音の細道

2005年11月11日 読書
ISBN:4344007913 単行本 群 ようこ 幻冬舎 2005/06 ¥1,470

少女時代のビートルズや北島三郎からギリシャ歌謡。けいこ中の小唄(うた)と三味線に豆腐屋のラッパまで「音」にまつわる、あれこれが詰まっている


んー・・・もう彼女のエッセイはいいかなぁ・・・と思っていたけれど、音楽に関するエッセイなのでとりあえず手に取った。

い、いやぁ・・・やっぱ駄目 。古い。寒い。
彼女は私の親世代なので、まだ彼女が30代前半に書いていた無印シリーズなどは大きくうんうんと頷けたけれど、もうこりゃついてゆけない。マーク・ボ ランやマービン・ゲイなんかについて書かれるならばよいけれど、演歌やGSなどだともうお手上げ。読み手にあわせたのかなぁ・・・彼女はストーンズなんかが大好きだったはずなのに、60年代に青春を過ごした人の為の邦楽に触れてばかりだ。

感性が明らかに私の世代からは着実にずれてきているから、もう彼女のエッセイは同世代の女性向けなのかもしれないな。
毎回読まなくていいかなぁとも思うんだけれど、疲れたときでも彼女の文章は頭にスルスル入るのでついつい手にとってしまう。

ま、若手に三浦しをんが控えてらっしゃるのでね。
エッセイ界の未来も安心ちゃー安心です。

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