ミッションX

2005年12月29日 映画
DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2005/02/18 ¥995

倒れた父親の手術費のために、12歳の少女が仲間と銀行強盗を決意する。


2002年ヨーロッパで流行った「キッズ・ミッション」のハリウッドリメイク版。
大概ハリウッドリメイクされると銃器とカーチェイスは豪華になるが、中身がすっぽり抜けてしまう映画になる。如何せん元々のほうを見てないので何ともいえません。

子供なりの華麗な強盗ぶりに焦点をあてて、そこのハラハラドキドキに時間を割きたかったのはとてもよくわかるが、そこに到る動機と事件後があっという間なんだよなぁ。

彼女ら主人公3人は、父親の手術費用の為に銀行強盗を決意するのだが、その父親もいきなり家でぱったり倒れ、「これはデンマークで手術をしなきゃ元のように歩けるようにならないんだ・・・」と宣告される。これで大人は「あーそうなんですか」と思えない、「え?なんで?どうしてデンマーク?」ってなるじゃん。2,3つ台詞を噛ませて、もうちょっと騙してよ〜大人のお友達も。

しかし女は幾つでも女だ。
おそらく男子は主人公(12歳)の小悪魔ぶりに恐れおののき、女子はイヒヒと笑う。
自分に惚れてる男二人操っての華麗な銀行強盗。肝心なところで縮みあがる男たちをなだめたり甘えたり怒 ったりして実行していくこの駆け引きには、ちょっとワタクシ、正座をしてメモを取りましたよ。

置物のようにおとなしくしている弟もラブリーでした。
スパイキッズほど非現実的なメカを使用することもなく、XBOXみたいな「子供らしいアイテム」を使った改造だとか、巧みにセキュリティシステムを切り抜けていく様が楽しくていいね。

地味だけど嫌いじゃないファミリー映画でした。

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