CODE46

2005年9月21日 映画
DVD ハピネット・ピクチャーズ 2005/03/04 ¥3,990

徹底した管理社会になった近未来。上海でパペル(パスポートとビザの機能を持つ滞在許可書)を製造・発行する会社で、偽造パペルが作られていると通報があった。調査員ウィリアムは、社員のマリアが犯人だと突き止める。しかし、彼女にひかれた彼は、本社に嘘の報告をするのだった。


映像と世界観が素敵。
ボーダレスなくせに妙に閉鎖的な世の中になっている。
科学の進歩は時に残酷で愛をも引き裂かなければいけない。

CODE46
(1)子作りの前に遺伝子検査を義務づける。遺伝子が100%、50%、25%同一の場合の受胎は許されない。
(2)計画外の妊娠は胎児を検査すること。100%、50%、25%同一の場合は即中絶すること。
(3)両親が遺伝子の同一性を知らない場合、法規46違反を避けるべく医療介入する。
(4)同一性を知りながらの妊娠は、法規46に違反する重大な犯罪行為である。


こういう大前提がしかれているから、期待度も高かった。
「ガタカ」のイメージで見たらもうちょっとばかりコチラは心の目でみる作品だった。
結局のところ近未来にいたっても「エターナルサンシャイン」と同じ結末なわけで。
私としては非常に納得。

もしかしたら未来人は都合のいいように心を操作することが出来て、今私たちが苦しんでいるような想いなんかしないのかもしれない。
様相や世界、何もかもが変ったとしても人の心ってのは不変であって欲しいってのは現代人の願いなんだよな〜。

「結局のところ人の気持ちってさぁ。ちょこちょこっとメスでいじくったって軌道修正できないもんなんですよ!!」(サンボ風)

と鼻息荒く見終わりましたとさ。
この話が将来おとぎ話としてフフンと嘲笑されませんように。

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