DVD パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン 2006/04/07 ¥1,500
ある朝、唐突に思い立って仮病を使って学校をサボることにした高校生のフェリス(マシュー・ブロデリック)は、街を駆け回り、ズル休みを叱咤する校長の追及もうまくかわして友だちと完璧な1日を過ごす。 優等生でもスター生徒でもないフェリスが気ままに飛び回り、自由を謳歌する姿をみずみずしく描いた底抜けに明るい屈指の青春コメディー。

やっとこみつけて購入です。
特典映像はなし。値段が安いので諦めます。

ホームアローンの原点ともいえるジョン・ヒューズのどたばたコメディ。
それ以前の青春物、「素敵な片思い」に「ブレックファストクラブ」もいい作品ですが、これだけは格別。
「ブレックファストクラブ」で落ちこぼれ高校生たちがみんなで柵?の上にのってステップを踏むんだけれどね。当時友達同士で練習したものです。
とにかく私の中学時代の好きな映画は軒並みジョン・ヒューズにモリー・リングウォルドがセットにいて、プロムとチアリーダーに憧れていたのだ。
未だヒラリー・ダフやリンジー・ローハンなどに固執してティーン映画を見続けるのは当時のジョン・ヒューズ作品の面影をいつまでも追いかけているからである。未だ「それ系」の映画はジョン・ヒューズがお手本であり原点だと思う。

この映画はそんなジョン・ヒューズ監督でも最も愛している作品だ。
前述した青春ものと、これ以降に作るどたばたコメディの融合作品で、完成度の高いおもしろーい作品なのですよ。
改めてみるとフェリスは本当強引な奴で、自分が学校を休みたいがために高熱の友人を無理やり連れ出し、遊びまくる。
ずる賢さとラッキーさでスレスレのラインで先生にも両親にもばれないようにフェリスは遊びまくるのだけど、これが実に痛快だ。

どうも子供の頃、共感した人が大人になり改めて見ると腹を立てて「小生意気なガキが大人をなめやがって!」という気分になるらしい。気持ちはわかる。(笑 だってフェリスは非常にずる賢くて妹じゃなくても彼のラッキーさに腹が立ってくるのだ。
大人になると子供がさぼって自分が過ぎ去ってしまった楽しいことをしているのが悔しくなってくるのだと思う。

正義感もったてるだけだというのに酷い目にあってしまう可哀想なルーニー校長だとか、今みてもやはりジョン・ヒューズ監督のストーリーの組み立て方は上手だなと感心させられてしまう。
あ、余談ですがそのルーニー校長役のジェフリー・ジョーンズは映画中でフェリスに固執しすぎるところと目付がいやらしい!と密かに思っておりましたが、彼は確かこの映画の後、リアルでティーンの男の子相手の性犯罪で2度ほど逮捕されちゃいました。マシュー・ブロデリックをみる目付きは半ばホンモノ!?
その他にも、この映画にはジョン・ヒューズやチャーリー・シーン、妹役はダーティーダンシングのジェニファー・グレイも出演していて、今回みてブラボーな気分になった。
これからもきっと私は彼の作品の面影を追って、ティーン映画を愛していくと思う。

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