B・ホリディなんかブッ飛ばせ!19歳の美貌を含羞でくるんだ朝子のボーカルが古都の夜空を駆け抜ける―。大型新人の魅力満点ハード・ブギ作品。小説すばる新人賞受賞作。



音楽ものが読みたくなった。
読んで血沸き肉踊るような、成り上がりモノが読みたい。
で、有名なこの本を読んだわけです。

しかし、この物語は音楽のサクセスストーリーでなく、バンドがバンドとしてしっくり収まった話なので、彼女らが演奏するシーンもほとんどないし、人間関係にその9割以上を裂いているのよ・・・・

出版してからしばらく時間がたっているので音楽描写も正直古いし、臭いなぁと思ってしまった。

 泣かせる声、そして色香の持ち主 朝子には勝手にエゴのナカノヨシエを想像し読書。
すごくはまるよっ!!

魅力的な女性というのはわかるし、気風もよく母性もある朝子は素敵なんだろうけれど、バンドメンバーと寝てしまう奴は嫌いだ!
実際にそういう揉め事に音楽やってたときも芝居やってたときも散々嫌な思いをしたことがあるので。憧れもしないし、むしろ蔑むよ。
ギターの線が細くて、繊細で美形で素敵なギタリスト。あぁ。こっちのほうが萌え。勝手に色々な人あてはめたりして涎。

これを読んで思いだしたのはアダルトビデオ。
AVってさ、綺麗な女子と汚いおっさんの構図が萌えるらしいね。
こんなオンナノコがこんなオッサンにうおおおおお!って?
まだ私はその域に達してなくて、朝子と汚らしいヤクザのセックスシーンに寒気だよ。詰めそこなった骨の飛び出た小指を愛撫するなんて、うわぁ・・・キモイ。
その二人に愛を超えた愛があった、重要なシーンなんだけどね。
生理的に駄目。ウディのキスシーンがきもいなんて言えないくらい駄目。うぅ。

まだまだ年食ってても日々精進だね。うむ。

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