ISBN:4344006755 単行本 たかの てるこ 幻冬舎 2004/09 ¥1,470

失恋しても、タダじゃ起きん!世界33カ国を駆ける“旅人OL”たかのてるこが、大失恋の末に「人生を変えたい!」と思い詰めて旅立った先は……ダライ・ラマだった!!傑作紀行エッセイ。


この本は私も何冊か紹介している たかのてるこさんの旅エッセイ。
たかのさんの番組はいつもゲリラ的にテレビでOAするから見れた試しがないっ!
でも今回は好き好き!とあちこちで言いふらしていた為、友人より情報が入手!無事動いてる彼女をじっくりみることができました。
たかのさんって珠代姉さんぽいねぇ・・・しみじみ。
そして補完をするためにこの本を読んだわけです。

で、本題に戻りますと、チベットの人の暮らしも生活も、とんと私の知識にない。
セブンイヤーズチベットイメージだったり、宗教色の強い町なんだろうなぁとは思っていたけれどここまで人々みんなが宗教に恋して、法王に頼っていることがすごい!本当にすごい!
なんでチベットの人たちはこんなに清らかなんだろう??

今まで私は神社仏閣にいったときお願いをしていた。
それは例えば家内安全だったり、願望成就だったり、病気平癒だったり。
こうお願いすることに何の疑問も持たなかったし、むしろそういうところで祈願をする自分はどこか清らかな気さえしていた。

たかのさんも大多数の人と同様に願った。
しかしチベットの人が祈るのは「世界平和」なのだ。
「そんなこと当たり前でしょう?それ以外に何を望むの?」とみんな真っ直ぐな瞳で逆にこちらを疑問に持つのだった。
あぁ・・・・己の願望や身近な人のことを願うことさえチベットでは自己中心的で人間が出来てないことに近いのだ。
なんかすごくショックだった。
もうチベットのこの人たちって生きていながら天国の人みたいに心が美しく透明なの。
自分の腹黒さが恥ずかしくって恥ずかしくってさぁ・・・

こんなスピリチュアルな国では、どんなことも不思議じゃない。
きっと空を飛ぶ仙人だっているに違いないよ!(大袈裟だけど)

この本の中で前世を覚えている少女が出てくる。
昔「前世療法」という本に衝撃を覚えた私にとってはすごくワクワクする話だった。
チベットにとって死ぬということは怖いことではなく、今までの服を脱ぎ捨てて新しい服を着るだけのことなのだそうだ。

そっか。うちのママもきっとまた新しい服を着るだけなんだなぁ・・・
少しだけ気が楽になった。

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