らんぼう

2006年1月19日 読書
ISBN:4106026406 単行本 大沢 在昌 新潮社 1998/09 ¥1,680

身長185センチのウラと小柄ながら敏捷なイケ。「史上最悪のコンビ」と渾名された二人の共通点はその凶暴さにある。加えて発火点が異様に低いこと。こんな二人に追われる容疑者は悲惨この上ない―。リキの入った痛快無比の短篇連作。


18日に放送した2時間ドラマに間に合うように読了しました。
しかし、元々サイバラ漫画に登場する金角(現:ゲッツ板谷)、銀角がモデルなのにドラマでは坂口憲次!!
かっこよすぎるでしょう?爽やかすぎるでしょう?
ドラマはドラマのコンビで嫌いじゃないなかったです。
私のイメージだと小説イケは笑いながら相手のみぞおちにクリティカルヒットを与えられるキャラっぽいですが。坂口版イケだとテンション高めの熱血刑事です。
月に何度も通って、ソープ嬢を時間いっぱい酷使させ店長もお姉ちゃんも泣かしてる設定はスルーされてましたね?

実は大沢在昌は食わず嫌いで、読んだことがなかったのです。
理由は、今から10年くらい前、仕事がらみで新宿鮫の映画を見てがっかりした記憶があり、「大沢=Vシネ寄りのバイオレンス小説」という図式が出来上がっていたので、手を出そうとも思ってませんでした。最近、男くさいバイオレンスを描く垣根涼介を相当気に入ったので「いけるかな?」と思ったので、シリーズものでなく さっくり読めるこの本をお勧めされ読みました。

あー気持ちいい!!!すっきり〜!!
単純に悪者は殴る。怪我しても死んでもOK。法律破りとか、始末書上等。
難事件も二人の動物的勘でさくさく解決していく様は一週間ぶりの便秘を解消したような爽快感。

しかしさ。大沢さんの主催する自作朗読会ではウラが大沢さんでイケが京極さんだって!すいません、想像すると笑っちゃいます・・・

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