ISBN:4087474763 文庫 石田 衣良 集英社 2002/08 ¥560
死んだ人の活躍するお話というのは魅力的なので楽しみにしていたんだけど・・・
なんだろう??この無感情っぷり。
正直あまりどうこうって感想を持たなかったのだ。
彼の作品の中であまり評判のよくない作品だとは知ってはいたのですが、
この目で一度確かめたかったのです。
私は金持ちに嫉妬してるのかなぁ・・・・?
親にあまり愛されなかったまでも、家族からの手切れ金を転がして事業を成功させてっていく主人公に
んーどこぞのITゴロじゃ?と眉を顰めた。だって確かに可哀想な境遇なんだけれど、快くは思わないもの。ぶっちゃけ。
多分こういう結末なんだろうなぁと 私の浅はかな推理の通りストーリーも進んじゃったしねぇ・・
話はまったく代わりますが、色々な雑誌に不定期で顔を出す漫画「死と彼女とぼく」という作品があります。
ホラー漫画というのは基本的にグチャグチャの幽霊や死体、殺人シーンを出して刺激恐怖を欲しがってる子供のニーズに答えるもの。
しかしね、この漫画はまったく違う。
扱っているものは死者(幽霊)なのですが、死者が生きてる人間と同じように欲望や愛情を抱え苦悩していること。
今までの幽霊=化け物。もう何の理由もなく生きてる人間を襲ったり呪ったりするものしか読んだことなかった私は泣きましたよ。
だって小さな子供の霊さえ、終わりのない世界で後悔して、泣きながら、毎晩謝ったり、してるのよ。
泣くよ。本当もう。大泣き。
見たことないけれど、きっと死者と死者の世界はこんなんだろうなぁと妙に納得してしまう漫画なんです。
あ、だから何が言いたいかというと秀逸な死者を描く、この漫画に比べたら物足りなすぎた。
死者を扱った作品で私はまだこの漫画を超える作品に出会ったことがない。探しているんだけどね。
夏の夜、自分自身の埋葬を目撃した掛井純一は、何者かに殺され「幽霊」として蘇った。失われた記憶と自らの死の謎を追って、欲望と計算にまみれた現世の人間を探偵していく。縁を切った資産家の父、父代わりの弁護士、映画界の巨匠、ヤクザ風の男たち、そして一目で魅せられた女優の卵…。死後の恋を守り、すべての謎が解けた夜明け、死者の「生命」を賭けた究極の選択が、純一に迫る!記憶喪失の幽霊が「自分自身の殺人事件」の謎に挑むファンタジック・ミステリ。
死んだ人の活躍するお話というのは魅力的なので楽しみにしていたんだけど・・・
なんだろう??この無感情っぷり。
正直あまりどうこうって感想を持たなかったのだ。
彼の作品の中であまり評判のよくない作品だとは知ってはいたのですが、
この目で一度確かめたかったのです。
私は金持ちに嫉妬してるのかなぁ・・・・?
親にあまり愛されなかったまでも、家族からの手切れ金を転がして事業を成功させてっていく主人公に
んーどこぞのITゴロじゃ?と眉を顰めた。だって確かに可哀想な境遇なんだけれど、快くは思わないもの。ぶっちゃけ。
多分こういう結末なんだろうなぁと 私の浅はかな推理の通りストーリーも進んじゃったしねぇ・・
話はまったく代わりますが、色々な雑誌に不定期で顔を出す漫画「死と彼女とぼく」という作品があります。
ホラー漫画というのは基本的にグチャグチャの幽霊や死体、殺人シーンを出して刺激恐怖を欲しがってる子供のニーズに答えるもの。
しかしね、この漫画はまったく違う。
扱っているものは死者(幽霊)なのですが、死者が生きてる人間と同じように欲望や愛情を抱え苦悩していること。
今までの幽霊=化け物。もう何の理由もなく生きてる人間を襲ったり呪ったりするものしか読んだことなかった私は泣きましたよ。
だって小さな子供の霊さえ、終わりのない世界で後悔して、泣きながら、毎晩謝ったり、してるのよ。
泣くよ。本当もう。大泣き。
見たことないけれど、きっと死者と死者の世界はこんなんだろうなぁと妙に納得してしまう漫画なんです。
あ、だから何が言いたいかというと秀逸な死者を描く、この漫画に比べたら物足りなすぎた。
死者を扱った作品で私はまだこの漫画を超える作品に出会ったことがない。探しているんだけどね。
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