都会に舞い降りたシンデレラ
片田舎から、ニューヨークへとやってきたセレステ。ジャーナリストの夢を持つ彼女だったが、配属されたのは校正係。そんな中、彼女は隣人、カイルと友達になる。ある日、セレステはいとこの青年ダナを訪ねる。ゲイでのダナは、都会暮らしに悩むセレステのため、友人たちを集め、協力により、セレステはクールな美女に変身するのだが…。


規則的な時間ごとにブラックアウトでシーンが変わるので臭いと思っておりましたが、こちら映画ではなくテレビドラマだそうです。アメリカのテレビドラマはこんなもんですか?とがっかり。
もう何十年前のドラマかと思っていたらなんと2004年の制作作品だそうで。

ストーリーがベタベタなのはこちらも了承しているので文句はないのですが、実に演出が滑稽で、アメリカで映画という文化が日本よりも経済的に成り立っているのはドラマの質が低いからじゃないか?とさえも思えるつくりだった。
主人公が田舎から都会に出てきてファッションに関して黙ってられないオカマちゃんたち集団によって綺麗に生まれかわる。このベタベタなシーン。同じ女子としてこういうシーンが映画にあるといつもウキウキしますが、今回ばかりはわけが違う。
マスカラを使えばマスカラの、ヘア用品を使えばそのブランドのメーカーのパッケージデザインを必ずワンショット差し込んでから主人公が使うのだ。(しかも大真面目)トゥルーマンショーのネタですか!?これは!
いや、わかりますよ?クライアント様様だっていうのは。だけど未だこういう馬鹿げた演出で視聴者は騙されているの??

生まれ変わった主人公。これもまたみてびっくり。
ワンレンにきついメイクと濃い口紅。肩パットバリバリの真っ赤なボディコンに身を包み、耳元にはでっかいプラスチックの幾何学模様イヤリング、鏡をみた瞬間に思わず泣き出す主人公。
当然、「私がなりたかったのはこんなんじゃない!」っていう涙だと思ったならば、「私がこんな風に綺麗になれるなんて!」という嬉し涙だった。
えーーー!?未だアメリカでは「都会の出来る女」のイメージはこれですか?日本からみると、このファッションはバブル当時のジュリアナファッションですよ!?

主人公は「ロズウェル/星の恋人たち」のマリア役のマハンドラ・デルフィノ。そして相手役がメラニーでも似たような役と表情をしていたイーサン・エンブリー。彼等のファンが見るくらいでいいです。

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