ISBN:4344006917 単行本 さくら ももこ 幻冬舎 2004/10 ¥1,260

「70年代は、全体的に温かい感じがした。」“爆笑の会”手帖シリーズ最新作は、70年代の思い出をめぐる。「ちびまる子ちゃん」はじめ、ももこワールドのルーツがもりだくさんのおもしろエッセイ!


いつからか、先日の群ようこ同様 さくらももこも手にとらなくなった。
彼女の面白さは、小市民的な小さな幸せを書いていることであって、読者に昔懐かしい時代を思い起こさせる力があったからだと思う。

ほんの身近なところから、思わず「そうそう、そうだったよね」と誰もが思い、クスリと笑うネタを持ってくるのが上手だった。

彼女は大成して、大きな金額を手に入れたところからもう駄目 になったのかもしれないなぁ・・・
エッセイを見ても有名人とのつながりや、大きな金額の買い物を惜しげもなくして歩くところ、そんなところがフューチャーされても以前からのファンは首をかしげる一方なのだ。セレブな生活を見るならば彼女じゃなくてもいいしね。

エッセイも書き下ろしから、対談をそのまま載 せたものが増えてきた。(あえて対談形式に書き下ろしであると書いてあったりするが)あまり対談形式の本 が好きじゃないので、なーんか手抜きしてるよなぁ・・・と思わざるを得ない。

70年代は私が生まれた年代だけれど、いかんせん子供だったせいか記憶の彼方だ。
大人の間で流行っていたことなんて、鉄砲玉みたいな子供の私にとっちゃ無関係だったしね・・・
懐かしい〜!!と思うことより、逆にキッチュでサイケデリックな色使いが新しい!と思う年代なんですよね。
その時代で思い出すのは、リカちゃん人形よりも工事車両(クレーン車やミキサー車)に激しくはまってミニカー収集して親を心配させたことですな・・・・

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