スキップ

2005年1月31日 読書
昭和40年代の初め。わたし一ノ瀬真理子は17歳、千葉の海近くの女子高二年。それは九月、大雨で運動会の後半が中止になった夕方、わたしは家の八畳間で一人、レコードをかけ目を閉じた。目覚めたのは桜木真理子42歳。夫と17歳の娘がいる高校の国語教師。わたしは一体どうなってしまったのか。独りぼっちだ―でも、わたしは進む。心が体を歩ませる。顔をあげ、『わたし』を生きていく。


「バック・トゥー・ザ・フューチャー」「オーロラの彼方に」「タイムライン」
ケン・グリムウッドの「リプレイ」(未読)、広瀬正の「マイナスゼロ」etc・・・・・
タイムスリップものが大好き。
ふとした映像の隅がすべて伏線で、小さなパズルが組みたっているような緻密なものが大好き。

タイムスリップもので名作と呼ばれているこの「スキップ」をやっと読んだ。
あぁ・・・・ちょっと残念。
この話にはタイムパラドックスがないの・・・
いったりきたりせず、戻れなくなってしまった主人公がいかにその世界に溶け込んでいき
折り合いをつけていくかの話なのです。

こういう話を見ると女ってすごいなぁと思う。
最初ギャーギャー騒いだとしても、なんとなく自分の中で気持ちの整理をつけて雄雄しくいきていく。

実はワタクシは、他人から見ると非常に雄雄しくサバけているように見えるのですが女々しいのなんのって。
常に物事の一番悪いことを考えながら、膝かっくんされないように防御しているのです。
主人公のように女らしさを失わず、元の時代の女性らしさと現代女性の雄雄しさを持ち合わせた素敵な女性になりたいなぁ・・・・

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