ISBN:4947702508 単行本 宮田 珠己 旅行人 2003/06 ¥1,365

アムステルダムから近所の散歩、原子炉訪問から三宅島一周まで、著者がそこらじゅうを訪れて考察した、脱力感あふれる、ふふふのエッセイ集。『旅行人』連載を加筆訂正したものに他誌掲載エッセイ、書下ろし等を加えて刊行。


何が52%?と思っていたら、この本は「旅」に限定したエッセイではなく、エッセイ全部における「旅エッセイ」の割合が52%ってことでした。この割り切れない中途半端な数が私の好奇心を誘ったのですが・・・

少し前に書いた「晴れた日には巨大仏を」の宮田珠己さんの語り口がとてもよかったので読んでみました。
うーん。いいねぇ。原田宗典に、やぎの目の林雄二さんを足したような感じともいいましょうか?
普通人が通り過ぎる「そこか!?」というところに目を光らせて調べ倒す。
そう、本来のオタクってこんなもんですよねぇ・・・最大の褒め言葉です。

新たな趣味を!といきなりカヌーを購入してしまったり、シュノーケリングを始めたり、
なんというかこの人の行動力は石橋を叩いても渡らない私から見るとすっごい!

一番興味を引いたのは初めてしったのですが与那国の海底遺跡。
知らなかったですよーーー。歴史上では日本には文明などなかった1万年ほど前にこんな遺跡があったなんて!
学説でも賛否両論で自然に出来たものだとか、トンデモ本などではムー大陸の跡などと色々な議論がされているようですが、ネットで検索してみたところこれが自然の形なわけない!明らかに人の手が加わってる「石の神殿」のようなのだ。

うわー、いつかいってみたいなぁ・・・海底遺跡。
光るキノコと同じくらい興味深い。
日本にこんな歴史ロマンを感じるところがあったんだねぇ・・・

「与那国海底遺跡」
http://www.wonder-okinawa.jp/024/

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