アイランド

2006年2月16日 映画
DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2005/11/25 ¥2,980

2019年。一部の裕福な人々は、自分のクローンを作り、重病になると彼らから内臓を移植してもらえる…。近未来に起こりそうなクローン問題を扱った一作。自分がクローンであると気づいた主人公リンカーンが、隔離された居住空間からの脱出を図る。


何故スカーレット・ヨハンソンにメイド服を着せないんだ!!(怒

組織から追われるスカーレットにブシェミが「タンスの服を着ろ。」といい、外の世界を知らないクローンの彼女はブシェミの夜のプレイ用メイド服を取り出す。ブシェミがすぐさま「これは違うんだ」と取り上げてしまう。
ぐあああ。着てくれ。みてみたい。日本人が監督なら着せるね、メイドブームですし。

繊細な話を取り扱う割りには、大味だ。さすがマイケル・ベイ。
大事故に何度も巻き込まれてるのに、どれもこれも奇跡的に切り抜けるのは不自然すぎ。
脚本は非常にいいと思う。いいと思う・・・けどなー、もうちょっとカーチェイスより、彼等の心の内面や、スカーレットの依頼主についても時間を割いて、それぞれの人のこういうシステムへの思いを描いて欲しかった。

地下では有名人が自分のクローンをスペアとして育て、臓器移植や美容、そのためにはクローンの人権、気持ちは無視して切り刻んで体の一部を奪う。クローン側から人間をみる面白い視点、なのに覚えてるのはすんげー速いバイクでぶっとばしているところとか、そんなのばかり。
同じく近未来を扱った私のベスト映画、DNAによって生まれる前から、人を2極化する話。アンドリュー・ニコルの「ガタカ」
DNAを持つことが出来なかった主人公、そしてもう一人、素晴らしいDNAを持つことが出来たにもかかわらず不遇な生活を送らなければいけない者の悲しい葛藤が伝わってきたよ。

「ハンバーグになる牛に会いたいと思うかい?」この台詞に全てが詰まってる。
食肉でもそうなんだけれど、都合のいいところは目をつぶり自分の享楽にふける。
あぁ、なんて人間て非道なんだろうなぁ。

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