空中ブランコ

2005年6月3日 読書
ISBN:4163228705 単行本 奥田 英朗 文藝春秋 2004/04/24 ¥1,300

人間不信のサーカス団員、尖端恐怖症のやくざ、ノーコン病のプロ野球選手。困り果てた末に病院を訪ねてみれば…。「イン・ザ・プール」から2年、トンデモ精神科医・伊良部が再び暴れ出す!


いやはや先週のドラマ「空中ブランコ」は面白かった!
タイミングほぼ同時に本も読むことが出来たので、面白さ倍増。
しかし堺さん久々にみたなぁ・・・無駄にいい声だったなぁ・・・

ドラマはやはり伊良部がかっこよすぎるんだよねぇ・・・
一生懸命、「おかしくみせたイケメン」ってのが抜けない。やっぱり元モデル。
ブランドのスーツ着てしまうと、すごいセンスのものなのだけれど何となくはまってしまう。あれ?それほど変じゃないよ?と。
特に空中ブランコというネタは彼が太ってるから滑稽なのであって、スラッとした人がやっても全然そのすごさが伝わってこない。

伊良部先生の魅力は馬鹿なんだか名医なんだかわからないけれど、結果的に患者を癒してしまうところにあって、ドラマだけ見てしまうと「名医なことを隠してわざと馬鹿なふりをしている医者」といった雰囲気に近いんだよなぁ・・・
今度どうでしょ?ワハハの佐藤さんかなんかでドラマ化。深夜枠で。映画の松尾さんもいいんだけど、マユミちゃんは釈由美子がいい!あのガーダベルト!たまりませんでしたよー!

本の方ですが、インザ・プールのように「あぁ・・・こういう人いるかも・・・むしろわたしも明日から同じようなことで悩んじゃいそう」といった、例えば誰かに追われてる被害妄想や火事が怖いために何度も何度も火の元を確認してしまう人ではなくて、いやぁ・・・これは特殊すぎてありえないよ??すごいピンポイントな心の病気だだよね。空中ブランコのほうは。

でもやっぱり常識を逸脱した伊良部の行動にハラハラしまくり、そして笑いながら癒される。
ほんと奥田先生、また書いてくださいな!

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