プッシーキャッツ

2005年11月21日 映画
DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2002/04/05 ¥4,179

女の子3人組のアマチュアバンド「Josie and The Pussycats」が、ふとしたことで大手レコード会社と契約、ネコ耳とヒョウ柄レオタード姿で全米デビューを果たし、なんと全米チャート1位を獲得した。しかし、サクセスの裏にはある陰謀が隠れていた…。


きゃー。ガールズバンドですよ?猫耳のバンドですよ?
萌えるじゃないですか!?可愛いじゃないですか! 

以上!


といったら終わってしまうな・・・・。
この手の映画はそれでいいと思うんだ。観客のティーンに「かわいー真似したいー」って思わせたら勝ち。
中身なんかいらないんだ。

主人公の小悪魔顔のレイチェルより、フレンズでいうところのリサ。
ドラムのタラ・リードが可愛い。 あんなフラフラした上半身で絶対ドラムなんか叩けないよ!
ちょっと頭が足りなくて、誰をも疑わない性格。
シャワーシーンで「幸せなら手を叩こう」を歌いながら、手を叩くんだけれど、体を洗いながら手を叩くので何度もスポンジを落として「あれ・・・何で落ちちゃうのよ!」みたいな顔で何度もまた拾って歌い直して、手を叩いてまた落とすのよ。

あー馬鹿!3歳児か!君は!(笑

しかし、大人が見ても、音楽業界を皮肉ったストーリーはほくそ笑むことができた。
ボ ーリング場で小さなライブしか行えなかった彼女らが、一躍トップスターに。
しかしその影では曲の裏に念入りに仕込まれたサブリミナル効果による市場操作が行われている。

現実の世界で言えば、この映画のように例えば音楽を聴くとコーラが飲みたくなるだとか、新作のメイク用品が欲しくなるなんていうことはないだろうけど、少し前の音楽業界は刷り込みによる洗脳でチャートを決めることが出来た。(現在でもそういうところはあるけれど)

タイアップを獲得して、とにかく街で数多く流す。
何十回も何百回も何千回も。
そうすると人々はみんなその曲が聞きたくなる。
その曲がいいとか悪いとかじゃなくて耳障りのよく、キャッチーな曲であればいいことなのだ。
私はそういう風潮嫌いですがね。
だってその洗脳されちゃってるから、その曲自身がいいかどうかの基準が曖昧になるもの。

タイアップがなければ、じゃ、音楽とどう出会うの?
本 当にいい曲であれば一度聞いただけで忘れることはないよ。運命の出会いするもんなのよ。
この映画のテーマと同じであるわね。

余談ですが、この映画の主題歌、主人公のバンドの歌う曲がGACKTのアナザーワールドとまったく同じ曲なんですけど?
調べてみたら日本 未公開ですが、この映画の公開が2001年。サントラの発売も同じ時期。
アナザーワールドも2001年の9月発売。うーん・・・今流行のインスパイヤって奴かしら?(笑

★どんだけ似てるか試聴はこちら
(1曲目の『3 Small Words』20秒目あたりから注目)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005AQ20/249-6666006-7318749

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索