特定の記憶だけを消去する治療によって、別れた恋人クレメンタインが自分の記憶を消してしまったと知る主人公ジョエル。頭にきた彼は、自分もクレメンタインの記憶を消そうとするが、治療中によみがえる彼女との思い出が愛おしくなっていく…。


周囲でものすごく評判のこの映画。
チケットあるのに見るのが怖かったの。
賛否両論で否定意見のほとんどが「わからない」だとか「意味不明」「難解」などだったので、自分がこれが判らないならば「バカ認定!!」になってしまうじゃない〜。
しかしね、CMや予告編を見るたびたまらなくて最終日に駆け込み。
結構な数のリピーターがいましたよ。

で、実際みてみたならばもう大感動というか大ショックというかね。
もうコーラスの比ではなく心にズシーンときてしまって涙がツラツラ流れました。

辛いこと悲しいことは記憶を削除してしまえばいい。
こんな乱暴だけど合理的な方法がある??
実世界でもあればいいね。なんて思ってた。
人は「忘れる」ことができる生き物だけれど、やはりその衝撃が大きいと忘れることなんて出来ない。

結末を見て泣けて泣けてたまらない。
駄目じゃん!記憶消したって無駄なんじゃん!
最後には自分に当てはめて大泣き。
私にも消したい過去がたくさんあったのに。たくさんたくさんあったというのにさ。
こんな結末なんだ。
悲しくてせつなくて、それなのにすごく嬉しい。
あの人を好きだったことを忘れたいだけなのに。

でもやっぱり私の脳からも、完全にデリートしてしまいたい人や事があるのだ。
今、私の愛する人たちは果たして本当に一回目なのかしら?
こうして思い出してる今もまた思い出し泣き。

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