十冊分リストアップして図書館に向かいました。
やはり新築。ものすごーい綺麗で広い。
コンピューターも最新。ネットもできる。DVDも見れる。
ネットで予約も出来るようになってる。すげーすげー。

んが、しかし蔵書数少なすぎ。
一つの本棚(スチールの4段くらいのもの)の2段分に半分づつくらい本が入ってるだけ。要は本棚一つに1段分しか本がないのね。
どこの途上国の図書館だよ!ってくらい本がない。

リストアップした本はセカチューだとか最近大人気のものを避けて数年前のものを中心にリストにしたというのに結局その図書館にあったのはたったの2冊!!(マニアックなものばかりリストアップしたわけじゃないけれど)はぁ・・・せつない。
会社でも本を読む人は誰もいない。
石田衣良の名前を知るものは誰もいなかったし。
私は乱読派だけれどそれほど大量に読むわけではない。
私なんかが読書家というには恥ずかしいくらいの読書量なのだ。

絶対的に本を読む人が減ったのかしら・・・
確かに最近の本は買うのためらうほど高かったりするけれど。
なんか最近は一点集中だよね。売れている本がさ。
なんつうかね、本って知識だけじゃなくて色々得るものがあるから読んで損はないと思うんだけどなぁ・・・・

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