ISBN:408747724X 文庫 みうら じゅん 集英社 2004/07 ¥580

思わずツッコミたくなる珍祭・奇祭が大集結。尻振り祭り、うじ虫祭りなど、日本各地で今も脈々と息づくとんまな祭り=「とんまつり」をみうらじゅんが突撃レポート! 文庫化にあたり、各祭りのデータがさらに充実。


以前何かのトーク番組のゲストでみうらじゅんがこの本について語っていたんだけど、もうね、ドン引き。
司会はもう興味が全然ない「へぇ〜 、すごいですねぇ」という乾いた返答だけで、氏が熱く語ってるというのに周囲も「こいつこんなことに熱くなったりして変人だなぁ・・・」という空気。
もったいないよねぇ・・・レアなとんまつりのプロモまで放送したのに空気が冷え冷えで。
深夜の空気をも冷えさせる男。みうらじゅん。私は大好きです。

この本が面白くって面白くって、うっかり電車乗り過ごしたくらいに、ざっくり読みふけってしまった。
私の日本の祭りのイメージといえば、露店の並ぶ中の盆踊りや、堅苦しい儀式。
日本では「性」に関してってすごく閉鎖的なイメージでむしろ神社仏閣関係では男性器を祭っている神社の話も聞いたことはあるけれど、それは本当特殊であって包み隠すこと日本の礼節なんだと思ってた!
(正確には『朱子学』が江戸時代に伝わって性に対して禁欲的なイメージを植えつけたのですが)
あ、勿論そういう「慎み」を重んじた考えが一般的なのですが、今回この本でとりあげられてる祭りは本当強烈。
まさに江戸ですよ。サイケでとんま。
エロ祭りだけでなくカエルが跳ねたり、じいさんが顔をピカソみたいに塗りたくって大笑いするだけの祭りとか。

もうねぇ。一番衝撃的なのが奈良県の「おんだ祭り」!ひっくり返ったよ!
どこの国?どこの国の祭りなの!?こんな開けっぴろげなエロは!
祭りの内容をここに書くのもはばかられそうだし、アダルトカテゴリとかにお引越しせねばならないので気になる方は下のちっちゃいURLへ。

注)本当覚悟しないとドン引きしますよ
http://www.sugikoto.com/ondafs2.htm

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