ISBN:4870312867 単行本 桜沢 エリカ 飛鳥新社 1997/11 ¥1,050

私の子供の頃の漫画といえばラブが主流、しかもキスがゴール。
最初桜沢エリカを読んだ頃、普通にセックス込み込みの恋愛が描かれてるもんでこりゃまたびっくりしたもんだ。

しかもそれまでの「大人しくて内気な主人公」の枠を飛び越えて、奔放な女性、迷いながらも色々な男性を渡り歩く女性が多かったし、その描く女性の裸体が丸くてエロくて憧れたもんだ。

久々にこうやって20年前の作品をうっかり買ってみちゃったりなんかして、
大分ファッションや世相なんかは移ろっていくものの「女の子の心」ってのはいつも不変。
(だってデートの約束に「ねぇ、シュワちゃんの「ゴリラ」見に行かない?」だって!)
ずるくて自分本位で男性を振り回す。
幼稚園児の子が隣に住む男をとっかえひっかえする女の子に憧れる話が好き。
子供には目の前しか見えていないから「いつも怒ってるママよりもいつも綺麗にして、いっぱい男の子を持ってるお姉ちゃんが好き。」綺麗なものに弱いんだ。だから口紅を塗ってみたかったり、マニュキアがたまらなかったり。

今主人公達の年齢を飛び越えた私が読む。
いつの時代も女心は何もかわっちゃいないね・・・
多分昔も今も、ずるい女になりたかったんだよね。私。
いつも男性を振り回して奔放に肉体を解放する女性にね。
そういう性を一生軽蔑しつつ、一生憧れるのだ。

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