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2005年12月1日 映画
DVD ハピネット・ピクチャーズ 2005/04/29 ¥3,990

毎日に脱力し、学校へ行かなくなった17歳の朝子(上戸彩)は、自分が捨てたパソコンを拾っていった小学生かずよし(神木隆之介)と知り合い、人妻風俗嬢のエロチャットの代役を務めることになり…。


「主人公二人は可愛いのにねぇ・・・・」(溜息

誰もがこの映画のレビューでしている感想を。
今をときめく上戸彩と神木隆之介君のキャスティングがめっぽうよいだけに非常にもったいない。

ポップでお洒落な映像がガガンと押し寄せてるんだけど、何故か中身が空っぽで胸に響かない。
こう・・・無理やり作り上げたハリボ テを見てるようなんだよ。
主人公の語るモノローグは嫌いじゃないけれど、まだまだ上戸彩には台詞で観客に聞かせるのは難しいのかもしれない。
そのモノローグを書き上げたこの映画の脚本 家は現代女性の心を掴むのが上手な大森美香。
代表作は「カバチタレ」「不機嫌なジーン」など。
大概、原作が好きだと映像化されたときにがっかりしてしまう。
しかし小雪の「君はペット」では、漫画が好きだったのにドラマでもグッと来たものなぁ・・・

全体的にシュールでコケティッシュなムードを作ろうとして失敗しちゃった感じ。
原作では、少ない言葉でいやらしくもなく、かといってただの不思議ちゃんではない思春期のカラっとしたモヤモヤ具合が心地よくて大好きだったんだけどね。

「あずみ」といい、上戸彩の存在感と花はピカイチなんだけれど、いまひとつスクリーン上では監督たちが大輪を持て余してる気がしてならない。

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