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ブロードウェイのプロデューサー、マックスの事務所に、会計士レオが帳簿を調べにやって来た。やがてレオがふと漏らした「どんなに高額の製作費をかけて舞台を作っても、赤字なら帳消しにできる」というアイディアに閃いたマックスは、最低の脚本&演出&役者をそろえ、わざと打ち切られるミュージカルを製作。出資金を丸ごとゲットしようと…。

ほぼ貸切のレイトショウで「プロデューサーズ」を見てまいりました。

すごく面白いが万人すべてに受け入れられる映画ではないのかもしれないなと思った。
まずは舞台が1959年のアメリカ。
それぞれ当時の大人が戦争経験者であり、戦争に対しての「想い」がまだ現役であること。
ナチスを茶化す芝居をやるという意味が今とその頃では雲泥の差だということ。
そして古きよきアメリカのギャグ、そして演出方法、話し方や演技も舞台に近いので不自然だなと思ったらもう負けなのだ。
(私は英語がさっぱりだが今回のこの映画ほど英語が聞き取れる映画はなかった、みんなカツゼツよくきっちり台詞いってくれてるのだ)

私がこの映画にかける想いは伝えきれない。
まずはメル・ブルックスの作ということや、主演の二人マシュー・ブロデリック、ネイサン・レインがとてつもなく大好きなのだ。マシューは、ジョン・ヒューズ監督「フェリスはある朝突然に」「ウォーゲーム」で私の子供時代の私を魅了した映画スター。そして「バードケイジ」の見事なほど不細工なくせに可愛らしいオカマちゃんを見てネイサン・レインを好きにならない観客なんていない。
*ちなみに「フェリスはある朝突然に」はこのたび期間限定でやっと廉価版を出すようなので、絶対購入しようと狙ってます。
 ありがとう!パラマウントさん!

その他にも、ご存知ユマサーマン、そして多分「奥様は魔女」のといったほうがいいかもしれない、私にとっては「エルフ 〜サンタの国からやってきた〜」のウィル・フィレル。
とにかく芸達者で楽しい映画なんだよー。

そんなプロ中のプロを集めたこの映画でも極めて輝いていたのが、演出家役をやったゲイリー・ビーチ。今作でトニー賞受賞。
彼はブロードウェイ版の今作でも同じ役をやってる俳優らしいです。
笑ってしまった自分が悔しくなるほどの表情を出すのだ。ドレスをきて華麗に皆の前に登場してきた瞬間。どんなに耐えようと思っても笑うよ。本当。行動から何もかもオカシイんだよ。登場して台詞も言わないのに笑ってしまう。
また彼の子分たちがそろいも揃って強烈なキャラ。ピーコさん(エルトン?)のような衣装担当やHG、真島さんのような振り付け師。

帰りは少しだけスキップして帰りたくなったなぁ・・・。
あ、皆さん、これから見にいく方はエンドロールで急いで立ち上がらないように。サプライズが待ってますよ。

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