タイムライン

2004年9月15日 映画
14世紀のフランスへ物体を送ってしまう転送装置によって、過去に取り残された考古学の教授。息子や教え子、装置を開発したハイテク企業の社員らが、彼を連れ戻すために14世紀へ向かう。タイムリミットは、わずか6時間。しかし、行った先は英仏百年戦争のさなかで、その間に転送装置も故障してしまう…。



直前にね。王の帰還を見てしまったんです。
それだけでこの映画は半分損するから。

父親が映画を見ながら一言
「なぁ〜 これ2時間ドラマかぁ?」

えぇ。えぇ。私も感じました。
要はほんっと地味なんですよ。この映画。
パッとする役者もいなければ、ストーリーも想像通り。
それでもタイムスリップものは大好きなので、割増して見てしまうのですが。

*以下ネタばれ*

敗因は金銭の問題だけでなく作りの悪さだろー?これ。
まずさ、仲間の命が非常に軽いわけ。
人が一人死ぬってことはものすごいそれだけで卑怯なほどドラマに出来るわけなんだけど本当あっという間。あっさり死んで、仲間が叫んでハイおしまい。
庵野監督似のフランソワの死はもっともっと大きく扱ってもいい。

タイムマシンの設定にしても「FAXの原理を応用して人体を一度データ化して過去に転送するんだ!」とかいわれてもさ。
だってFAXは相手側もFAXを持ってることが条件じゃん?だとかFAXはデータがいくだけで本体の紙が残るじゃん!?ということは彼らのコピーがいくじゃん!つか何を元にして彼らは生成されたのかよっ!あーさっぱりわからず。

タイムスリップで一番楽しめるパラドックスもさ。
さりげなーくある伏線で「あぁ、そういうことか!」と思うことがベター。
それがクライマックスで「あぁぁぁ。耳を切られたぁぁぁぁ!!」などと出演者たちで絶叫。
わははははは。
私は子供かよ!覚えてるちゅうの。最初のエピソードくらい。
そんな叫ばんでもさ。

クライトン原作だってのにね。
あぁ。残念。
酷評は知っていたけれど、その目で確かめたかったのよ。へへ。

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