今は昔、京の町。そこに秘術を操り、都を魔界の闇から救った天下無双の陰陽師がいた。名を安倍晴明。その霊力を封じた五条河原の“晴明塚"は、彼死して尚、もののけ共の魔力から京の都を護り続けていた。晴明の死からおよそ250年。時は応仁の乱、戦乱の世。焼け野原と化した京の町に、突如魔物たちが甦った。そこに“あの男"がいる。頭は単純、気性は短気。男は殺す、女は犯す。金に汚く己に甘い、傍若無人のあの男、人呼んで、物怪野獣郎。
すいません・・・睡眠不足です。
前日録っておいたビデオをみてしまったが最後もう完全に引き込まれてテンションがあがりっぱなしの目がランラン。
もう鼻息ハァハァだわ。全身ほてるわで眠れない!!!
くそぅ。殺陣を久々にやりたいなどと午前3時くらいから全身鏡の前で棒を持って剣の練習。
・・・・私のバカ!!!・・・・
野獣郎の初演は96年もう9年も前になりますか・・・。
初演はオール劇団員での公演。
劇団は大きくなると客寄せと話題の為に外部から芸能人を出演させる。
今まで綺麗な多角形だったものが突出して、いびつな形になってしまうんだよなぁ・・・。
やっぱりテレビに出てる人との演技力の差はないものの、(むしろ勝ってることのほうが多い)華は圧倒的に違う。
中島さんの脚本は端役の登場人物にもドラマを作るから、そのバランスが少々崩れてみえてしまうのだ。
いつも堤真一は再演モノをオリジナルキャスト以上の演技をする。
あのワイルドさとタッパ。古巣JACで培われた身のこなしなんか、野獣郎ぴったりだよ!!
しかしなぁー新感線の舞台を何十回もみてるだろう私の中でも3本の指に入る大好きなキャラ。切ない境遇のヒロイン美泥(ミドロ)。
実はこの「キリカ」というHNは元々「星の忍者」から取ったものですが最後まで悩んだくらい、この美泥は好きだった役なのになぁ。
高橋由美子はすごく頑張ってた。頑張ってたんだけどねぇ。
オリジナルの高田さんはサンドラブロック似のクールビューティ。ハスキーだけど凛とした声でいくらおちゃらけても、その背後の背筋がしゃん としたところがよかったんだ。過去の事件から口では野獣郎をののしっても実は心のどこかで彼が気になっていて、どこか感謝してる。そんなバックグランドが今回読めない!!!
高橋由美子のは少々ガサツで無理やりドスを聞かせた声がおばちゃんだから魅力にちと欠けるしな・・・。
彼女のタヌキ顔、女子らしい丸っこい顔立ちは美泥とはちと違うんだよね。もちょっと女の子らしいプリプリした役のは彼女はきっと映えると思う。
だからかなぁ・・・粗野な野獣郎が実はすごく純粋な気持ちで彼女にずっと恋していた気持ちがあまりしっくりこないんだ・・・
北の宮の姫と大工の甚呉の話がより美しく際立ってみえたのは、やはり「バランス」以外の何者でもない。
改めてオリジナル盤をみたくなってヤフオク検索したら、すごい勢いでビデオの値段があがってる・・・・
みんな同じこと考えてたんだね・・・
私も実は持っていたのですが、数年前友達に貸したっきり返却されず。うわーん。
まだ持っててくれてるかなぁ・・・すっごいすっごい見たいんだけどなぁ・・・・
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