DVD バップ 2006/02/22 ¥5,040
高校の文化祭のためにロックバンドを組んだ女子高生たち。しかし仲違いでボーカルが抜け、残ったメンバーは、韓国から来た留学生を誘う。ブルーハーツをコピーしようと決めた彼女たちだが、本番までは、たったの2日。必死の練習が始まるのだった。

ゆるゆるの女の子たちのバンドストーリー。
先生役がブルーハーツ、甲本ヒロトの弟、甲本雅裕なのがイキだ。
http://www.kt.rim.or.jp/~yk02-alp/profile/koumoto.htm(一度はドラマで見たことあるでしょ?皆さん)

バンドムービーといえば、音楽と同じようにテンポがよくて、熱血バンド結成秘話だ。
しかしこれは極めてゆるゆるな女の子同士の会話と日常と練習の様子がひたすら続くので、スウィングガールズのようなテンポを求めると痛い目をみる。
しかし映画のすみずみに広がる「女子高校生の日常」が、懐かしいよ。
おうちではコンタクトをはずし、眼鏡をかけてジャージであぐらかいてギターの練習したりする様子が極めて自分を見ているかのようだった。エフェクターをつけてないエレキの音とか、おうちで練習してる音って、そうそうこんなヘボイんだった。

役者として注目すべきはやはり韓国女優、ベ・ドゥナちゃんだが、私キリカが注目するのは屋上で香椎由宇ちゃんにギターを少し借りて弾くギャル、山崎優子。声がガラッガラでいかにも渋谷のギャルって風貌。
これが!!驚くくらいギターうめー!ちょっとワタクシびっくり!こんなルーズなブルースを生音で聞かせられる女ギタリストいたんだ。彼女はme-ismというバンドのギタリストで、実際援助交際しながら町をフラフラしてるところを、どこぞのライブハウスに拾われて音楽を始めた子のようだ。

 男子のバンドはすごく学校でも異性に人気があるし物語にもなりやすい。
彼等も音楽を追及する以外に「女子にモテたい!」なんて明確な理由を掲げてライブやったりする。
しかしさ、女子がバンドやったって顔が売れるだけで大してモテやしない。むしろ「運動部マネージャー女子」の対極で非モテ一直線だ。
女子がバンドやる理由って自己顕示欲だったり、自己満足を満たすものだったりと、とりたててお話になりそうな分かりやすい理由がないのだよね・・・。
不思議な形でこうやって映画にしたこの作品は万人が面白いーーと思うものではないけれど、かつて女子高生だった私たちがノスタルジックな気分に浸れるスローな映画なんだろうな。

コメント

nophoto
Morning Glory
2006年4月14日1:13

実は、レンタル屋で、「リンダ リンダ リンダ」か
「カスタムメイド10.30」、「NANA」どれにしようか
迷ってました(^_^;)

いつも助かります。。。

キリカ
キリカ
2006年4月15日17:20

あとの二つのほうを見てないのでこの作品を「お勧め!」と言い切れないところはあります・・・ムム。

これは結構人を選ぶ作品だと思いますよ。
私も実際結構ひざかっくんなところがありましたし・・・

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索