DVD ジェネオン エンタテインメント 2005/11/23 ¥4,935

異色のパフォーマー・鳥肌実の映画初主演作となるシニカルコメディ。32歳の独身男・タナカヒロシは誰にも干渉されない平凡な人生を送ることを望んでいたが、ある日彼の父親が急死してからというもの、さまざまな不幸が降りかかるようになってしまう。


鳥肌実を知らずに楽しめるのか未知数な映画。
会社の同僚に聞いたところ、彼のことを知る人は皆無。あぁ、まだまだなんだなぁ。
知らない人は下記リンクで。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%A5%E8%82%8C%E5%AE%9F
魅力を知りたい方は「廃人演説」で検索していただければいいかと。

台詞は最低限で行間を楽しむ。
どのキャストももうしょっぱいくらい所帯じみていて、一般人が憧れる映画スターはこの映画に関していえばスクリーン上にいない。鳥肌実は、主人公であるにも関わらず、台詞もポイントでぽつりぽつりと必要な言葉を語るだけ。
でもねー、彼の表情がすごく良くて、思考が語らずとも手にとるようにわかる。すごい。こんな繊細な表情を出せたんだ。
それを補ってくれるBGMも主題歌のCKBを初めとする歌謡曲ロック中心なので、またショッパサに磨きをかける。

もう、主人公タナカヒロシは誰にも心を開かぬまま、どんどん不幸のどん底に落ちていく。
毎日毎日同じ日常をただ繰り返して満足しているだけなのに、不幸が向こうから飛び込んでくる。傍からみれば「そのチャンス掴みとりなよ!」と耳元で囁きたくなることも、彼は臆病で掴まないまま同じような日常を過ごしていく。
クスクスと笑いつつ、彼の人生賛歌に私はホロリときてしまった。衝撃的(?)なラストシーンも「マグノリア」よりはるかにいいよ!

コメント

てる
てる
2006年1月17日1:38

おお!これは見るしかないでしょう(てる)

e~
2006年1月17日6:54

私の宴会芸はあの踊りです。
そのためにパンツ丈を詰めて、そのまま京浜東北線に乗って帰りました(笑

なかなか共感者がいないので、うれしくてコメント。

キリカ
キリカ
2006年1月18日23:41

あはは。類は友を呼ぶんでしょうか?

相互リンクの方は鳥肌ファン多いようで(笑)

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