高級デートクラブで男娼として働き始めた20歳の大学生リョウ。夜ごと彼を求める女たちの美しさと妖しさ、それぞれの秘密。そして一線を越えた時に見えてきたものとは?
体の売買なんて一生理解できないって思ってた。
でもさ、今なら少しわかるんだよね。
欲しいのは快楽じゃなくて温もりなんだけど。
セックスは手っ取り早く、相手の温もりを知るコミュニケーションだから。
それが金銭でだろうと買えるならば買っちゃうな。
それだけ現代女性はストレスに悩んでるつうこっちゃ。
主人公は掴み所がなくて魅力的。
こういう男性は確かに存在する。
誰にも興味が沸かないから、人に依存しない。
かといって一人でいられるほど強くもないし、いっちょまえに寂しいという感情を持ってたりする。
こういう男性を飼いならしたい、側においておきたい。
女はこういう男性に躍起になるのだ。
かくいう私も掴んだらそこから零れ落ちるような人に憧れてやまない。
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