漢方小説

2005年4月14日 読書
ISBN:4087747433 単行本 中島 たい子 集英社 2004/12 ¥1,260

薬も、癒しも効かない、あなたに贈る処方箋。
みのり31歳、独身。元カレが結婚すると知ったその日から、原因不明の体調不良になった。行き着いた先は漢方診療所。悪戦苦闘する女性をそこはかとないユーモアで描く、あなたのための処方箋。第28回すばる文学賞受賞作。


年齢だとか、原因不明の体調の悪さ。あるよなぁ・・・
女子同士の会話で多いのが、体調が悪いということ。
それは例えばものすごい重病を抱えて四苦八苦してるということではなくて、漠然と調子が悪い。
むくみ、だとか便秘だとか生理不順だとか。
それがきちんと病院にいっても異常が出ず、ただその命に別状はない不自然な体調のまま無理やり生活しているということ。
同じように原因不明の具合の悪さを抱えた主人公に同情しまくりです。

この本は「小説」として楽しむというよりは、己と同調して今抱えてる己のストレスへのもう一つの扉をあける本だね。
そっかぁ。東洋医学で乗り切れることもあるんだ!と。

私自身、少し具合が悪くなると漢方処方もやっている内科にいって検査がてら漢方を出してもらいます。
人それぞれ合う合わないはあるのでしょうが、私にはとても合うんです。
すごく苦いけれどね・・・

蛇足ですが、もうちょっと恋して欲しかったなぁ・・・主人公には。

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