ISBN:4403670199 コミック 久世 番子 新書館 2005/09 ¥672

切なくも心暖まる作品を描くマンガ家、久世番子。
実は彼女にはもうひとつの顔があった!
ある時は自分の本を勝手に大量に発注し、ある時はマナーの悪いお客に呪いの電波を送り、ある時は注文した本が届かないと暴れる。
そう、彼女は「暴れん坊本屋さん」だったのだ!!
マンガ家兼書店員の久世番子が本屋さんの本音や裏話を描いた赤裸々エッセイコミック登場!!

この本を出版してる、主にBL系出版社、新書館の場所が本屋でどこだかわからん!!
以前、宙出版のこうの史代の漫画をを買ったとき書店員に「あぁー耽美な男の子同士の漫画ね!!」(実際はにわとりの漫画でした)と大声でいわれて赤っ恥かいたことがあるので自力で探そうと思いましたが、やはり見つからず、段田安則似の極めて大人しそうな店員に声をかけました。

私 「あの・・・新書館の本はどこですか?」

段田 「新書館・・・うちは少ししか置いてないんですよね・・・・」

私 「えーと・・・『暴れん坊本屋さん』ていうんですけど・・・」

ここで段田の目がキラリと輝く

段田「あ、それは、ここです!この場所です!お客さん!この本はね!うちの店には絶対ありますよ!絶対に仕入れなければならないんです! なぜならば・・・」

「すいませーん」(遠くで店員を呼ぶ客の声)

段田「あ!はーい!」  パタパタパタ・・・・(本を押し付けて私から遠ざかる段田の靴音)

えええええ??
段田〜待って!いかないで。教えて!その話の続きを!!

なに?なんなの?なんで仕入れてるの?なんかこの本と関係あるの?
未だ、その書店でこの本がマストなのか謎は解けぬまま不完全燃焼です。

***

本に囲まれて仕事するなんていいなぁと子供の頃から憧れていた書店業。
いやぁ・・・何はなくとも腰いわすね・・・(涙
確かに本ってすごく重くて、自分の家で積み上げられた本を移動するときにその重みにびっくりする。
それを毎日毎日送られてくるダンボールをあけては積みあけては積み。
漫画は全部ビニールで包装して、並べ。そして返品本はすべてそのビニールをやぶって出版社に送り返す。
あぁ・・・つらそう。地味・・・
今、仕事で毎日私宛てに送られてくる設計書のダンボール数箱を開けてさばくのさえうんざりしてるのに・・・

書店員って華麗にカバーをつけたり、場所を聞かれた本の場所を颯爽と案内するだけじゃないんだね・・・(当然です)
まーしかし客の曖昧さを色々紹介されてましたが、私から言わせれば書店員のほうも十分曖昧な方がいます。
2巻ではそんな書店員も紹介されてるそうな。
本好きにはたまらない裏事情本でした。

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