私きものでこんなに苦労してます! でも、きものから離れられません! 人気作家のきもの遍歴記。黄八丈買えども帯はなし、私の呉服店デビュー、現状のご紹介など、使ったお金で家が建つ泣き笑いの30余年を綴る。
むっきぃいい。
激怒・激怒。
昨今の着物ブームの中、先日書いたように若者でさすがにおかしいだろう??という着物の着方をしている子がいるものの、私はそれでもいいと思ってます。(それが彼女らの着物のとっかかりならね)
着物は大切な日本文化なのにちょっと前までは女性ならば一生に七五三と成人式くらいしか着る機会がなかった。文化が廃れていくのは寂しいなぁと。
ここ数年でまた着物が流行りだした要因は一つにアンティーク着物というジャンルが出来て若者でも洋服と変わらない値段で着物が買えるようになったこと。そしてその古い着物が今までの地味なおばあちゃんの着ているような着物ではなく非常にポップでかわいい図柄であり、それを組み合わせることによって洋服よりも個性的でカワイイ恰好が出来ることを皆が判ったからである。
しかしね。この本はまたその下がった着物へのハードルを高くする本なんですよ!
「若者が着物を頑張ってみてるのはかわいいなぁ。」などと彼女は文中色々なところでフォローを入れているものの一点として変わらないものは
「やはり着物はよいものでなくてはみっともないのよ!」ということを暗にほのめかしている。
彼女はOL時代 既にひとつ100万以上の反物を使って着物を仕立てたらしい。
そりゃ着物だけに情熱を傾けるならば、それも悪くないだろうが、ほとんどの女性は洋服も買って、化粧品も買ってその余暇で「着物も楽しみたい」と思っているのだ。それがやっと出来る世の中になったというのに「やはりせめて80万の反物でなくては!」などと書かれて思わずムキー!!
数点彼女が着ている着物だとか対談での着物の画像が出ているけれど、やはり今まで思っていた悪い着物のイメージなんだよなぁ・・・
うわぁ。地味でかわいくない・・・と。年齢的に派手なものというわけにもいかないのでしょうが・・・
しかしこういう人が決まっていう
「着物は慣れてしまえば洋服よりずっと楽なんですよ!」という発言。
こういう人に限って毎日通勤ラッシュに揉まれて会社に通うヤツなんか誰もいないんだ!!
やはり着物は現代の会社員の生活に合わないのは否めない。
心の余裕のあるときにしたい「とっておきの御洒落」なんだと思う。
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